カトリーヌ・ドヌーブ
『反撥』
1964年 イギリス
出演:カトリーヌ・ドヌーブ、イボンヌ・フルーノ、ジョン・フレイザー
監督:ロマン・ポランスキー
内容:22歳のカトリーヌ・ドヌーブがみせるロマンスへの憧れと嫌悪を描いているロマンス映画。イギリスで働くポーランド人姉妹のキャロル(カトリーヌ・ドヌーブ)とヘレン(イボンヌ・フルーノ)。姉のヘレンは、活動的な性格だったが、妹のキャロルは姉とは正反対の内向的な性格だった。そんな妹のキャロルは、一緒に暮らす姉のヘレンを保護者のように慕っていた。1965年ベルリン国際映画祭で銀熊賞受賞の問題作品。
『シェルブールの雨傘』
1964年 フランス、西ドイツ
出演:カトリーヌ・ドヌーブ、ニーノ・カステルヌオーボ、マルク・ミシェル
音楽:ミシェル・ルグラン
脚本・監督:ジャック・ドゥミ(ジャック・ドミー)
内容:港町のシェルブールを舞台に、結婚を誓い合った若い恋人たちの夢と、人生の現実の前にはかなく消える愛を描いているパイプオルガンが響き渡る3部作のミュージカル映画。16歳の少女ジュヌビエーブは、傘屋の一人娘。20歳の青年ギイと初めての恋に落ちるが、ギイは2年間の兵役に行くことになる。当時、30歳のジャック・ドゥミ監督と『愛のイエントル』(1983年 主演バーバラ・ストライサンド)でアカデミー音楽賞を受賞したミシェル・ルグランが生み出した。1964年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドール(グランプリ)を受賞した。
『昼顔』
1966年 フランス、イタリア
出演:カトリーヌ・ドヌーブ、ジャン・ソレル、ミシェル・ピコリ
脚本:ルイス・ブニュエル、ジャン・クロード・カリエール
監督:ルイス・ブニュエル
内容:昼は妖しく夜は貞淑な人妻の2つの顔をカトリーヌ・ドヌーブが演じている。有能な外科医ピエールと、美しい人妻セブリーヌの夫妻は、誰が見ても理想的な夫婦。しかし、この夫婦には問題があった。鬼才ルイス・ブニュエル監督のシュールな映像美とカトリーヌ・ドヌーブのクールかつ妖艶な魅力は必見である。ベネチア映画祭金獅子賞受賞作品。
『ロシュフォールの恋人たち』
1966年 フランス
出演:カトリーヌ・ドヌーブ、フランソワーズ・ドルレアック
監督:ジャック・ドゥミ
内容:ジャック・ドゥミ監督の『シェルブールの雨傘』(1964年)と並ぶミュージカル映画の代表作品。南フランスの町“ロシュフォール”を舞台に、美人双子姉妹の恋のてん末を賑やかに描いている恋愛映画。
『恋のマノン』
1967年 フランス
出演:カトリーヌ・ドヌーブ、サミー・フレイ
音楽:セルジュ・ゲンズブール
監督:ジャン・オーレル
内容:女の恋愛は、愛した男性の数ではなくて愛した男性が問題というテーマで作られている。アベ・プレポーの原作「マレン・レスコー」の舞台をそのまま現代風にアレンジして映画化。ルポタージュ記者のグリューは、羽田空港でマノンという美女を一目見て恋に落ちてしまう。カトリーヌ・ドヌーブ主演の名作『昼顔』の翌年に製作された。
『暗くなるまでこの恋を』
1969年 フランス
出演:ジャン・ポール・ベルモンド、カトリーヌ・ドヌーブ、ミシェル・ブーケ
監督:フランソワ・トリュフォー
内容:ウィリアム・アイリッシュ(orコーネル・ウーリッチどっちかわからない?)の小説「暗闇へのワルツ」を基に映画化。島でタバコ工場を経営する男は、写真で見合いをした花嫁の代わりに現われた正体不明の美女に心を惹かれていく。財産を奪われて、命を狙われながらも彼女を愛し続ける男性の皮肉な運命を描いているラブ・ミステリー映画。
『うたかたの恋』
1969年 イギリス、フランス
出演:オマー・シャリフ、カトリーヌ・ドヌーブ
監督:テレンス・ヤング
内容:有名な悲恋物語の4度目の映画化。19世紀末のオーストラリアを舞台に、政略結婚を強いられて父親である皇帝の独裁政治に反発する誠実なハプスブルク家の皇太子ルドルフと、銀行家の美しい令嬢マリアが、悲恋の果てにマイヤーリンクの森で心中した悲劇的事件を、史実を基に描いている。
