SMTP Messenger Ver 11.0

Copyright (C) 2000-2006 Hayato Ozaki.
All rights reserved.
h-ozaki@zb3.so-net.ne.jp

目次

  1. はじめに
  2. 機能概要
  3. 動作条件
  4. ファイル構成
  5. 設定ファイル(SMTPMessenger.ini)について
  6. メニュー・メール通知ウィンドウについて
  7. 管理用コマンドについて
  8. 事例1(イントラネット)
  9. 事例2(ダイアルアップ環境)
  10. 事例(その他)
  11. その他注意事項
  12. ファイル形式について
  13. バージョンアップについて
  14. 権利責任について
  15. 最後に
  16. 作者連絡先
  17. Q and A
  18. 設定方法がよく分からない方のために
  19. Microsoft WindowsNT サービスとして登録する方法

1. はじめに

このソフトSMTP プロトコルを使用して簡単にメッセージを交換する事を目的にしたメッセンジャーです。 MSN Messengerのようにサーバーを必要とせず、ファイアウォール等で制限されたイントラネット内でも動作する事が可能です。

メッセージ交換プロトコルには SMTP を使用していますのでインターネットメールとの愛称は抜群です。また、POP3 にも対応しているため、ダイアルアップ環境においても快適に使用する事が出来ます。

ダイナミックDNS(http://www.so-net.ne.jp/ddns/)等のサービスを利用することで、このソフト間でのメールの送受信や、インターネット上に存在する他のメールサーバーから直接メールを受け取る事も可能になります。

2. 機能概要

このソフトの主な機能は、メール送信、メール送信時間指定、メール受信、メーリングリストです。メール送信時間指定機能は時間を指定してその時間に送信を開始する機能です。それ以外の機能は一般的なメールソフトと同じです。
なお、このソフトの性質上アドレス帳に登録されていないユーザに足してのメール送信は、正常に行われない可能性が高いですのでご注意ください。
以下に普通のメールソフトと違う点を示します。

1.送信時間指定

送信メールウインドウで指定された時間にメール送信を試みます。自分宛にメールを送信すれば、スケジュール管理も可能です。またインターネットメールに対しても送信時間が指定できます。SMTP Messenger が起動されていないとメール送信は行われませんのでご注意ください。

2. アクティブユーザー検索

イントラネットユーザとして登録されているユーザーのみ、この機能が有効になります。SMTP Messenger Ver 3.0 が起動されているユーザー間のみ有効になります。

3.メール直接送信(イントラネット

この SMTP Messenger は、SMTP サーバーとしての機能を部分的に実装していますので、SMTP Messenger 同士であれば直接メールを送受信することが可能です。しかし、SMTP サーバーに直接送信するという性質から、送信先ホスト IP Address または ドメイン名 が分からないと送信できません。また、アドレス帳に INETwithDNS と指定されている場合は SMTPMessenger.ini に DNS で指定されている DNSサーバーにそのメールアドレスメールボックスが存在するメールサーバーを問い合わせて直接送信するため最も早くメールを相手に届けることが可能です。

4.メール間接送信(インターネット

この機能は SMTPMessenger.iniBackUpSMTPAddress で指定されている、SMTP サーバーに代理で送信してもらうという手段をとります。ですから、LAN 内でメールを送信したいという場合はこの手段をとることになります。また通常のメールソフトはこの手段でメールを送信しています。

5.メールボックスに保存されているメールの一覧

このソフトメールボックスからメールを取得する事も可能ですが、このソフトで読み取ることが出来ないメールについては取得しないように設定してあります。その取得できなかったメールについてのレポートをユーザーにお知らせするための機能です。

6.添付ファイル

添付ファイル(最大5MBまで)が送信可能です。

7.マスタアドレスサーバー

アドレス帳管理サーバーを導入する事で、SMTPMessengerを使用しているユーザーのアドレス帳を最新に保つ事が可能になります。 各ユーザーに送信されるメールアドレスは、ユーザーが属しているメーリングリストのメンバーのみのアドレスになります。

3.動作条件

このソフトが動作するための環境は、Microsoft Windows95/NT4.0 以降のOSが動作しているx86コンピュータです。インターネットに繋げていなくてもLANでも使用することが出来ます。このプログラムは、ソケット Ver 1.1(TCP/IP)を使用していますので、それらが動作することも必要です。

