りんごのエッセイ「大きくなったら何になる?」
9章「棚からぼた餅?海外生活」

@厳冬のNY
AOHIOでのクリスマス休暇
BOHIOの食生活
Cゴミ収集、なし
D家事の省力化
Eガスのない生活
F大きな車
Gクリスマスパーティー
Hクリスマスの飾りつけ
I日本の無駄遣い「新聞広告」

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2005年9月2日金曜日8:30

@厳冬のNY

北海道と同じ程度で非常に寒いが、
室内は日本よりもずっと暖かいぐらい・・・とは、
言われてきたものの。

12月中旬にケネディ空港に降りた時は・・・、
ここまで寒いのかっ!!と思いました。
“鼻の中が凍る気がする”というのは、
こういうことなのかと実感しました。

ああ、大丈夫なのか、赤ちゃん。
こんなところに来ちゃって。
・・・でも、そういう思いをしたのはほんの1分ぐらいでした。

雪の中、すぐタクシーに乗り込み、車から降りると、
屋根があるので濡れずにアパート内に入りました。

アパートにはドアマンが立っています。
治安のためだと思うのですが、
大抵のアパートにはドアマンがいました。
夫にドアマンに紹介されてからエレベータに乗りました。

ドアマンは白人のシルバー世代の方でした。
私に向ける笑顔はにこやかですが、
「オレの知らない奴は入れないゾ」的な雰囲気も感じました。
出入りの度に、ドアマンの方に
必ず挨拶をして出入りすることになるのでした。

「治安の良くないNYにいる」ことを感じたドアマンの存在でした。

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2005年9月5日月曜日9:00

AOHIOでのクリスマス休暇

NYは12月中旬だったので、
クリスマスの飾りつけが街中とてもきれいでした。

NYでの生活が少し落ち着くと、
OHIOに行くことになりました。

CHICAGOで小さな飛行機に乗り換えOHIOへ。
あまりに小さいBaby連れなので、
みんなに声をかけられました。

そうなんです。
USAにいる間、どこにいても感じたことですが、
みんな子連れに優しい。

30分外にいたら、
必ず誰かには声をかけられました。
私にではありませんが、子どもに。
でも、大抵は私が返事をします。

投げかかられた言葉は他愛もない内容です。
「Hello〜」「How old?」(Babyを示して)
「boy?or girl?」「So pretty!」
「Hi,My honey」

ただ子連れの私には、
とてもありがたく思いました。

赤ちゃん連れの私は、
周囲に常に迷惑をかけているような気がして、
とても申し訳ない気分でいたので、
見知らぬ周りの人に、
にっこり笑いかけていただけるだけで、
本当にほっとしたものです。

日本にもそんな習慣はあったと思うのですが、
もうずっとなくなってしまっていますね。
少なくとも私は東京に戻ってから、
ほとんど誰にも声をかけられなくなり、
NYを懐かしく思ったものでした。
(・・・なので時々、私は見知らぬママに声をかけることがあります)

周囲の方が親切だったので、
Brizzard(嵐)で飛行機がキャンセルになったり、
荷物が着かなかったりしましたが、
空港から車をとばして1時間以上かけて、
(高速道路のようにすごいスピードで走っていて)
無事に夫の知り合いであるBearlのお家に着きました。

ド田舎だからと言えばそうなんですが、
自分の家の郵便受けまで歩いて10分ぐらいの広大なお家。
「百聞は一見にしかず」と思い、
↓に写真をアップしました。


ここに2週間滞在しました。この写真は夏ですが、
クリスマスの頃は全てが真っ白でした。

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2005年9月7日水曜日10:00

BOHIOの食生活

OHIOのお家は本当に人里離れたところでした。

郵便も新聞も毎日はなく、
来る曜日が決まってきました。

雪に埋もれて、外出もめったにしません。
食物はどうするんだろう?と気になりました。

Bearlの奥さんのJoanが作ってくれるのですが、
包丁はほとんど使いません。
・・・っていうかナイフ?
それもヘンケルでかっこよくしまってあるけど、
ぜんっぜん切れない!
100均の包丁レベルの切れ味。

それをたまに使うときは、
ほとんど生で出てくるものを切るぐらい。
トマトとかキュウリとか。
カリフラワーが“生”で出てきた時にはびっくりしましたよ〜

食事は、缶詰が多かったです。
巨大な冷蔵庫がキッチンと地下にあり、
缶詰ストッカーには、ずらりとお店のように缶詰が並んでいました。
Campbell's製の缶詰をパカン、パカンと開けて、
お鍋で暖めてスープ、
クラッカー類、パン(冷凍庫から出てくる)・・・という感じ。

キッチンは汚れないし、
時間も手間もかけてない。

イメージは「食事」というよりも「エサ」?

