8 鍼灸マッサージ健康保険の取扱い方4

1999/04/10
鍼灸保険情報センター



※鍼灸マッサージについて保険取扱をお考えの方は、先ず「療養費の支給基準 平成16年10月版 」(社会保険研究所刊 定価1,575円 )をよくお読みください

 鍼灸マッサージ保険取扱
 第1巻 標準テキスト中級編



 第1章 保険取扱いの手続きについて

 1 国民健康保険・老人医療・助成の保険取扱い手続きについて
 通常、特別の手続きは必用ありません。

 2 
政管健保・組合康保の保険取扱い手続きについて
 通常、特別の手続きは必用ありません。

  
共済組合の保険取扱い手続きについて
 通常、特別の手続きは必用ありません。
 共済組合によっては、受領委任払い契約を結ぶ必要がある場合がありますが、所定の用紙を送ってもらい速やかに受領委任払い契約をしましょう。


 4 
労働者災害補償保険の保険取扱い手続きについて
 労災保険の取扱については、指定施術所として、労働基準監局に登録しなくてはなりません。

 4−1労災保険取扱者の登録の仕方
 所在地の都道府県「労働基準局」に連絡して、労災の指定施術所の登録をしたい旨を申し出て下さい。
 a)労働基準局から「労災保険指名施術所指名申請書」が送られます。それに必要な事項を書き込みます。
 b)鍼・灸・マッサージの免許証の写しを準備して下さい。
 c)施術所開設の時に保健所に提出した「開設届」の写し(治療室の平面図及び設備を記載したもの)を保健所から取り寄せて下さい。
(平面図及び設備内容の記載されていない「開設届証明書」しか発行しない保健所もありますので、その場合は平面図、設備 内容をB5の用紙に書き込んだものを併せて用意して下さい)
 d)指定・指名機関登録(変更)報告書に必要事項を書き込みます。
 以上4つの書類を労働基準局にお送り下さい。
 e)労働基準局から指定施術所の登録ナンバーが送られてきます。


 4−2 療養費の請求の仕方
 a) 関係書類は被保険者の会社に「診断書」「申請書」が用意してあります。
   会社の中の事故と通勤時の事故では書類が異なる(説明書参照)
     「一般労災」 「通勤労災」
   加害者がはっきりしている場合は承認されない
 b) 申請書は申請書に書いてある事業所の管轄監督署に提出
 c) 診断書に書き込んであれば、マッサージとはり・きゅう併療可
 d) 診断書は鍼灸マッサージ用の診断書でも可
 e) 施術料金体系異なる(料金は別紙)
 f) 一般の保険施術と異なる点
   医療との併用が出来る(医療先行は必要)
   鍼灸とマッサージを併術する場合は診断書は2種類必要
     鍼灸、鍼灸とマッサージ、鍼とマッサージ、灸とマッサージ、マッサージ
   回数制限無し
     一回の診断書で6カ月施術出来る/その後は診断書(3カ月毎)
   一年後は施術出来るが書類が異なる(会社に用意してある)
      その書類は患者自身が会社に提出
      医師の承認、監督署の承認を得る(補償金の問題がある)


 労働基準監督署への申請文
 ▽サンプル

     労働基準監督署 殿
                           施術所名
                           申請者名
 住  所

 労災保険指名施術所申請書送付について

 労災保険の指名施術所として指名を受けたく、関係書類をお送り致しますので宜しくお願い申し上げます。
 なお指名されました時は「労災保険におけるはり、灸及びマッサージ」の施術に係る保険給付の取扱いの諸条項に基づいて施術を担当します。
 宜しくお願い申し上げます。

 平成   年   月   日


 5 生活保護の取扱い手続きについて
 生活保護法による鍼灸マッサージの保険取扱には施術所の取扱登録が必要です。
 *マッサージ施術者の施術所登録の仕方
 a)登録希望者は施術所所在地の福祉事務所ご連絡下さい。(最寄りの福祉事務所)
 b)「生活保護法マッサージ施術者登録申請書」が送られます。それに必要事項を書き込みます。
 c)上記書類とを”マッサージ免許証の写し”とを福祉事務所に送ります。

 *鍼灸施術所の登録の仕方
 a)法人鍼灸マッサージ団体経由の都道府県があります。
 b)登録の仕方は施術所所在地都道府県の生活援護課に連絡して下さい。


 6 自動車賠償責任保険の取扱い手続きについて
  患者さんが来られたときの対応と対策について説明いたします。
(1)患者さんに対する質問
 a)賠償責任保険会社(保険会社)の会社名、担当者名
 b)事故の状況と傷害の内容
 c)医療機関での治療内容と経過内容