ネットワーク環境においては、使用するマシンに固定の
IPアドレスが割り振られているか、ドメイン名が割り当てられている必要があります。そうなっていなければ特定のユーザーにメールを送信することが出来ません。 DHCP環境の場合はWINSにより名前解決を行う事が出来ればメールは送信できます。 名前解決が出来ないホスト名等は hosts ファイルに登録することでメールを送信することが可能になります。

4.ファイル構成

以下に示したファイルの中には解凍したファイルの中に含まれれていないものもありますが、このソフトを実行すると自動的に生成されます。

SMTPMessenger.exe SMTPMessenger.exe メインプログラム(必須)
Readme.html この説明書
Address.lst サンプルのアドレス登録ファイル。
(TEXTファイル)
MailingList.lst サンプルのメーリングリスト登録ファイル。
(TEXTファイル)
SMTPMessenger.ini サンプルの設定ファイル
AcceptAddress.lst POP3メールボックスからメールを摘出するときの対象となるメールアドレス(送信者:From)が格納されたファイル。
AcceptX-Mailer.lst POP3 メールボックスからメールを摘出するときの対象となるメーラータイプ(X-Mailer)が格納されたファイル。
DontAcceptAddress.lst POP3 メールボックスからメールを摘出するとき除外されるメールアドレス(送信者:From)が格納されたファイル。
DontAcceptX-Mailer.lst POP3 メールボックスからメールを摘出するとき除外されるメーラータイプ(X-Mailer)が格納されたファイル。
Account.lst POP3アカウント情報が格納されます。
(編集不可)
Favorites.lst お気に入りに追加したユーザーアドレスが格納されます。
(編集不可)
GetMailInformation.lst POP3で取得したメールのMessage-IDが格納されます。
(編集不可)
Mail.mbx メールデータを格納します。
(編集不可)
RecentAddress.lst 最近送信したメールアドレスが格納されます。
(編集不可)
Relay.lst メールをリレーする場合の情報を格納します。 このファイルに登録されたアドレスは指定されたSMTPサーバーに対して転送することが可能です。 主に Postfix 等のMTA(メール転送エージェント)からのメールを処理するために使用します。

5.設定ファイル(SMTPMessenger.ini)について

設定ファイルの各項目についての説明は SMTPMessenger.ini を参照してください。

6.メニュー・メール通知ウィンドウについて

メニュー

メール通知ウィンドウ

7.管理用コマンドについて

SMTPMessengerにはリモートマシンのアドレス帳等を管理するためのコマンドメール機能がついています。 この機能を利用することでSMTPMessengerを停止される事なくアドレス等を変更する事が可能になります。 この機能はパスワードで管理されますので、第三者がアドレス帳等を変更する事を防止する事が出来ます。

この機能を使用するためにはSMTPMessenger.iniに下記のような設定が必要になります。

ServerはSMTPMessengerがサーバーモードで動作することを指定します。

PasswordはSMTPMessengerのパスワードを指定します。

SeverPasswordはリモートのサーバーに対してコマンドメールを送信する場合に付加するパスワードを指定します。
*(メールアドレス ";" パスワード) という形式で複数して出来ます。

コマンドメールを送信する場合は、下図のように件名に対してコマンドを記述します。 パスワードは SMTPMessenger.ini (ServerPassword) に指定してあるパスワードが自動的に付加されて送信されます。

コマンド一覧

command query mailing list メーリングリストの状態を問い合わせます。
command update mailing list メーリングリストを登録・更新します。 更新対象は1つのメーリングリストのみです。

command query address list アドレス帳の状態を問い合わせます。
command update address list アドレス帳を登録・更新します。

command delete address list アドレス帳からアドレスを削除します。

command query relay list リレーリストを問い合わせます。
command update relay list リレーリストを更新します。 全てのリレーリスを指定されたリストに上書きします。

command query mail count メールデータベースの状態を問い合わせます。
command query all 全ての状態問い合わせコマンドを実行します。

8.事例1(イントラ環境)

ここまでの説明では分かりにくいと思いますので、イントラネットにおいての一般的な事例を示します。
メーリングリストのメンバーは
"Address.lst" に登録されていなくてはなりません。

9.事例2(ダイアルアップ環境)

この説明書では分かりにくいと思いますので、ダイアルアップ環境においての一般的な事例を示します。
POP3アカウントを追加するとスムーズにメール交換を行うことが出来ます。

10.事例(その他)

