阪急ファン野球難民に携わる 〜野球難民出版まで〜


野球難民表紙

2005年5月。

「野球難民」という本の発行の、お手伝いをすることになった。
きっかけは著者である吉岡悠さんからのメールである。
5月のある日、当HP「阪急ファンでいこう!」を見て、という事でこちらに連絡を下さったのだ。吉岡氏は昨年「合併反対―2004年夏、プロ野球ファンの抵抗という本を出版されたグループのお一人で関東在住の近鉄ファンとの事であった。

あの合併を乗り越えたファンたちの、その後を書きたい、と執筆を開始されたそうだ。


メールを見たときの「野球難民」というタイトルにグッときた。

「あ、俺や、これ」と思ってしまった。衝動的にすぐに本人とコンタクトをとった。それから数日後には本人ともお会いして、いろいろと有意義な話を聞いた。その上でアンケートの制作にも関わらせて頂くお願いもさせて頂いた。

こちらがお願いされたのは、このアンケートの協力者を紹介することなど。彼は昨年の出版時に近鉄ファンおよび関係者とは多く接触したそうだが、やはりオリックス(ブルーウェーブ)ファン側に人脈が少ないということだった。


僕自身も昨年メディアで取り上げられたいわゆる「合併問題」は、消滅する近鉄側のみに焦点があてられてるきらいを感じていたし、そういった片側だけの意見や発言だけが発信される事に苛立ちを感じていた。

オリックスファンも言いたいこと、思うことがもっとたくさんあったのではないか。

ウチのHPに来てくれる人たちもきっと同じ気持ちだったと思う。今回のような本の出版の話に積極的に関わっていくことで、少しでもそういう機会を作れたらいいなと考えた。

そしてそのためにもこのホームページで知り合った人たちの協力に頼りたいと。

1988年の阪急ブレーブス球団売却以来、既に「野球難民」となった自分たちの経験を少しでも伝えられれば・・・。

果たして、2005年11月15日に無事「野球難民」が発売されることとなった。

当時は、突然アマゾンに情報が掲載されていて知った次第。それによると「オリックスファンだって辛いんです」という項がある。自分のインタビューを思い返して、恐らくこれが、自分の記事ではないか。

2ヶ月ほど前にインタビューを受けた内容を、吉岡氏が書き起こしてくれて、それを校正(訂正?)するという作業があった。

正直、自分が喋った内容を読み返して顔から火が出るほど恥ずかしかったのだが、「自分が喋ったことには責任を持とう」という事で、ほとんど直さずにお返しした。



吉岡氏の以前の著書


写真もいくつかお預けしていたので、どの写真が掲載されているのかも当時は分からず。

しかしこのホームページ上でもアンケートの手伝いをお願いしたりと、何かと協力してきた本だったので、発売前から既に思い入れも充分に、発売を楽しみに待っていた。

『野球難民』出版について
http://yossy.boy.jp/nanmin/nanmin.pdf

発売:2005年11月15日
価格:1700円+税
ISBN:4-86095-096-8
版元:長崎出版

自分のインタビューの件は正直こっぱずかしいばかりだったが、改めて読み返してみるとこれは、私個人の見解というよりも「阪急ファンでいこう!」の代表見解と言えるな、と思う。
このホームページで出会い、影響を受けた皆の、その思いを受けて喋った・・・。そんな気がするのだ。

この本自体は主にこういったファンのインタビューでまとめられている。その中では何といっても今坂団長のインタビューが掲載されているという点で、この本は阪急ファンにとって、またそれ以外の野球ファンにとっても「買い」だと思う。

西宮球場に一度でも足を運んだことのある野球ファンならば誰でも知っているあのダミ声の「団長」。一時インターネット上で死亡説まで流れた団長、元気でご健在です。

阪急ファンとなったいきさつから「八二(やじ)会」団長として活動されていた頃の話まで、読み応え十分です。

これを執筆してくれた吉岡悠さんには今改めてお礼を言いたい。一野球ファンとして。そして阪急ファンとして。





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