ジョディ・フォスター Jodie Foster
『タクシードライバー』 (原題 Taxi Driver)
1976年 アメリカ
出演:ロバート・デ・ニーロ、シビル・シェパード、ジョディ・フォスター、ハーベイ・カイテル、ピーター・ボイル
監督:マーチン・スコセッシ
内容:深夜の大都会ニューヨークに生きる独りのタクシー運転手の静かな狂気を描き、荒廃した大都会の底知れぬ孤独の恐ろしさに迫った衝撃の暴力作品。ベトナム帰還兵で海兵隊上がりのトラビス(ロバート・デ・ニーロ)は、不眠症気味の夜間専門のタクシーの運転手。娼婦や麻薬の売人、中毒者らがうごめく病んだ街に呪いの言葉を吐きながら、車を運転している。彼は、あるインテリ女性への憧れと失意、少女の娼婦との出会いなどを経て、一気に暴力的になり、大統領候補暗殺を企てる。マーチン・スコセッシ監督自ら、屈折したタクシー客の役で出演している。13歳で娼婦役を演じたジョディ・フォスターがアカデミー助演女優賞にノミネートされた。
『ダウンタウン物語』
1976年 イギリス
出演:ジョディ・フォスター、スコット・バイオ、フロリー・ダガー、ジョン・カッシージ
作詞・作曲:ポール・ウィリアムス
脚本・監督:アラン・パーカー
内容:ジョディ・フォスターをはじめ出演者全員が12歳という前代未聞のミュージカル映画。1930年代、禁酒法時代のニューヨーク。ふとっちょのサム一味とおしゃれなダン一味。日頃から険悪な関係である2つのギャング・グループがついに激突した。アラン・パーカー監督初の劇場用の映画作品。ジョディ・フォスターは、イギリスアカデミー賞助演女優賞を受賞し、脚本賞・美術賞・録音賞を受賞した。TV『新Dr.マーク・スローン』でジャック・スチュアート役を演じたスコット・バイオが出演している。
『フリーキー・フライデー』
1977年 アメリカ
出演:ジョディ・フォスター
監督:ゲーリー・ネルソン
内容:不思議な力が働いて、外見はそのままで心だけが入れ替わってしまった母と娘の当惑と、2人をめぐる騒動を描いているコメディー映画。
『ホテル・ニューハンプシャー』
1984年 アメリカ
出演:ジョディ・フォスター、ロブ・ロウ、ボー・ブリッジス、ナスターシャ・キンスキー、ウィルフォード・ブライムリー
監督:トニー・リチャードソン
内容:ジョン・アービングの同名小説を基に映画化。熊のいるホテルを経営することを夢見る風変わりな夫婦と5人の子供たちの姿を描いている。
『君がいた夏』
1988年 アメリカ
出演・マーク・ハーモン、ジョディ・フォスター
監督:スチーブン・カンプマン、ウィル・アルディス
内容:子供の頃にあこがれて、人生の支えとなってくれた6歳年上の美人従姉の突然の死を知って、失った青春の日々を回想する男性の愛と悲しみをノスタルジックに描いている青春回想ドラマ映画。少年時代から青年時代まで、人生の支えとなってくれて密かにあこがれていた年上の美人従姉ケイティが突然亡くなった。ビリーは、ケイティの遺言で位牌を預かり、供養しようと青春の日々を過ごした地元に戻る旅に出る。ビリーは、その旅でケイティと過ごした過去を回想する。
『告発の行方』
1988年 アメリカ
出演:ジョディ・フォスター、ケリー・マクギリス、バーニー・カールソン、レオ・ロッシ、アン・ハーン
監督:ジョナサン・カプラン
内容:1人の若い女性への暴行事件を発端に、法廷で事件を立証することの難しさ、理解されない被害者女性の傷の深さを、裁判過程を通して女性蔑視問題を取り上げた“告発”の社会派の法廷サスペンス・ドラマ映画。酒場から半裸の若い女性が飛び出した。彼女は酒場で3人の男にレイプされたと供述した。捜査が進み、裁判が始まるが。レイプされた被害者の女性役を演じたジョディ・フォスターがアカデミー主演女優賞を受賞した。
『ハートに火をつけて』 (原題 Catch Fire)
1989年 アメリカ
出演:デニス・ホッパー、ジョディ・フォスター、ディーン・ストックウェル、ビンセント・プライス、ジョン・タトゥーロ、フレッド・ウォード、チャーリー・シーン、ジョー・ペシ
撮影:エド・ラッヒマン/音楽:カート・ソベル
監督:アラン・スミシー(デニス・ホッパー)
