信 号 無 視  

黄色信号で交差点に入ったのに
「赤無視」だとキップを切られた!!

 

 道路交通法施行令第2条が「黄色の灯火」の意味をこう規定している。
 

1  歩行者は、道路の横断を始めてはならならず、また、道路を横断している歩行者は、すみやかに、その横断を終わるか、又は横断をやめて引 き返さなければならないこと。

2  車両及び路面電車(以下この表において「車両等」という。)は、停止位置をこえて進行してはならないこと。ただし、黄色の灯火の信号が表 示されたときにおいて当該停止位置に近接しているため安全に停止することができない場合を除く。

 ところが、違反に当たらないケースでも、信号無視で取り締まりを受けることがある。その場合、容疑は「赤信号無視」となるのが普通だ。
 また、黄色になってから停止線の手前で安全に停止できるのに進行したケース、つまり実際に黄色無視をやったケースも、切られるキップは「赤信号無視」であるのが普通だ。
 どうして?

 理由は3つほど考えられる。
1、取り締まりの警察官にはノルマ(と呼ぶべきもの)があり、どんどん取り締まって実績を上げなければならない。
2、運転者は、疑問や不満があっても、「捕まったらオシマイ」と反則金を払ってしまう。
3、黄色無視で取り締まり、しかし運転者が「納得いかない」と争った場合、「黄色の灯火が表示されたとき」クルマはどの位置にいた のか、「安全に停止することができな」かったかどうか、微妙な立証を警察官は求められることになる。だったら、止まったかどうか2つに1つの、メンドウの ない赤無視でイク……。

 赤信号無視でも黄色無視でも、信号無視(道路交通法第7条の違反)には違いない。しかし、悪質性が違う。悪質性は、処罰を考えるとき大事な要素になってくる。
 施行令第2条により、違反に当たらない場合は、悪質性どころの話ではない。リッパな冤罪である。
 
 刑事処分についは、統計からして、いずれも不起訴となる可能性が高い。
 だが、その2点のために免停など行政処分の基準に達したという場合、事実がどうであっても、いったん取り締まりが行なわれた以上、他の違反の場合と同様、一般的には処分撤回は難しい。
 とくに、キップのサイン欄(「私が上記違反をしたことは相違ありません」と印刷されている)にサインした場合は、
「なんだキミ、現場では赤信号無視を認めてるじゃないか」
 と、突っぱねる格好の理由を警察に与えることになる。ご注意を。

 

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