でも、まぁ、そうひどくまずいわけでもなかったです。
夫は私が食生活にうるさい人間なので、
とても心配していましたが。
毎回、何が出てくるのか可笑しかったですね。

こんな食生活なのに、
デザートのスィーツは毎回作るんですよ〜
JELLOを固めるだけ、が多いのですが(^.^;

その代わりに、彼らは毎朝、
何種類もサプリメントを摂っていました。

こんな食生活でも、結構、
人は長生きできるもんなんだなぁ〜と思いました。
(現在Bearlは80歳後半)

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2005年9月8日木曜日17:00

Cゴミ収集、なし

郵便も毎日来ない、と書きましたが、
当然のことながら、
ゴミの回収がありませんでした。

最初は驚きましたが、
それほど困ったことではないことにも、
すぐ気づきました。

生ゴミは一切でないのです。
元々、生ものをあまり食べていないということもありますが、
少々使うじゃがいもの皮や野菜の切れ端は、
ディスポーザーで流してしまうからです。

ディスポーザーというのは、
流しの排水溝にすごいカッターみたいのが付いていて、
細かく砕いてそのまま流してしまうのです。

都市部で行ったら、
下水には非常に負担がかかるのでよくありませんが、
写真の通り人口密度が極端に少ないため、
流したとしても・・・まぁ大丈夫なのでしょうね。

60代、70代の2人が生活しているので、
紙ごみなど少々でるゴミは外で燃やすのです。

ここで非常に申し訳なかったことがありました。
長男は3ヶ月でした。
日本では布おむつでしたが、
この時は紙おむつを使っていました。
紙おむつがなかなか燃えない・・・と言いながら、
Bearlが時々、ゴミを燃やしていました。

それまでゴミの収集があることを
当たり前だと思っていたのですが、
ディスポーザブルは環境にあまりよくないにしても、
自分で出したゴミは自分で始末する姿を見て、
自分を省みるものはありました。

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2005年9月10日土曜日14:00

D家事の省力化

Joanは家事をあまりしてないように見えました。

大きな食器洗い機で、食器を洗い、
洗濯物は乾燥機、
掃除機をかけるのはBearlでした。

食器洗い機は、
普段は二人だから一日1回だけと言い、
私達の滞在中は朝と昼の分、夜の分と2回使っていました。

実はNYのアパートにも食器洗い機はあったのですが、
当時の多くの日本人同様、私も使っていませんでした。
軽くは洗って入れなければいけないので、
わざわざ食器洗い機を使う必要が見出せなかったからです。
でも、Joanの使い方を見ていて、
NYから帰ってきたらすぐ使いました。

使い出すと、洗濯機を使うのと同じ感覚で、
お皿は機械に洗ってもらおうという感じになったからです。
(特にそれまでお皿を洗っていた夫が購入に前向きでした)

洗濯物は一切干しません。
全部乾燥機を利用していました。
衣類乾燥機はNYにいた時は、
アパートに洗濯機がなくて、
フロアに2台の洗濯機と乾燥機があり、
1回1回お金がかかったので、
全部干していましたが、
帰国して、ガス乾燥機を買いました。
当時のものでも4キロの洗濯物が45分で乾き1回28円と
CMでやっていました。

本当に全然、生活が違うのだなぁ〜と
驚くことがたくさんありました。


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2005年9月12日月曜日9:30

Eガスのない生活

Aにあるようなお家なので、
ガスがきてません。
プロパン屋さんすら来てくれなそうです。

水と電気は来ています。
ガスがなくても、料理は凝ったこともしないので、
(揚げ物なんてしないし、
炒めるのすらめったにしないので)
火力は問題ありませんでした。

あと、生活に大きく関わるのはお湯です。
OHIOのお家は電気温水器を利用していました。
大きなタンクに一定の容量を貯めておくそうです。
ゲストルームが3つあり、
BearlやJoanの子ども達が何組か泊まっても、
全く問題ないと言っていました。

・・・ところが、宿泊した1日目に、
お風呂の途中で水しか出なくなってしまったのです。
夫と長女が先に入っていました。
ベビーと私が入っていて、
二人ともバスタブに石鹸だらけで浸かっている途中でした。
私は髪を洗っている途中で
水しか出なくなってしまったのです。
びっくりしました。

