都市化が地球温暖化を促進

NASA調査
2001.11.07

 米航空宇宙局(NASA)は5日、人工衛星や気象観測ステーションの記録を基に、都市化が地球の平均気温を0.1度押し上げたとみられるとする研究結果を発表しました。

 過去百年で、地表近くの気温は0.6度上昇したと推定されています。原因は、二酸化炭素などの温室効果ガスが大気中に増加していることと合わせて、都市化の進展があげられています。都市は、日中蓄えた熱を放出する性質をもつアスファルトで地表を覆ったり、気温を下げる効果をもつ木を切り払ってつくられるからです。

 NASA研究グループは、都市化が及ぼしている地球温暖化への寄与がどれぐらいあるかを調べるため、人工衛星が撮影した夜の地表の明るさのデータを利用しました。

 下の写真は夜の地球の写真です(NASAのホームページより)。北米大陸とヨーロッパ、そして日本列島がくっきりと浮かび上がっていることが異様に映ります。



 全世界の7200の気象観測ステーションを、夜の明るさで、都市、郊外、田園の3つに分類。それぞれのステーションごとに観測データを解析した結果、都市化による気温の上昇は0.1度程度と見積もられることがわかったとしています。

<ニュース提供 NASA>