T.イントラネットにおいてメーリングリストサーバーとアドレス帳管理サーバーを構築する場合

@
  • サーバーに対してコマンドメールを発行してアドレス帳メーリングリスト等の管理が出来ます。
  • SMTPMessenger起動時・アドレス帳更新時にサーバーにアドレス帳の問い合わせを行います。 その際、サーバーからはメンバー1が属しているメーリングリストのメンバー(全員分)のアドレスが送信されアドレス帳が最新の状態に更新されます。
A
  • SMTPMessenger起動時・アドレス帳更新時にサーバーにアドレス帳の問い合わせを行います。
    その際、サーバーからはメンバー2が属しているメーリングリストのメンバー(メンバー1・3)のアドレスが送信されアドレス帳が最新の状態に更新されます。
B
  • SMTPMessenger起動時・アドレス帳更新時にサーバーにアドレス帳の問い合わせを行います。
    その際、サーバーからはメンバー3が属しているメーリングリストのメンバー(全員分)のアドレスが送信されアドレス帳が最新の状態に更新されます。
C
  • SMTPMessenger起動時・アドレス帳更新時にサーバーにアドレス帳の問い合わせを行います。
    その際、サーバーからはメンバー4が属しているメーリングリストのメンバー(メンバー1・3)のアドレスが送信されアドレス帳が最新の状態に更新されます。

11.その他注意事項

このソフトはメール格納用 Disk の領域が不足した場合メールデータベースが破壊される可能性が高いです。DISK領域にはお気をつけください。
メールデータベースは "Mail.mbx" です。バックアップ方法はこのプログラムが起動されていない時にコピーするだけです。

POP3 クライアント機能については、送信者アドレスとX-Mailerタイプによりフィルターをかけるため、メールにファイルが添付されていたとしても問題ないと思われます。なおパスワードは本プログラムで暗号化してファイルに保存していますので解読することは困難と思われます。

12.ファイル形式について

Address.lst 表示名 + ":" +
メールアドレス + ";" +
("INETwithSMTP" or "INETwithDNS" or "INTRA") +
If("INTRA", (";" + Any(送信先マシンアドレス + ",")), "") + CRLF

例:
三島半蔵:hanzo@mishima.paradise;INETwithSMTP
三島半蔵2:hanzo2@mishima.paradise;INTRA;192.168.1.1
三島半蔵3:hanzo3@mishima.paradise;INTRA;192.168.1.1,192.168.1.1,X10-000123
三島半蔵4:hanzo4@mishima.paradise;INETwithDNS

※INTRAの場合は192.168.1.1,192.168.1.1のようにカンマ区切りで複数指定することが可能です。

MailingList.lst 表示名 + ":" +
メーリングリストアドレス + CRLF +
Any(メンバーメールアドレス + CRLF) +
CRLF

例:
マイクロソフト:microsoft2
hayato-kujo@mail.hanzo.mishima.paradise
h-ozaki@zb3.so-net.ne.jp
????????????@docomo.ne.jp

マイクロソフト:microsoft2@microcoft.com
hayato-kujo@mail.hanzo.mishima.paradise
h-ozaki@zb3.so-net.ne.jp
hozaki@nekonet.co.jp
??????????????@docomo.ne.jp

AcceptAddress.lst

and

DontAcceptAddress.lst

Any(メールアドレス + CRLF)

例:
mag2from@rabbit.tegami.com
mag2from@rabbit.tegami.com

AcceptX-Mailer.lst

and

DontAcceptX-Mailer.lst

Any(X-Mailerタイプ + CRLF)

例:
Sicrosoft ????for Oindows 5000
Hanzo Mishima - Send Mail Ver 1.00 for Windows - Dont Accept

Relay.lst Any(メールアドレス + ";" + リレー先メールサーバー + CRLF)

例:
h-ozaki2@zb3.so-net.ne.jp;mx12.ms.so-net.ne.jp
h-ozaki3@zb3.so-net.ne.jp;mx12.ms.so-net.ne.jp

13.バージョンアップについて

次期バージョンアップはユーザーの皆さんの意見を聞いてから決めさせていただきます。ご意見お待ちいたしております。

14.権利責任について

本ソフトウェアの著作権は作者が保有しています。本ソフトウェアにより、使用者が被害を受けた場合について作者は一切責任を負いませんので使用者の責任で使用してださい。また、本ソフトウェアにより使用者が他人に被害を与えた場合も作者は一切責任を負いませんので使用者の責任で使用してださい。その他、全ての責任についても使用者が負うものとします。また 第三者からの 請求・損害・トラブル等は一回関与できません。本ソフトウェアに対しての”逆コンパイル”、”逆アセンブリ”、”リバースエンジニアリング”などの行為を禁止します。