外は氷点下。
電気温水器は一旦タンクにお湯がなくなってしまうと
お湯が出るまでに3〜4時間かかると言われ、
Joanがお湯をキッチンで沸かして
いくらか持ってきてくれましたが、
それはベビーのために使ったので、
私は、氷を溶かしたような冷たい水で
髪を洗いながすしかありませんでした。

JoanとBearlは、今までもっとたくさんのGestが
泊まった時だってたくさんあった、
10人泊まったって今まで一度たりとも
お湯がなくなったりしたことはなかった、
と首をかしげて不思議がりました。

私達は、そこで初めて、
きっと日本人の使う湯量が多すぎるからなんだ、
日本人が安全と水はタダだと思っているというのは
こういうことなのかと思いあたりました。
(今は安全な日本とは言えなくなってしまいましたが)

いつもいかにふんだんにお湯を使って
お風呂に入っていたか、
それを当たり前だと思って生活しているか、
自分達が当たり前だと思っていることが、
非常に狭い範囲のことに過ぎないことを感じました。

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2005年9月13日火曜日8:30

F大きな車

車でお買い物に出かけたのは、
車で30分ぐらいのスーパーマーケットと、
2時間ほど運転するショッピングモールでした。

車で30分と言っても、
出す速度が高速並みで、渋滞ももちろんないので、
15キロは離れていた場所ではないかと思います。
(feetで言われるので距離感がよくわからなかったのですが)

ショッピングモールは遠かったです。
フリーウェイ(高速道路は無料)も普通道路も
すごいスピード出したのに、
走っても走っても着きませんでしたから・・・
ウチから御殿場アウトレットに行く倍ぐらいに感じました。

車は大きいです。古いけれど。
ベンツやボルボより大きい『外車』サイズ。
東京だと駐車場に入らないところが多くて、
不便すぎて乗る人がいないぐらいのサイズでした。

ガソリンの燃費も良いものではありません。
ガソリンはすごく安いし
(それでも高くなったと言っていたのですが)
車に関しては、
郵便受けを見るにも車に乗るぐらいですから、
本当に『足』の感覚なんだなぁ〜と思いました。

私もLos Angelesに3週間ホームステイした経験がありましたが、
車の感覚に関して、アメリカ人とは違う気がしました。

日本でも電車の不便な場所だと、
車が必須になることは同じだと思うのですが、
地方では結構“軽自動車”とか、
省エネ対策の車が走っていると思います。

日本でもエネルギー問題に関しての意識は、
まだ高いとは言えない気がしますが、
ガソリンが安いアメリカでは、
全く眼中にないように感じました。

日本人は水をタダだと思っているかもしれないけど、
アメリカ人はガソリンを水みたいに
思っているのかもね、と夫に言いました。

(私は車の運転はするし、燃費もイマイチな
ワンボックスに乗っていますけれど気にはなります(^.^;)

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2005年9月14日水曜日8:30

Gクリスマスパーティー

BearlとJoanは私達のために、
big supriseを準備してくれていました。
クリスマスパーティーです。

誰が来るか教えてもらえませんでした。

   
↑は準備の料理。     部屋というか通路かな↑

gestがいらしてびっくり!

日本人でした!!

いらしたgestもびっくり!!
歓声があがります。
特に3ヶ月のベビーと2歳半の長女はモテモテでした。

兵庫県にある五色町という町とOHIOが
姉妹都市になる準備だったかな?
五色町の町長さんのお嬢さん2人と英語のできるお嬢さん1名が、
OHIOの市長さん宅にホームスティしていたそうです。

他にOHIOに住むたった2人の日本人を呼んだと聞きました。
40代の方は現役で警察のお仕事をされていると聞きました。
もうお一人は60代の方で専業主婦の元米軍に
お勤めのご主人がいらっしゃるシンコさんでした。

市長さん宅にお泊りのお嬢さん3名は、
昨晩はコックが家に来て、
すっごいデラックスなディナーを食べた、
おいしかったけど食事が合わず、
お腹の調子がおかしくて困っている、
ご飯と味噌汁が恋しい(;´д` ) と言っていました。
(後でシンコさんがご飯とお味噌汁を作ってあげたと聞きました

このpartyの縁で、シンコさんとは日本に帰ってからも
お手紙をやりとりしていたので、シンコさんが日本へも来たり、
OHIOのこの町の親善大使のような役割を
果たしたと後から伺いました。