『幸せはパリで』
1969年 アメリカ
出演:ジャック・レモン、カトリーヌ・ドヌーブ
監督:スチュアート・ローゼンバーグ
内容:仕事と家庭に疲れきった普通のサラリーマン(ジャック・レモン)と、夫との愛が冷えきっている社長夫人(カトリーヌ・ドヌーブ)がふとした出会いから愛し合って、新しい人生への旅立ちを決意するまでを描いているロマンチック・コメディー映画。
『哀しみのトリスターナ』
1970年 イタリア、フランス、スペイン
出演:カトリーヌ・ドヌーブ、フランコ・ネロ、フェルナンド・レイ、アントニオ・カサス
脚本・監督:ルイス・ブニュエル
内容:1920年代のスペインで、両親を亡くした薄幸の美女“トリスターナ”のたどる波乱の半生を、彼女を引き取った老貴族との愛憎を通して描いている異色のラブ・ロマンス映画。両親を亡くして16歳で孤児となった少女のトリスターナは、初老の没落貴族ドン・ロペに引き取られるが、彼はトリスターナを“女性”として見ていた。しかしトリスターナは、画家と恋に落ちて出奔してしまう。『昼顔』(1966年)の監督ルイス・ブニュエルと主演のカトリーヌ・ドヌーブのコンビが再び“女の業”に取り組んだ作品。
『ひきしお』
1971年 フランス、イタリア
出演:カトリーヌ・ドヌーブ
監督:マルコ・フェレーリ
内容:地中海の孤島を舞台に、俗世間に疲れて、文明の束縛を逃れて自由に生きようとする男女の愛を描いているラブ・ロマンス映画。
『リスボン特急』
1972年 フランス
出演:アラン・ドロン、カトリーヌ・ドヌーブ、リチャード・クレンナ、リカルド・クッチョーラ、M・コンラッド
監督:ジャン・ピエール・メルビン
内容:刑事と犯罪組織のボスとの奇妙な友情を、リスボン特急で運ばれる麻薬の強奪計画をめぐる2人の駆け引きを通して描いているサスペンス映画。
『モン・パリ』
1973年 フランス、イタリア
出演:マルチェロ・マストロヤンニ、カトリーヌ・ドヌーブ
監督:ジャック・ドゥミ
内容:フランス・パリの下町で同棲中の美容師の子連れ女性と、教習所経営者の男性。2人は幸せに暮らしていたが、なぜか突然、男に妊娠の兆候が現れてマスコミに騒がれることになるロマンティック・コメディー映画。
『赤いブーツの女』
1974年 フランス、西ドイツ
出演:カトリーヌ・ドヌーブ、フェルナンド・レイ、ジャック・ウエーベル、ラウラ・ベッティ
監督:ホアン・ルイス・ブニュエル
内容:カトリーヌ・ドヌーブのゴージャスな美しさを鮮烈に描いている不思議なラブ・サスペンス映画。画家の卵リシャールと同居する女性小説家のフランソワーズ。ある日フランソワーズは、自分の小説に関心を寄せる若い出版社主マルク・ヴィリエと出会う。フランソワーズは、マルクに興味を覚えて手紙を書く。コンサート会場で話をするチャンスをつかむ。監督はルイス・ブニュエルの息子のホアン・ルイス・ブニュエル。
『恋のモンマルトル』
1975年 フランス
出演:カトリーヌ・ドヌーブ、ベルナデット・ラフォン
監督・脚本:ラズロ・サボ
内容:カトリーヌ・ドヌーブの魅惑に燃える恋の花火を描いているコメディー映画。ナイトクラブで働くマリーとポリーは、クラブで人気の踊り子たち。カトリーヌ・ドヌーブ自ら主題歌を歌った作品と同名の「恋のモンマルトル」は、哀切あるシャンソン。きらびやかな舞台とは対称的にしっとり歌うカトリーヌ・ドヌーブの魅力は、格別の風情を出している。可笑しくも哀しい愛のエピソードにはホロリとさせられる。
『うず潮』
1975年 フランス
出演:カトリーヌ・ドヌーブ、イブ・モンタン
監督:ジャン・ポール・ラプノー
内容:結婚生活に嫌気がさして夫から逃げ出した女と、妻から離れた男との恋を描いているロマンチック・コメディー映画。孤島で自給自足をする中年男性マルタンの前に、大富豪との結婚から逃げ出してきたネリーという女性が現われた。