(2)鍼灸マッサージの施術における保険会社との交渉
 a)交渉の責任を誰にするか
  ア、患者 イ、施術者
 b)支払方法と金額
  ア、患者請求 イ、施術者請求


(3)交渉成立後の問題について
 a)治療内容について、誤解の無いようにする
 b)保険給付申請書の作成は患者とよく打ち合わせて行う


 7 スモンの取扱い手続きについて
 a) 難病認定の手帳を確認
 b) 都道府県庁の担当者に連絡
 c) 担当者からスモン関係書類を送ってもらう
 d) 関係書類の都道府県庁への返送
 e) 治療券が送られて来る
 f) 同意書は不要
 g) 施術に関しては都道府県庁と直接交渉してよい


 8 被爆者の保険取扱い手続きについて
 都道府県衛生部(部の名前は都道府県によって異なる)
 公費負担分の請求は
 a) 一般疾病医療費支給申請書 様式第12号 保健所にて準備
 b) 同意書(コピーでも可)
 c) 委任状
 d) 領収書
 e) 支給決定通知書



 第2章 申請書を書く準備

 1 カルテ記録すべき項目

  a) 患者本人の氏名
  b) 患者本人の生年月日
  c) 患者本人の性別
  d) 患者本人の住所
  e) 患者本人の被保険者との続柄
  f) 被保険者の氏名
  g) 被保険者の生年月日
  h) 被保険者の事業所名
  j) 保険証の記号・番号
  k) 保険者の名称
  l) 保険者の番号
  m) 保険種別
  n) 助成種別
  o) 老人医療受給者番号
  p) 公費受給者番号(乳・障・親・傷)、老人助成
  q) 公費負担番号


 2 用意すべき同意書・支給申請書等用紙の種類
 a)同意書・診断書
  同意書・診断書用紙(鍼灸用・マッサージ用)
 b)療養費支給申請書
  A コード300用紙
  B コード400用紙
  C 国民健康保険申請用紙
  D 退職者国民健康保険申請用紙
  E 老人保健申請用紙
  F 助成申請用紙 2種(乳障親傷用)(老人助成用)
  G その他、統一用紙でない市町村の申請用紙(必要に応じて)


 3 医療保険の種類と申請用紙
 1職域保険
 ◎被用者保険
  ○一般被用者保険
    政府管掌健康保険(コード300)
   (日雇特例被保険者)(コード300)
   組合管掌健康保険(コード300)
  ○特定被用者保険
    船員保険(コード300)
    国家公務員等共済組合(コード400)
    地方公務員共済組合(コード400)
    私立学校教職員共済組合(コード400)
 ◎自営業者保険
  国民健康保険組合(コード300)

 2地域保険
 ○市町村国民健康保険(国保用紙)(退職者国保用紙)

 3その他
 ○老人医療制度(老人医療用紙)
 ○公費負担医療制度
  老人医療(老人助成用紙)
  福祉医療(福祉助成用紙)
   a)障害者医療
   b)乳幼児医療
   c)母子家庭医療
   d)戦傷病者医療
 ○労働者災害補償保険(労災専用用紙)
 ○生活保護法の医療扶助(生活保護専用用紙)
 ○その他の公費医療
  結核予防、児童福祉育成療育・原爆、精神衛生、麻薬中毒、公害、特定疾患、小児慢性特定疾患、児童福祉施設在所者の医療がある。
 ○自動車損害賠償責任保険
 ○日本学校安全会の災害共済給付


 4 記入についての注意事項
  a) 黒インクを使用し、ボールペンはなるべく使用しないこと
  b) 印鑑の肉は朱肉とし、スタンプインクは使用しないこと
  c) 申請書の左側の欄は被保険者が書き入れることになっていますので、訂正の時は患者の印鑑を、申請書右側の欄は施術者本人が書き入れることになっていますので、訂正の時は施術者の印鑑を押して下さい。



 第3章 療養費支給申請書の書き方(※現在のところ当サイトでは案内をしておりません)

 1 コード300申請用紙の書き方

 2 コード400申請用紙の書き方

 3 国民健康保険・老人保健・その他の支給申請書の書き方



 第4章 申請書発送簿の書き方


 第5章 療養費申請書の提出の仕方


 1 被用者保険(コード300用紙)を取扱う場合の添付書類
  A 同意書・診断書(一回目)
  B コード300用紙

 2 共済組合保険(コード400用紙)を取扱う場合の添付書類
  A 同意書・診断書(一回目)
  B 委任状
  C コード400用紙

 3 国民健康保険・老人保健を取扱う場合の添付書類
  A 同意書・診断書(一回目)
  B 統一用紙又は市町村専用用紙(統一用紙でない場合)



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