15.最後に

このソフトに興味を持って頂いてありがとうございます。御意見、御感想をお待ち致しております。

2006年 1月 尾崎 隼都

16.作者連絡先

尾崎 隼都 (h-ozaki@zb3.so-net.ne.jp)

17. Q and A

Q. POP3アカウントを削除したいのですが、どうしたらいいでしょうか?
A.   "Account.lst" というファイルが作成されていると思います。そのファイルのフ該当のアカウント(一行)を削除してください。削除後にパンダを再起動すれば削除内容が有効になります。
   
Q. 終了コマンドを選択しても、なかなか終了されないのですが何が原因ですか?
A.   このプログラムはネットワーク接続中であれば、ネットワーク接続を切断して安全に終了するように設計されています。ですからすぐに終了しないのはネットワーク接続に時間が掛かっているからだと思われます。
   
Q.   文字化けして字が読めないのですが、どうしたらいいですか?
A.   現在対策を検討中です。次期バージョンのメールの転送機能を使用すれば、他のメーラーで読むことが出来ますのでしばらくお待ちください。
   
Q.   添付ファイル付のメールをダウンロードしてしまったのですが、どうすればいいですか?
A.   現在対策を検討中です。次期バージョンのメールの転送機能を使用すれば、他のメーラーで読むことが出来ますのでしばらくお待ちください。
   
Q.   POP3アカウントを追加したのですが、メールが届きません。なにが原因ですか?
A.   ユーザー名、パスワードはあっていますか?パンダを右クリックするとメインメニューが出ると思います。そのメニューの ”システム” の ”SMTP セッションの表示” を選択するとシステムのログが表示されます。そのログの中に ”<SYS> Get mail error. "-ERR [AUTH] Password supplied for "hello" is incorrect.".” という一文がありましたら、ユーザー名、またはパスワードが違うという事になります。POP3アカウントを削除して再度追加しなおしてください。
   
Q.   i-mode にもメールが送れますか?
A.   もちろんです。i-mode のメールサーバーも SMTP プロトコルを採用しています。
   
Q.   私のプロバイダーは APOP対応なのですが、このソフトは使えますか?
A.   Ver 3.0 は APOP には対応していません。ですが次期バージョンでは対応予定です。しばらくお待ちください。
   
Q.   特定の相手からのメールは全てメールボックスからダウンロードさせたいのですが、どのように設定したらいいでしょうか?
A.   "AccesptAddress.lst" というファイルがあると思います。そのファイルの中にダウンロードさせたい人のメールアドレスを追加してください。そうすればメールボックスからダウンロードしてくれます。
   
Q.   特定のメールソフトからのメールを全てメールボックスからダウンロードさせたいのですが、どのように設定したらいいでしょうか?
A.   "AccesptX-Mailer.lst" というファイルがあると思います。そのファイルの中にダウンロードさせたいメールソフトのメーラータイプを追加してください。そうすればメールボックスからダウンロードしてくれます。

ちなみに SMTP Messenger のメーラータイプは "Hanzo Mishima - Send Mail Ver 1.00 for Windows" となります。

   
Q.   特定のメールソフトからのメールは全てメールボックスからダウンロードさせたくないのですが、どのように設定したらいいでしょうか?
A.   "DontAccesptX-Mailer.lst" というファイルがあると思います。そのファイルの中にダウンロードさせたくないメールソフトのメーラータイプを追加してください。そうすればメールボックスからダウンロードされません。なお "AccesptX-Mailer.lst" との優先順位はこちらのほうが高くなっています。
   
Q.   特定の相手からのメールは全てメールボックスからダウンロードさせたくないのですが、どのように設定したらいいでしょうか?
A.   "DontAccesptAddress.lst" というファイルがあると思います。そのファイルの中にダウンロードさせたくない人のメールアドレスをを追加してください。そうすればメールボックスからダウンロードされません。なお "AccesptAddress.lst" との優先順位はこちらのほうが高くなっています。
   