ホームパーティーは、
NYでも何度かお呼ばれしたりしましたが、
紙皿、紙コップ、プラスチックスプーン&フォークを使い、
カジュアルな気分で、気楽にできて楽しいです。

私が友人と外で会うよりも、
家の方が好きなのは、
アメリカで経験したいくつかのホームパーティの
やり方が気に入ったからです。

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2005年9月15日木曜日23:00

Hクリスマスの飾りつけ

クリスマスをとても大事にしていると感じました。
日本のお正月と同じぐらいかな。

この日にしか使わないターキーを入れるお皿や、
大きなクリスマスツリー、
(クリスマスツリーと言えば、
アチラは本物=生の木が標準のように感じました)
部屋のあちこちにクリスマスグッズが飾られていました。

そしてクリスマスツリーの下にはプレゼント。
BearlとJoanは二人で暮らしていたので、
離れて暮らす子ども達から
プレゼントが贈られてきます。
(たくさんではありません。
やっぱりお金で贈る場合もあるみたいで・・・)
郵便で届くとそれはツリーの下に置かれました。
何日も置いておいて25日になったら開けるのです。

思いがけず私達へのプレゼントもありました。
長女へのプレゼントは白いクマのぬいぐるみでした。

お家の外壁には大きなクリスマスリースが飾られていました。
室内にもあちこちクリスマスの飾りがありました。

この、特別な日を迎えるための準備や、
気持ちがとても素敵に思いました。

帰国以来8年間毎年12月になると、
クリスチャンでもない我が家が、
家の外にはライトアップ、
室内にもあちこちクリスマスグッズを飾るのは、
Bearl&Joanにあの楽しいクリスマスをありがとう、という
感謝の気持ちと楽しい思い出の余韻を楽しんでいるからです。

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2005年10月11日火曜日10:00(ちょっと日がずれています)

I日本の無駄使い「新聞広告」

NYよりも日本の方が非常に無駄使いしていて、
涙がこぼれるほどもったいないと感じるものがあります。

それは新聞に挟まれてくる広告です。

NYの広告なんてペラッペラです。
日本は新聞自体も印刷がキレイ。
NYの新聞は持つと指がインクで汚れましたし、
紙質も断然日本の方がよいです。
でも、まぁ新聞はまだ目をつむることにしても。

広告の紙の上質さって、
なんで全然問題にならないのでしょう?
私はすごく不思議です。

折る時に手が痛むほど硬くて、
フルカラーで写真も美しく印刷されている広告。
これは特に都心ほどひどいとは思います。
(地方に泊まりに行くとそうでもないと思うので)

特にマンションの広告に胸が痛みます。
(デパートやショッピングモールの広告もキレイですが、
一番お金がかかっている広告は高級マンション)
日常的に買わない物、不要な人が多いのに、
高級マンションほど、上質な紙だったり。

この前、マンション広告に、
有名俳優さん出してご丁寧に“ロハス”なんて
言葉まで入れた超上等な用紙の広告を見ました。
本当にロハスな人は、
こんな紙の無駄には耐えられないよ・・・と思いました。

日本の新聞広告は立派すぎます。
これらの広告のために、
日本は外国の木をどれぐらい伐採しているか気になります。

一番安っぽい白地に単色の広告(小さなお店などの)。
それでも、NYの広告よりも上質な紙を使っていると感じます。


それと日本人の生活に欠かせなくなっている箱ティッシュ。
これも日本人特有の無駄遣いでしょう。
NYの箱ティッシュは値段が高い。
(日本のいわゆる特別高級なティッシュしか売っていない)
不思議とあまりティッシュは使われていません。
その代わりペーパーナプキンが安くて、
同じように消費するから、まぁ、これはおあいこ、かな。
紙カップや紙皿の利用率はアチラの方が断然高い。

でも、ティッシュや紙皿は、
まだ使ってから捨てているものです。

使いもしないのに、私の手を通過して、
ゴミとなってしまうキレイな広告たち。
こんな無駄は本当は許されない・・・と思います。
毎朝広告をたたむ度に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
でも、広告を折って小箱にしたり、
立派な作品を作るほど時間もないし。

・・・後は新聞を採らないという選択肢ですね。
広告がもったいないから新聞採るのを辞めましたというのは、
あまり聞いたことがないけれど、検討した方がいいのかな・・・

今日は休刊日だけれど、
連休前の広告はすごい量でした。

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