なんといってもちっこい。そりゃカーデンロイド豆戦車(タンケッテ)の
一族なのだから仕方ないが。それにしてもKVなんかと並べると、それだけで
イジメに等しいものを感じさせてくれる。じつにいじらしくてすばらしい。
 
デザイン的には、おフランスやイタリアといった
悪名高いダメ戦車国のよりはまあまあ気合が入っていてなかなかこのましいと
いえなくもないが、しかしなんというか結果が見えてるという感じのこのしょぼさは
格別である。いずれにせよどう見ても勝てるメカでないあたり、歴史の裏方っぽくて
実にそそるものがある。
 
キットはRPMのもので、こんな小さいのに手間は異常なほどかかった。
予想通りパーツの合いは悪いし接着位置決めは難しいし、部品数は妙に多いし、という感じ。
スリ合わせの連続となるが、車体上下間にできる隙間など最早めんどくさくなったので
ハンブロール接着剤のパワーを信じて強引に圧着などしてしまった。
しかしそれで意外と何とかなるものである。ハンブロールはやはり大英帝国の産物だけあって、
万能ではないが偉大であるのは間違いない。
 
塗装は黒を下地として、基本的にラッカー系により
@マホガニー                   
Aドイツ空軍用RLM82(KVと同じ)      
Bタンとダークイエローを適当に混合させたクリーム色
の3色で迷彩を施した。
その後エナメル系でウオッシング&ドライブラシ。ドライブラシはバフとライトグレイで行った。
 
ドイツ軍のメカは微細なものでも妙に重厚だったりする。音楽に喩えてよくワーグナーやブルックナーが
引き合いに出されるが。それに比べるとコレはやはりショパンの国の産物か、と
つい思ってしまうのである。
 
ああ、あの余韻を大事にするピアノのノリでは帝国の戦車には勝てない。 
 
 
接写がきかないデジカメは苦しい。
ディティールが欲しい!
まだまだ野望への道のりは険しい。