『海辺のホテルにて』
1981年 フランス
出演:カトリーヌ・ドヌーブ、パトリック・ドヴェール、サビーヌ・オードバン
脚本・監督:アンドレ・テシネ
内容:フランス西南部の静かなリゾート地を舞台に、大人の恋物語を描いているラブ・ロマンス映画。フランス西南部にある静かなリゾート地“ビアリッツ”。エレーヌとジルは出会った。ジルはエレーヌに一目惚れするが、エレーヌはジルの愛を受け入れることを躊躇い迷っていた。それには、理由があった。主演のパトリック・ドヴェールは、本作品撮影の翌年に謎の自殺を遂げた。
『終電車』
1981年 フランス
出演:カトリーヌ・ドヌーブ
監督:フランソワ・トリュフォー
内容:第2次世界大戦中、ナチス・ドイツ軍の占領下のフランス・パリで劇場を守り続けた1人の女優の愛と人生を描いているドラマ映画。
『必殺ビッグガン・最後の標的』
1982年 フランス
出演:アラン・ドロン、カトリーヌ・ドヌーブ、フィリップ・レオタール
監督:ロバン・ダビ
内容:殺し屋から足を洗おうとした男が、組織から逃れるために身を隠していた農家の人妻と恋に落ちる。だが、忍び寄る組織相手に、彼は最後の戦いに挑んでいく。
『恋路』
1991年 フランス
出演:カトリーヌ・ドヌーブ
監督:ジャン・ルー・ユベール
内容:昔の恋人の出現に揺れ動く女性と、その夫。3人の男女の交錯する愛の思いを描いている恋愛映画。
『インドシナ』
1992年 フランス
出演:カトリーヌ・ドヌーブ、バンサン・ペレーズ
監督:レジス・バルニエ
内容:1930年代の、フランス領“インドシナ”を舞台に、ゴム園を経営するフランス人女性と養女になった現地の少女、フランス軍将校の愛の行方を独立運動の混乱の中に描いている波乱万丈の恋愛映画。フランス領“インドシナ”で生まれて、祖国フランスを知らない女性エリアーヌが、フランス軍の将校ジャンと恋に落ちた。
『メフィストの誘い』
1995年 フランス、ポルトガル
出演:カトリーヌ・ドヌーブ、ジョン・マルコビッチ、ルイス=ミゲル・シントラ
音楽:ストラビンスキー・グバイドリーナ
脚本・監督:マノエル・デ・オリベイラ
内容:サイレント映画時代から活躍しているマノエル・デ・オリベイラ監督がゲーテの戯曲「ファウスト」に想いを得て創り上げた傑作品。大西洋を見下ろす山上のさびれた修道院を舞台に、そこにシェイクスピアの血筋を研究するために訪れたアメリカ人学者パドヴィック教授と、その夫人で美しい人妻ヘレンと管理人バルタールの不思議な世界を描いている異色のオカルト映画。パドヴィック教授は、修道院に妻のヘレンを伴ってシェイクスピアの文献調査に訪れた。迎え入れた修道院の管理人バルタールは、一目で美しいヘレンの虜になる。バルタールの自分に対する一途な気持ちを知ったヘレンは、夫パドヴィックの研究手伝いで若く美しい女性ピエダーデに嫉妬して、バルタールに仕返しをさせようとするが。
『ヴァンドーム広場』
1998年 フランス
出演:カトリーヌ・ドヌーブ
監督:ニコール・ガルシア
内容:愛する男性に裏切られて自暴自棄になった元宝石ディーラーが、神秘的なダイヤモンドに巡り合って、再び女性として輝きを取り戻していく姿を描いているドラマ映画。
『夜風の匂い』
1999年 フランス
出演:カトリーヌ・ドヌーブ、ダニエル・デュバル
監督:フィリップ・ガレル
内容:夫との何不自由のない暮らしがありながら心に満たされないものを感じて、年下の青年と禁断の情事を重ねる女性の姿を描いている恋愛ドラマ映画。監督は『ギターはもう聞こえない』のフィリップ・ガレル。
『8人の女たち』
2002年 フランス
出演:カトリーヌ・ドヌーブ、エマニュエル・ベアール、イザベル・ユペール
監督:フランソワ・オゾン
内容:雪に閉ざされた大邸宅で主人の刺殺体が発見されて、クリスマスで集まっていた8人の女性たちが、互いに疑心暗鬼に陥りながら犯人捜しを始めるミステリー・サスペンス映画。