Q.   一度送信してしまったメールの送信を取り消すにはどのようにしたらいいでしょうか?
A.   それは無理です。他のメールソフトでも無理だと思います。
   
Q.   ”メールデータベースが破壊されています” というメッセージが出るのですが、どのように対処したらいいでしょうか?
A.   何らかの原因(Winシステム暴走)によりメールデータベースが破壊されることがまれにあります。その時はバックアップしておいたメールデータベースを壊れたメールデータベースに上書きしてください。バックアップが無かった場合は諦めてください。なおこの件については現在検討中で次期バージョンでは破壊された部分は破棄する形でメールデータベースの部分的な修復を考えています。しばらくお待ちください。
   
Q.   ”メールデータベースの初期化に失敗しました” というメッセージがでるのですが、どのように対処したらいいでしょうか?
A.   "Mail.mbx" が他のソフトによって開かれている可能性があります。そのソフトを終了してください。
   
Q.   ”SMTPサーバーの起動に失敗しました” というメッセージがでるのですが、どのように対処したらいいでしょうか?
A.   そのマシンで他に SMTP サーバープロセスが起動されています。そういったマシンでは、このプログラムは実行できません。
   
Q.   ”このプログラムは不正な処理をしました” というメッセージが出たのですがどのように対処すればいいでしょうか?
A.   これは Win95 系 OS で極まれに見かけるメッセージです。現在対策を検討中です。しばらくお待ちください。
   
Q.   このソフトは SMTP サーバーとしての機能を部分的に実装しているという事ですが、SMTP プロトコルを使用したプログラムからならメールの送信が可能ですか?
A.   はい、可能です。Outlook Express からも送信することが可能です。ですから、メッセージ交換用プロトコルとして SMTP を採用しているプログラム間では通信が可能です。このソフトの開発目標として ”開かれたプロトコル” の採用というものがありました。これによりそのプロトコルに従ったプロトコル間では通信が可能になり、コミュニケーションの世界が広がります。
   
Q.   PORT 25 以外でこのプログラムを起動する事は可能ですか?
A.   これは無理です。”開かれたプロトコル” を開発目標としているため イレギュラーな対応はするつもりはありません。
   
Q.   アドレス帳にはアクティブユーザとして表示されているのですが、メールを送信することが出来ません。なぜでしょうか?
A.   アクティブユーザ検索用プロトコルとして、ECHO プロトコルを採用しています。ですから、そのECHO サーバーが起動されているマシンではアクティブユーザという判断がなされます。ECHO サーバーが起動されていても SMTP サーバーが起動されているとは限らないためです。
   
Q.   メールデータベースの最大ファイルサイズはどれくらいですか?
A.   2GByte です。これを超えた場合はメールデータベースは確実に破壊されます。ご注意ください。
   
Q.   バックアップをとったほうがいいファイルはどれですか?
A.   "Mail.mbx"、"Address.lst" です。この二つのファイルはシステム暴走(Win9X)により破壊されてしまうかもしれません。バックアップのしかたはパンダが起動されていない時にファイルをコピーしてどこかに保存しておくだけです。
   
Q.   アドレス帳に登録されていないイントラネットユーザーからメールがきて、返信しようとしたら BackUpSMTPServer にメールが送信されて ”知らないユーザー” 通知がきました。そういった場合はどう対処したらいいですか?
A.   このソフトはアドレス帳に登録されていないユーザに対しては、 BackUpSMTPServer に送信します。ですからイントラネットユーザは全てアドレス帳に登録してある必要があります。登録されていないユーザから来た場合は、メニューのファイルの送信者をアドレス帳に登録するを選択して、アドレス帳に登録してください。
   
Q.   間違ってメールを削除してしまったのですが、元に戻す方法はありますか?
A.   削除したメールは元に戻せません。
   
Q.   ある特定のユーザに対してのメールが送信失敗ばかりでメール届きません。どのように対処したらいいですか?
A.   パンダを右クリックするとメインメニューが出ると思います。そのメニューの ”システム” の ”SMTP セッションの表示” を選択するとシステムのログが表示されます。そのログの中に ”<SYS> Send Mail Failed. "550 No such user here". (To:<127.0.0.1> Sun, 12 Nov 2000 19:47:53 +0900)..” という一文がありましたら、送信先のメールアドレスが違うという事になります。確認してください。
   