内容:レイチェル・クロンスタっドマンの原作を基に映画化。殺人現場を目撃した女性と、彼女を殺すために組織から送り込まれた凄腕の殺し屋との奇妙な愛と逃避行を描いているサスペンス・アクション映画。ロサンゼルスに住む女性アーティストのアンは、ある夜、偶然マフィアの殺人現場を目撃してしまう。それ以降アンは命をマフィアに狙われて、同棲している彼氏が誤って殺されてしまう。身の危険を感じたアンは行方をくらますと、マフィアのボスはプロの殺し屋マイロを差し向けてくる。しかし、マイロはアンに特別な感情を抱いてしまい、危ない恋の逃避行が始まる。監督のアラン・スミシーとは、アメリカ映画製作においてトラブルが生じた時に「アラン・スミシー」なる架空の監督作品として上映するシステムのことである。本作品のオリジナル版として、監督のデニス・ホッパー自身が編集し直した作品『バックトラック』(原題 Back Track)がある。デニス・ホッパーは、自分が撮った映画作品なのに最終編集権を持っていなかった。しかし、本作品に愛着があったデニス・ホッパーは、4年後『バックトラック』に題名を変えて自分の思いのままに編集し直した。『ハートに火をつけて』は、ジョディ・フォスターを中心にしたサスペンス色の強いアクション映画。一方、『バックトラック』は、ロマンティックな純愛映画。
『リトルマン・テイト』
1991年 アメリカ
出演:ジョディ・フォスター、ダイアン・ウィースト、アダム・ハン・バード、ハリー・コニックJr
監督:ジョディ・フォスター
内容:人気女優ジョディ・フォスターが自身の体験をもとに描いている初監督・主演作品。天才ゆえに孤独な7歳の少年と唯一の理解者である母親。この親子の愛情と2人を取り巻く人々の交流を描いているヒューマン映画。
『羊たちの沈黙』
1991年 アメリカ
出演:ジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンス、スコット・グレン、テッド・レビン、アンソニー・ヒールド
監督:ジョナサン・デミ
内容:トーマス・ハリスの同名小説を基に映画化。FBIの女性訓練生と、患者を殺して食べた過去をもつ天才精神科医の葛藤を描きながら、連続猟奇殺人事件の謎に迫る傑作サスペンス映画。FBIの女性訓練生クラリスは、患者9人を殺害して、遺体の一部を食べ、殺人罪で州立精神病院に拘束中の精神科医“人食いレスター”からバッファロー・ビルと呼ばれる若い女性をターゲットにした連続猟奇殺人事件捜査のヒントを与えられる。作品賞ほかアカデミー賞5部門受賞を受賞した。レスター役を演じたアンソニー・ホプキンスの怪演ぶりが見もの。レスターを題材とした『ハンニンバル』(2000年)と『レッド・ドラゴン』の中間時期の作品。シリーズ第2弾『ハンニバル』には、アンソニー・ホプキンス、ジュリアン・ムーア、レイ・リオッタ、ゲーリー・オールドマン、フランキー・アール・フェイゾン、ジャンカルロ・ジャンニーニ、フランチェスカ・ネーリ、ヘイゼル・グッドマンが出演している。シリーズ第3弾『レッド・ドラゴン』(2002年)には、アンソニー・ホプキンス、エドワード・ノートン、レイフ・ファインズ、ハーベイ・カイテル、エミリー・ワトソン、メアリー・ルイーズ・パーカーが出演している。
『ジャック・サマースビー』
1993年 アメリカ
出演:リチャード・ギア、ジョディ・フォスター、ビル・プルマン、ジェームズ・アール・ジョーンズ
監督:ジョン・アミエル
内容:南北戦争終結の南部を舞台に、別人のようになって戦地から6年ぶりに帰還した農場主の夫と、誠実な人格者に変わった夫を困惑しながらも別人ではないかと疑う妻、両者の複雑な心の機微をサスペンス・タッチで描いているラブ・ロマンス映画。
『マーヴェリック』
1994年 アメリカ
出演:メル・ギブソン、ジョディ・フォスター、ジェームズ・ガーナー
監督:リチャード・ドナー
内容:1950年代の同名のテレビシリーズを基に映画化。開拓時代の西部を舞台に、史上最大のポーカー大会の賞金を狙うギャンブラーと、道連れになった男女の珍道中を描いている西部劇映画。
『ホーム・フォー・ザ・ホリデイ』
1995年 アメリカ
出演:ホリー・ハンター、ロバート・ダウニーJr
監督:ジョディ・フォスター
内容:ジョディ・フォスターの監督第2作。故郷の家に集まった家族が織り成す人間模様をコミカルに描いている。クローディアは感謝祭で実家に帰るというのに、気のめいることばかり。
『コンタクト』
1997年 アメリカ
