本 の 解 説(少し前)




京都・清水寺舞台

moseの本の解説とまとめ1


「運命を拓く」中村天風(講談社)
「未解決殺人事件」タイム・ライフ編(同朋舎出版)
「ハッブル望遠鏡が見た宇宙」野本陽代、R・ウィリアムズ(岩波新書)
「強運な女になる」林真理子(中央公論社)
「女盗賊プーラン(上・下)」プーラン・デヴィー
「残りの雪」立原正秋(新潮文庫)
「失楽園(上・下)」渡辺淳一
「勝てば官軍」藤田 田(KKベストセラーズ)
「少年H(上・下)」妹尾河童
「イコン(上・下)」フレデリック・フォーサイス
「7つの習慣」スティーブン・R・コヴィー
「峠(上・下)」司馬遼太郎
「脳内革命」春山茂雄
「人間通」谷沢永一

「運命を拓く」

 この本は梅村マネ−ジャ−から薦められたもの、数多い天風氏の著書の中から選んでもらった価値ある一冊。中村天風氏の名前を聞いたことはあるが、良くは知らないというそこのあなた、そうあなたには是非読んでいただきたい。「人間の健康も、運命も、心一つの置きどころ。心の思考が人生を創る。」「勇気は常に勝利をもたらし、恐怖は常に敗北を招き。」天風先生が言うんだから間違いないね。

「未解決殺人事件」

 神戸市須磨区小学生殺害事件の容疑者の少年が読んでいたとされている因縁めいた一冊。組立はT「ゾディアック」、U「評決」、V「映画監督の死」、W「消えたホッファ」の4部に分かれていて、今回関係のあるところはTの「ゾディアック」のみである。4部全てが真実の未解決殺人事件ではあるが、U、V、Wに関しては読むに値しない内容と書かせてもらいたい。「ゾディアック」については、クリント・イ―スト・ウッドの「ダ−ティ−ハリ−」にも使われているほど有名な事件らしい。確かに、声明文が新聞社に送られてきたり、今回の事件に影響を及ぼしているようでもあるが、直接の関係は見あたらない。

「ハッブル望遠鏡が見た宇宙」

 私たちの住所は「大宇宙、おとめ座超銀河団、局所銀河群、天の川銀河、オリオン腕、太陽系、地球、日本国、埼玉県、…」ということだそうである。そして、宇宙の年齢は140億歳、私は40歳。う〜ん、まだまだ私も未熟者と見た。バカなことばかり考えていないで話を進めましょう、ハッブル望遠鏡とは、現在人工衛星に取り付けられているただ一つの望遠鏡のこと。つまり、その映像、写真は我々人類が今まで見ることの出来なかった宇宙の姿まで鮮明に見せてくれているのです。写真を見ているだけでも、男のロマンを感じるね〜。

「強運な女になる」

 男にはどうしても理解できない「女性」という存在、その気持ち、その思考回路を垣間見るためにも、一冊読んで置きましょう。ブランド志向ね?

「女盗賊プーラン(上・下)」

 カ−スト制度の色濃く残るインドの小さな部落で生まれ育った少女が、犬・猫のように虐待されながら女盗賊となり、国会議員になってゆく半生が描かれている。教育を受けることもできず、字を書くことも、読むこともできない女性の本として、また女性にとって酷すぎる虐待の様子にカ−スト制度を知らされる意味でも大切な一冊。

「残りの雪」

 「失楽園」なんて目ではない、20年も前に書かれたものとは思えない作品。「失楽園」と同じように、日本経済新聞に連載され、内容も似ているが中身が違う、登場人物の人間としての厚みが違う、なんといっても文化の香る一品です。私も、一度でいいから坂西浩平のような男になってみたいものだ。みなさ〜ん。工藤保之にだけはならないようにしましょう。

「失楽園(上・下)」

 55歳の妻子あるサラリ−マン男性と38歳の人妻とも恋愛が、阿部定事件・有島武郎事件などを絡めて描かれている。男なら誰でも一度は考える現実からの逃避願望を紙上で満たす一冊。日本経済新聞に連載され、人気に応えて本に、映画にと展開した一品。

「勝てば官軍」

 「資本主義社会では、金さえあれば人生の問題の99%は解決できる。」と言いたい放題のいやな本である。年商3,000億円企業のTOPだからこそ語れる、経営の姿勢「勝てば官軍」を痛いほど知らされる一冊。悔しいけれど、その通り。

「少年H(上・下)」

 子供の目で見た戦争当時の体験談がほのぼのと描かれている。子供でも読めるよう漢字には殆どフリガナが付けてある。

「イコン(上・下)」

 崩壊後のロシアを舞台にしたフィクション。エリツィンの次に現れる指導者の知られざる一面を暴いて行くスト−リ−の中に、ノンフィクションではと疑いたくなるほどリアルな作品に仕上がっている。フォ−サイスの最後の一冊となります。頑張れ!ジェイスン・モンク

