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は じ め に

 


もっとも基本的なことです。

ここは必ず読んでね♪    

情報の橋渡し 

 

 交通取締りに納得できないとき、どうすればいいのか…。納得がどうこういう以前に、そもそも違反処理システムはどうなっているのか…。

 8000万ドライバー、ライダーは、ほとんど何も知らされていません。かえって誤ったことを教えられ 、泣き寝入りと無関心、無責任、迷信と憎悪が渦巻いているといえます。

 そして、交通違反処理のシステムは、法律の条文や教科書や警察の国会答弁などとはぜんぜん違った運用がなされていることが多々あります。
 本当のところは、法律の条文等からではなく、運転者たちの実際の体験の積み重ねを検討することからしかわからない 、そんな面が確かにあります

 私は、30歳のころから交通違反・取締りのこと、とくに、「取締りに納得いかないときどうすればいいのか」に関連することをもっぱら取材し、雑誌等に書いてきました。
 現在までに、ちゃんとは集計していませんが、全国から新規だけで軽く5000件を超えるご相談やご質問やご報告をいただいています。
 そうやって全国のみなさんからお寄せいただき集積できた貴重な情報等をもとに、ご相談等にお応えしているわけです。

 

 マニュアルはないの だ! 

 

 現時点でもっとも妥当な情報を、と慎重を期してはいますが、どのケースにおいても将来にわたっても絶対に正しいとは言い切れません。私の理解不足もあるでしょうし 、まだまだ情報不足な面もあるでしょう。

 そして、ここはよく心得ておいてほしいのですが、違反処理システムにおいては、担当の警察官、検察官のキャラクターやそのときどきの都合などによって、対応がまるで異なることがしばしばあります
 突拍子もないウソを平然と言われることもあります。地方によって運用が異なる場合もあります。
                            
 要するに、学校の試験などと違ってこうした手続きには、「こうすれば必ずこうなる」 という正解がない、といえるかと思います。法律の手続きではありながら、「誰でも同じボタンを押せば同じようにピンポーン(またはブー)と鳴る」というものでは必ずしもないのです。

 ですから、
「よくわかんないけど、指示にしたがってうまく渡っていこう」
「自分ではナニも考えず、マニュアルに目を落としたまま 、正解のボタンをつぎつぎ押してトクをしよう」
 というような心構えでは、到底うまくいかないだろうと、多くのナマのケースを見てきて私は思います。強く思います。

 

 拙著の一部は、最高裁判所の裁判官図書室にもあります。検察官の机の上に拙著があったという話も、ときどき聞きます。
 人にもよるのでしょうが、彼らも運転者たちの手の内を研究している わけです。                         

 私を「先生」と見なして教えを乞おうとしたり、私が書いたことの一部を表面だけマネたりしては、
「ナンだ、こいつは。自分では何の考えもなく、ただただ違反をチャラにしたくて 、今井の著作の読みかじりをマネているだけじゃないか」
 などと嗅ぎ取られ、不利な扱いを受けることが予想されます。
 そういう面からも、ご自分でよく考えての工夫が大事と思われます。

 

じゃあこのFAQは何か 

 

 結局、自分で考え自分で工夫して道を切り開く…それが基本だと思います。
 しかし 、違反処理システムはどうなっているのか、自分がどこに立っているのか、そうしたことがわからなければ、工夫のしようがないでしょう。
 勘違いから、あるいは巧妙なウソにだまされて、あとで大いに後悔する選択をしてしまうことになりかねません。            

 自分は今どこにいて、周りにはどんな道があり、それぞれの道の先はどうなっているのか…。そのへんがだいたいわかっていれば、少々思いがけないことがあっても 、なんとか歩んでいけるしょう。そのための情報を、FAQなどで提示しているわけです。    
 FAQなどにある情報は、あくまで参考とし、ご自分で考え工夫して道を切り開いていく、そういう姿勢というか気概が、いちばん大事だろうと痛感します。

 