出演:ジョディ・フォスター、マシュー・マコノヒー、ジェームズ・ウッズ、トム・スケリット、ジョン・ハート、デビッド・モース、アンジェラ・バセット、ロブ・ロウ
監督:ロバート・ゼメキス
内容:カール・セーガンの小説を基に映画化。宇宙からの電波を受け取った女性天文学者が、宇宙間移動装置に乗り込んで、地球外知的生命体との接近を試みるSF映画。幼少期から宇宙に興味を持っていた女性エリー・アロウェイは、天文学博士になってプエルトリコのアレシボ天文台に着任する。電波望遠鏡で宇宙からの交信を待つエリーは、作家で神父のパーマー・ジョスと出会う。全米科学財団の理事長で現実派の重鎮デビッド・ドラムリン博士は、宇宙観測という利益にならないアレシボ天文台の助成金をカットしてしまう。天文台での仕事を失ったエリーは、ニューメキシコにある政府の観測所装置の使用許可を得て、予算を出してくれるスポンサー探しに奔走する。2年間のスポンサー探しでハッデン産業から融資を受けたエリーは、観測所で宇宙からの電波交信に耳を傾ける。しかし、大統領の科学顧問に就任していたドラムリンの横槍によって政府の観測所の使用許可が取り消されそうになる。その矢先、エリーは宇宙からの不思議な電波を受け取る。電波の発信源が琴座のべガ星からだとわかったエリーは、電波の発見情報をマスコミに公開する。政府はキッツ国防省顧問とドラムリンをニューメキシコの観測所に向かわせて政府の管理下に置く。電波パルスの中に膨大なデーターを見つけたエリーだったが、政府発表でドラムリンが責任者になる。政府会議の末席でプロジェクトから外されたエリーは、会議で大統領の宗教顧問になったジョスと再会する。データーの解析に悩むエリーの前に、ハッデン産業のハッデン社長が現われて解析したデーターを彼女に教えてプロジェクトへの復帰を助ける。解読したデーターは球体の周りを2つのリングが回転する宇宙間移動装置の図面だった。
『アンナと王様』
1999年 アメリカ
出演:ジョディ・フォスター、ジョン・ローン、バイ・リン、ランダル・ダグ・キム
監督:アンディ・テナント
内容:夫を亡くしたイギリス人女性が、王子たちの教育係としてタイ・シャム王国に招かれて、次第に王の人柄に心惹かれていく名作ミュージカル映画『王様と私』(1956年)のリメーク版。『王様と私』には、ユル・ブリナー、デボラ・カー、リタ・モレノ、マーチン・ベンソン、テリー・サンダースが出演している。
『パニック・ルーム』
2002年 アメリカ
出演:ジョディ・フォスター、フォレスト・ウィテカー、D・ヨーカム、クリステン・スチュアート
監督:デビッド・フィンチャー
内容:突然押し入った強盗から逃れるために、“パニック・ルーム”と呼ばれる緊急避難用の密室に隠れた母娘と、彼女たちを引きずり出そうとする強盗団との息詰まる攻防を描いているサスペンス・スリラー映画。ニューヨーク・マンハッタン、夫と離婚したメグは、娘のサラとふたりだけで豪華なタウンハウスに引っ越した。その4階建ての豪邸には、実はある隠された部屋が存在していた。“パニック・ルーム”と呼ばれるその部屋は緊急避難用のもので、決して誰も侵入させないというただひとつの目的で作られていた。引っ越した直後のある夜、豪邸の元の持ち主が隠したという財産を狙って、強盗一味が忍び入ってきた。異変に気付いたサラは、メグを連れて“パニック・ルーム”に身を隠すが、強盗一味の狙う財産は、その“パニック・ルーム”にこそ隠されていた。監督は『セブン』(1995年)のデビッド・フィンチャー。
TV
『ペーパームーン』 (原題 Paper Moon)
1974年 アメリカ
出演:クリストファー・コネリー、ジョディ・フォスター
内容:今や大女優となったジョディ・フォスターのTVドラマ出演の子役時代の作品。大不況下の1930年代を舞台に、アメリカ西部をおかしな2人連れ、モーゼとアディが旅をしていた。セールスマンのモーゼは、ギャンブル好きで30歳過ぎのちょっといい男。一方のアディは、茶目っ気たっぷりで頭の回転が鋭い11歳の可愛い女の子。母親を亡くしたアディは、母親の親友であるモーゼを本当の父親だと思い喧嘩をしながらも旅を続ける。ジョディ・フォスターがちょっとおませで可愛い女の子役を好演している。映画版『ペーパームーン』(1973年)には、ライアン・オニール、テータム・オニール、マデリン・カーンが出演している。