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基礎編 |
この装置はRS-232Cを使って外部の端末(RS-232Cが使えればパソコンでもマイコンでも何でもOK)から入力があるとその通りに表示し、あらかじめ決めておいた特殊コードが来れば、改行や画面クリアや任意の行に移動、あるいはブザーを鳴らすといった機能を備えます。 わざわざこんなユニットを作ってしまうのは、フリーのポートが少ない状態のマイコンや、わざわざデバッグの為にモニタをつけたくない場合、あるいは普段はモニタ無しで使用し、必要なときだけデータを表示させたいとき、複数の入力が欲しいけれどもやはりポートが少ない時や工作が面倒なときなどに、RX・TX・GNDのたった3本の配線をするだけでそれらの要求を汎用的に満たせるからです。 チャタリングとは、ボタンを押したときに必ず遭遇する問題なのですが、そもそもボタンのONとOFFとは電気的な接触を手動で行うことです。したがって、高速なサンプリングを持つマイコンからみれば、一発でOFFからONに切り替わることはほとんどなく、実際にはごく短い間にON/OFF/ON/OFF/ON/OFFというように連打されているように認識してしまいます。これをそのまま入力として使うと、実際には単発の入力が欲しいのに、一度押しただけで数回〜数十回の入力が入ってしまいます。 肝心なことを言い忘れましたが、今回使うのはこれまで説明してきたH8/3048Fではなく、その廉価版とでも言うべきH8/3664Fです。このチップの特徴は、3048FはプログラムをROMに書くときに専用のライターが必要でしたが、それが必要有りません。RS-232Cでパソコンに接続し、直接プログラムの書き換えができます。 さて、このスイッチですが、これはH8を通常の通り走らせるのか、それともプログラムを書き直すのかを選択するための物です。 これをあらかじめ付けておけば、ケースに収納した後でもプログラムにバグが発見されたりしたときに簡単に修正版に変更することができます。かなり重宝しますので付けておいて損はないでしょう。 H8/3664Fの最大のメリットは一言で言えばコストパフォーマンスです。H8/3048Fの約半分の値段で手に入ります。ちなみに私が多用している秋月電子通商ではチップに加えて専用ボードがセットになって\2000で購入できました。 ただ、ちょっとポートが少ないんですよね。特に8ビットまるまる取れるポートが2つしかないというのは3048Fに慣れた身では心許ないものを感じます(実際には今までがすごく贅沢な使い方をしていただけなのですが) プログラミングについては3048Fとほとんど同じ考え方でOKなのですが、シリアル関係で一部勝手が異なることと、兼用ポートが多いので使うときにはちゃんと初期化をやっておかないと全然動いてくれませんから注意が必要です(3048Fはシングルチップモードではほとんどデフォルト値でOKですから、ここも勝手が違いますね)。また、HEWに定義ファイルは有るので(※)すぐにプログラミングに掛かれるのですが、hwsetup.cがずいぶん手抜きなので、ポートの初期化や使い方はハードウェアマニュアルとにらめっこしながらでないとできません。intprg.cも手抜きなので、どの割り込みフラグが立ったのかをいちいちチェックしなければいけないのも少々面倒です。 ※HEWの古いバージョンでは定義ファイルが存在しません。日立のホームページにHEWのアップ
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