Q.   イントラネットでこのソフトを使用しているのですが、POP3 アカウントがありません。でも i-mode などにメールが送りたいのですが、それは可能でしょうか?
A.   それは大抵可能です。

18. 設定方法がよく分からない方のために

この説明書はよく分からないと不評です。 ですので、結局イントラネットではどうすればいいのかをここで説明します。

  1. SMTPMessenger.ini を編集する前にネットワークに関する情報を取得します。
    設定項目は多数ありますがほとんどはデフォルトで動作しますので、下記の情報をまず用意してください。

    ・DNSサーバーのアドレス
    ・ローカルホストの名前
    ・外部メールの場合の送信用メールサーバーのアドレス
    ・マスターアドレスサーバーのアドレス(オプション)

    DNSサーバーのアドレス/ホスト名 これはネットワーク管理者に問い合わせれば教えてくれます。

    もしくはDOSのコマンドでも調べられます。

    Host Name で ping 出来るか調べます。

    上図は成功した場合です。 失敗した場合は、ネットワーク管理者にWINSDHCPの設定はどうなっているのかを問い合わせる必要があります。

    外部メールの場合の送信用メールサーバーのアドレス Outlook等に指定した送信用メールサーバーの名前です。

    マスターアドレスサーバーのアドレス(オプション) これは SMTPMessenger の管理者に聞けば分かります。 管理者がいないのであれば、この値は必要ありません。

    メールアドレス = master@mail.smart.ysd
    詳細なアドレス = mail master:master@mail.smart.ysd;INTRA;192.168.10.11


  2. SMTPMessenger.ini を編集します。 1で調べた内容を SMTPMessenger.ini に設定します。
    (個人の氏名等は適切に置き換えてください)
    (マスタアドレスサーバーの設定は情報が得られた場合にのみ行ってください)

    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ;// SMTPMessenger 用設定ファイル
    ;//
    ;// 2000-2004 (C) Hayato Ozaki.
    ;//
    ;// ※このファイルを再読み込みさせる場合は SMTPMessenger.exe 再起動してください。
    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

    [SMTP]

    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ;// メールアドレスのタイプが INETwithDNS の場合にメールサーバー検索時に使用する、DNSサーバーを
    ;// 指定します。 このアドレスは、プロバイダから提示されている DNS サーバーのアドレスを記述してください。
    ;// ADSL環境では通常Gatewayサーバーのアドレスを記述します。
    ;// (省略不可)
    ;//
    ;// 例: 192.168.1.1
    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

    DNS=
    192.168.0.1

    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ;// ローカルメールボックスの名称を指定します。 この名前と、LocalHostNameを組み合わせてローカルの
    ;// メールアドレスとします。 通常自分の名前をローマ字で指定してください。
    ;// (省略不可)
    ;//
    ;// 例: hayato-kujo
    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

    LocalMailBox=
    hayato-kujo

    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ;// ローカルホストの名前を指定します。 この名前は他のユーザーと重複しないような値を指定してください。
    ;// (省略不可)
    ;//
    ;// 推奨: mail.メイ.セイ.since_現在日付.paradice
    ;//
    ;// 例: mail.hanzo.mishima.since_20040612.paradise
    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

    LocalHostName=
    mail.hayato.kujo.since_20040612.paradise

    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ;// メールアドレスのタイプが INETwithSMTP の場合に使用する送信用メールサーバーを指定します。
    ;// イントラネットで使用する場合は、Outlook等に指定した送信用メールサーバーの名前を指定してください。
    ;// (省略不可)
    ;//
    ;// 例: mail.?????????.co.jp
    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

    BackUpSMTPAddress=
    mail.zb3.so-net.ne.jp

    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ;// メールアドレスのタイプが INETwithSMTP の場合に From に指定するメールアドレスを指定します。
    ;// (省略不可)
    ;//
    ;// 例: hozaki@??????.atso-net.jp
    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

    InternetMailAddress=
    xxxxxx@?????.so-net.ne.jp

    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ;// メール送信用スプーラーがメール送信を試みる時間間隔を秒で指定します。
    ;// (省略不可)
    ;//
    ;// 推奨: 1
    ;//
    ;// 例: 1
    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

    SendMailInterval=1

    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ;// メール送信用スプーラーが使用するスレッドの数を指定します。 この値は 5 〜 60 が適切です。
    ;// 送信するメールの数を考慮してスレッド数を指定してください。
    ;// (省略不可)
    ;//
    ;// 推奨: サーバー 60 通常 5
    ;//
    ;// 例: 5
    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