 なお、ご存知ない方もおいででしょうが、私は著述業です。持てる知識と見解についての発表は 、もっぱら雑誌等で行なっています。当HPにあるのはその一部というか、ごく基本的なものであることはご承知おきください。

 

「主張に自信を持つ」とは 

 

 自分(の主張)に自信がないと、ウソや脅しにすぐグラグラしてしまうものです。警察官や検察官は、考えの甘さや自信のなさを見抜くプロといえます。弱いところは攻めて、攻め落とします。
 

 自信を持つためにいちばん大事なのは何か。それは、
「自分の主張は単なるワガママではないのか。自分と異なる考え方の者の前でも堂々と主張できる不服なのか」
 と、よくよくチェックすることでしょう。

 そして、厳しくチェックしても自信を持てるためには、当然のことながら、普段から安全運転を心がけておく必要があるでしょう。ワガママ勝手に漫然と運転しておいて、捕まってから「自信を持てる主張」をコネあげようとしても、なかなか厳しいだろうと思われます。 

 どんな場合もすべての交通規則をすべて守れ、とは言いませんが、
交通規則をひとつの重要な参考要素とし、自他の安全および交通の安全を守ること、これは 、規則や取締りがどうこうには関係なく、運転者に課された当然の責務です。
 きちんと責務を果たし、それでも取締りを受けたら、きちんと不服を主張する、そういうことなのだろうと私は思います。

 

イジワルで厳しいチェック 

 

 不服を主張していく場合、これからあなたが会う警察官、検察官、ときによっては裁判官は、あなたの味方ではありません。 彼らも人間ですから、いろんな人がいますが、しかし基本的には「違反処理システムの一部」であると、そう覚悟しておくべきでしょう。
          
 彼らは、いろんな角度からアラを探して突きつけてくることがあります。
 あなたの主張が、あなたの仲間うちでだけ、 「そうだそうだ。警察は汚えよなあ!」と賛同してもらえるにすぎないものだと、違反処理システムにおいては、ボロクソに叩かれかねません。カッコワルイ、みじめなことになってしまいます。
      
 もちろん、そこはご自分でよくよくチェックされているでしょう。
 しかし、本人によるチェックはどうしても甘くなってしまうものです。

 そこを考えて私は、あなたのご説明のこの部分を、当局はこう見なすぞ、こう応じてくるぞと、イジワルで厳しいチェックをすることがあります。ご了承ください。

 

 

そうやって考えること自体が 

 

 最後に、大事なことを申し上げます。
 多くの運転者があまりにも安易にカネを払うことが、交通の安全&円滑には関係のないノルマ消化の取締りを支えている、これはひとつの事実といわざるを得ないでしょう。
 そこで 、「とにか
くナンでもカンでも争ってダメージを与えろ」という方もおいでかもしれません。しかし、私はそのような考え方には立っていません。

 

 ご自分の不服をよくチェックした結果、
「こりゃ、やっぱ自分のワガママだわ」
「無実だと確信してたけど、よくよく当時をふり返ると、やっぱ測定値は正しいわ」
 と思えば、反則金を払うなり、略式の裁判に応じて罰金を払うなりするのも、ひとつの勇気だろうと私は思います。

 また、明らかに取締りが不当でも、人にはそれぞれいろんな事情や心の状態があるものです。悩んだ末、あきらめざるを得ないときもあるでしょう。それに対し、「ふがいない」などと言うつもりは毛頭ありません。
                   
 どうすべきかよく考え、ご自分でいちばん納得できる(後悔の少ない)道を選びましょう。
 そうやって考えること自体が、今後の運転に大きなよい影響をもたらすだろう、と確信します。
 反則金や罰金を払うという行為は同じでも、「捕まったらオシマイだ。ちぇっ、バカ野郎」と投げ捨てるように払うのと、不服を主張して争うかどうかよくよく考えた末に払うのとでは、ぜんぜん違うはずと私は思うのです。

 

 

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