「7つの習慣」

 仕事においても、家庭においても身につけて おきたい7つの習慣。(主体性を発揮する・目的を持って始める・重要事項を優先する・WinWinを考える・理解してから理解される・相乗効果を発揮する・刃を研ぐ)世界中で大ベストセラ−となっただけの価値のある一品、今までの自己啓発本の集大成的な一冊ともいえよう。

@主体性を発揮する。       依存(あなた)

A目的を持って始める。       ↓     

B重要事項を優先する。      自立(私)  

CWinWinを考える。           

D理解してから理解される。     ↓     

E相乗効果を発揮する。      相互理解(私たち)

F刃を研く。             

「峠(上・下)」

 戊辰戦争を生きた河井継之助の武士道から男の生き様を見る。聞いたことのある名前が次次と登場し、人物を通して幕末の歴史を知るだけでなく、現代の日本人を分析する上からも読んでおきたい一冊。

○スト−リ−は書けませんので、登場人物などを順に羅列しておきます、内容を読みとってみて下さい。

・越後長岡藩 牧野家 河井継之助、桜田門外の変 井伊直弼(水戸藩士に)、王陽明(おうようめい)、上杉謙信(不識庵) 、山本帯刀(たてわき)→山本五十六(いそろく)、豊太閤(ほうたいこう)、東照権現家康、古賀謹一郎、福地源一郎「江湖新聞」 、西郷吉之助隆盛(薩摩)、山県有朋、狂介(長州)、勝海舟麟太郎(りんたろう)、榎本武揚(たけあき) 、ファブルブランド(スイス人)、土田衡平(こうへい)、陸奥宗光(むつむねみつ)、坂本龍馬「海援隊」、吉田松陰「松下村塾」 、吉田稔麿(としまろ)、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、長州毛利家、薩摩島津家斉彬(なりあきら)、武田信玄、藤堂高虎(たかとら) 、牧野忠恭(ただゆき)→忠訓(ただのり)、山田方谷(ほうこく)、会津 松平容保(かたもり)、新撰組 土方歳三、池田屋の変 、板倉勝静(かつきよ)、大阪 緒方洪庵(こうあん)、佐賀 鍋島閑そう、一橋慶喜(よしのぶ)徳川、山内容堂、松平春嶽、伊達宗城(むねなり) 、大久保一蔵利通(薩摩)、蛤御門の変(長州)、水戸徳川斉彬、岩倉具視、後藤象二郎(土佐)、小松立帯刀(たてわき) 、大政奉還、小栗上野介忠順(ただまさ)、板垣退助(土佐)、花輪馨之進(けいのしん)、桂小五郎(長州)、播州兵庫赤穂 浅野匠頭長矩(たくみのかみながのり) 、福沢諭吉「西洋事情」、がい臨丸、箕作秋坪(みつくりしゅうへい)、エドワルド・スネル、渋沢成一郎(彰義隊)、渋沢栄一、秋月悌二郎(ていじろう) 、昌平こう、桑名 松平定敬(さだあき)−容保の弟、桑名 立見鑑三郎、尚文(なおふみ)、雷神隊、肥後熊本 池辺吉十郎、鳥羽伏見、小山良運、正太郎 、三間市之進、古屋左衛門、今井信郎→竜馬を殺した。、五稜郭、岩村高俊、精一郎、薩摩 黒田了水(りょうすい)、清隆、時山直八(長州)、木戸孝允(たかよし) 、長州 毛利敬親(たかちか)、長岡 加藤一作、小笠原長行、慈眼寺(じげんじ)、今泉鐸次郎(たくじろう)、西園寺公望(さいおんじきんもち) 、薩摩 伊地知正治、大山巌(いわお)、野津鎮雄(しずお)、長州 大村益次郎、戊辰(ぼしn)、山田市之允(いちにじょう)、顕義(あきよし) 、松下村塾、松本良順 

「脳内革命」

 プラス発想が脳に与える影響やストレスの毒性などが医学的に分かり易く説明してあり、2では具体的なHow toが書かれており、健康面においても気持ちの大切さを知る。98年のベストセラ−として奥様方に大変な人気がある。

「人間通」

 「他人の気持ちを的確に理解できる人を人間通と謂う。」そうである。谷沢永一の数多い著書の基礎となっている「人間通」について書かれた作品として、一度読んでおいた方がいいのではなかろうか。ただ、漢字がやたらと難しく、辞書をひきながら読んでいけば、かなり漢字の勉強になるほどである。また、後半の1/3は高等官僚批判が強く読みにくいが、内容の濃い一冊であることに間違いはない。
 

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