    SendMailExectiveChildThreadMaxCount=5

    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ;// メールスプーラーが送信失敗したメールを再送信する間隔を秒で指定します。
    ;// (省略不可)
    ;//
    ;// 推奨: サーバー 1200 通常 60
    ;//
    ;// 例: 60
    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

    SendMailRetryInterval=60

    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ;// メールスプーラーが送信を試みる最大数を指定します。 この値を超えてメール送信に失敗した場合は
    ;// 送信失敗メールになります。
    ;// (省略不可)
    ;//
    ;// 推奨: サーバー 500 通常 5
    ;//
    ;// 例: 5
    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

    SendMailMaxFailedCount=5

    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ;// ローカルメールボックスのFromプロパティの表示名を指定します。
    ;// (省略不可)
    ;//
    ;// 例: 尾崎 隼都 INTRA
    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

    LocalMailBoxCaption=
    尾崎 隼都 INTRA

    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ;// インターネット用メールのFromプロパティの表示名を指定します。
    ;// (省略不可)
    ;//
    ;// 例: 尾崎 隼都 INET
    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

    InternetMailAddressCaption=
    尾崎 隼都 INET

    中略

    [Address]

    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
    ;// マスタアドレスサーバーを指定します。 ここに指定したメールアドレスから、アドレス帳を検索して実際の
    ;// ホスト名を検索します。 MasterAddressServer, MasterAddressServer1, MasterAddressServer2
    ;// という形式で 1000 まで指定できます。
    ;// (省略時 = 空白)
    ;//
    ;// 例: MasterAddressServer=master@mail.smart.ysd
    ;// MasterAddressServer1=master@mail.smart.ysd
    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

    MasterAddressServer=
    master@mail.smart.ysd

    ;//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

    中略

    以下、デフォルト

  3. Address.lst を編集します。

    mail master:master@mail.smart.ysd;INTRA;192.168.10.11

  4. 設定ファイルの準備が出来たので、SMTPMessenger.exe を起動します。 スタートアップ等にショートカットを追加しておくと便利です。 起動と同時にマスタアドレスサーバーに対してアドレスの自動登録と最新のメールアドレス情報の取得が行われます。

  5. これでSMTPMessengerの設定は完了です。

    マスタアドレスサーバーが無い場合で他のユーザーとメールのやり取りを行いたい場合は、上記で調べた内容を相手に伝えてください。
    相手がメールを送信できるようになるためにはアドレス帳に対してアドレスを登録します。 上記の設定の場合、相手のアドレス帳に登録するために以下の情報を入力します。




19. Microsoft WindowsNT サービスとして登録する方法

この章では、Microsoft WindowsNT サービスとして登録する方法を説明しています。 サービスとして登録することで、OSの管理下でサービスを提供することができるため運用が簡単になります。

サービスとして実行する目的は、マスタアドレスサービスの提供と、メーリングリストサービスの提供です。 それらのサービスは、ユーザーの操作が必要なGUIのアプリケーションとして動作させるのではなく、サービスとして自動で運用するべきです。

登録作業を行う場合は、管理者権限のあるユーザーで実行してください。

サービスとして実行できるSMTP Messengerの実行可能ファイルは "SMTPMessengerService.exe" です。 この実行可能ファイルをサービスとして登録するには、イベントログサービスの登録など下記の2つの手順を行う必要があります。 下記の手順を実行する前に、serviceフォルダのファイルを実際に運用するフォルダにコピーし "SMTPMessenger.ini" の設定を完了しておいてください。

  1. "EventLogBase.exe" を実行してイベントソースを登録する。

  2. "SMTPMessengerService.exe" をコマンドラインから "/reg" パラメータを指定して実行しサービスに登録する。

    例: SMTPMessengerService.exe /reg

    サービスへの登録に成功すると、成功したというメッセージが表示されます。 失敗した場合もメッセージが表示されます。 失敗する原因としては、既にサービスが登録されているという事が考えられます。 その場合は、一度サービスを削除してから再度登録を行ってください。 削除するには、"/del" パラメータを指定して実行してください。

これでサービスへの登録は完了です。 初期状態では、サービスは自動で起動されるよう登録されます。 しかし、登録直後は起動はされませんので、サービスコンとロースマネージャーから起動を行ってください。 また、エラーの時の再起動設定当も行ってください。

サービスが起動された場合や、停止した場合はイベントログに対して情報が出力されます。

 

END OF HTML