旅先でオービスに測定・撮影された
罰金を払いにまた行かねば?
たとえば、福島県の人が長野県で、自動速度取締機により測定・撮影された場合、呼び出しの通知は、長野県の警察からきます。
出頭してすることは、写真を見せられ、自白調書を取られ、キップを切られることです。
反則金は、全国どこの郵便局でも銀行でも払えます。
また、略式による罰金は、運転者の住所地のいわゆる交通裁判所で払うのが普通です。
免許についての処分は、運転者の住所地の公安委員会(警察)が行ないます。
つまり、ペナルティは、住所地のほうで通常はぜんぶ終わるわけです。
そして、違反処理は、なにより効率が大事です。自速機は次から次へと違反者を測定・撮影するわけで、それをどんどん処理していなかいといけません。
それで、福島の人が長野の警察から呼び出しを受けたとき、長野へ電話して「福島のほうでやってくれ」と求めると、普通は警察は応じます。
「ダメ? どうしても長野へ? 長野は遠いんで、仕事の都合で……」
などとズルズルもたもたしては困るわけです。ただし、そのようになるのは、「写真に写っているクルマはあなたので、あなたはこの日この時刻にここを走ったね?」との問いに、「はい」と答えた場合であるのが普通です。
不服があると伝えると、
「じゃあ、福島ではダメだ。長野へ来てもらうよ」
となるのが普通です。
違反地が旅先(遠隔地)であることは、運転者の屈服を誘う(つまり効率よく違反を処理する)ひとつの要素となり得るわけですね。
とはいえ、不服があるのに、出頭して写真を確認して調書を取られるまでの手続きを、住所地のほうで行なえた人も(私の知る限り少数ではありますが)います。
基本的には、測定値を認めないなど不服があることを伝えると、「じゃあ福島(違反地。旅先)のほうへ来てもらうよ。来ないなら逮捕だよ」などと強く言われるのが普通ですが、個別のケースが最終的にどうなるかは一概にはいえません。