おばあちゃんの古ラジオ

 

小学生のハックさんは理科少年でした

クリスマスのプレゼントに何がいい?ときかれて

「電池と豆電球を買ってよ」と言う変った子でした

電気とは?と考えはじめたのはこの頃でした

自分で始めて作ったのは「鉱石ラジオ」でした

理科で習う「方鉛鉱」という鉱石

それが一番大事な部品でした

商品名は「Foxton」

出来あがってイヤホーンを耳へ

NHKの野球放送が民放の番組に

混信しながらきこえました

ご飯もそっちのけで聴いたものです

うれしかったのです

真空管式の”高一受信機でした

次におばあちゃんから古くて壊れたラジオをもらいました

中をバラして部品を取り出し

新しい部品を買い足して

まったく別のラジオを作って鳴らすのです

ラジオの製作雑誌を見よう見真似でやったんです

短波ラジオが見事に完成しました

お隣の中国の「北京放送」が強力に受信できました

われながらよくやったと感激に浸る小学生でした

学校の成績はこの趣味のために落ちる一方でした

でも勉強より百倍も魅力のあることでした

 

次に「ワイヤレスマイク」を作りました

無線送信機のいわばおもちゃですね

離れたところに自分の声が伝わる!

すごいことだとおもいました

自分がマイクに向かって喋る

友達が携帯ラジオを持って町内中をかける

電波は隣町まで届きました

将来HAMになって世界中とお話するとは

考えもしませんでしたが