シドニー・ポワチエ
『暴力教室』 (原題 The Blackboard Jungle)
1955年 アメリカ
出演:グレン・フォード、アン・フランシス、シドニー・ポワチエ
監督:リチャード・ブルックス
内容:イヴァン・ハンターの原作を基に映画化。ニューヨークの高校を舞台に、非行少年たちと赴任してきた教師の衝突を描いている学園ドラマ映画。原作は、TVドラマ『87分署』シリーズで知られるエド・マクベインの別名イヴァン・ハンター。公開当時は、PTAなどが上映反対運動を展開したほどの強烈な作品だった。
『野のユリ』
1963年 アメリカ
出演:シドニー・ポワチエ
監督:ラルフ・ネルソン
内容:アリゾナの荒野に教会を建てることを夢見る修道女たちと、彼女たちを手伝う羽目になった流れ者の青年との交流を描いている。シドニー・ポワチエがアカデミー主演男優賞を受賞した。
『砦の29人』
1966年 アメリカ
出演:ジェームズ・ガーナー、シドニー・ポワチエ
監督:ラルフ・ネルソン
内容:騎兵隊とネイティブ・アメリカンとの戦いを描いている。妻を殺された男が、その理由を調べる中で騎兵隊とネイティブ・アメリカンの戦いに直面する。
『招かれざる客』
1967年 アメリカ
出演:スペンサー・トレーシー、シドニー・ポワチエ
監督:スタンリー・クレーマー
内容:長年、人種差別と闘ってきた新聞社の経営者が、娘の連れて来た恋人が黒人だったことから、理想と現実の間で苦悩する姿を描いているドラマ映画。
『いつも心に太陽を』 (原題 To Sir with Love)
1967年 イギリス
出演:シドニー・ポワチエ、クリスチャン・ロバーツ、ジュディ・ギーソン、スージー・ケンドル、フェイス・ブルック
監督:ジェームズ・クラベル
内容:貧民街の学校に赴任して来た新任の黒人教師が、非行に走る不良生徒たちの教育に情熱を懸けて交流する姿を描いている学園ドラマ映画。失業した男が下層階級地区(貧民街)の学校に新任教師として赴任してきた。しかし、生徒は非行に走る不良のワルばかり。彼は、“情熱・愛情”と“強い信念”で生徒に向かっていく。
『夜の大捜査線』
1967年 アメリカ
出演:シドニー・ポワチエ、ロッド・スタイガー、ウォーレン・オーツ
監督:ノーマン・ジュイソン
内容:いまだに人種的差別が通っている南部ミシシッピー州の田舎町スパータで会社社長のコルバートが殺害された。人種的偏見をもつ警察署長のギレスピーは、コルバートのサイフを持っていた男を逮捕するが、フィラデルフィアから帰郷していた黒人刑事のティッブス・バージルに犯人は別にいると指摘される。苦々しく思いながらもギレスピーは、バージルの協力を得て真犯人を探す。ロッド・スタイガーは、人種的偏見をもつ警察署長の演技でアカデミー主演男優賞を受賞した。他にアカデミー監督賞も受賞した。後のTV版『新・夜の大捜査線』では、キャロル・オコーナー、ハワード・ローリンズが出演している。
『続夜の大捜査線』
1970年 アメリカ
出演:シドニー・ポワチエ、マーチン・ランドー、バーバラ・マクネア
監督:ゴードン・ダグラス
内容:黒人刑事の奮闘を描いているアカデミー賞作品賞受賞『夜の大捜査線』(1967年)シリーズの第2作。ある日、警察に匿名の密告電話がかかってきた。電話の内容は、売春婦が部屋で殺されて、その犯人の名を告げるものだった。早速現場に向かった警察は、そこで売春婦の他殺死体を発見する。警察は売春婦殺しの容疑者として、密告電話で告げられたローガン・シャープ牧師をマークするが、牧師に恩義を受けたことのあるサンフランシスコ市警のバージル警部は、彼の無実を信じて真犯人の追及に奮闘する。
『夜の大捜査線 霧のストレンジャー』
1972年 アメリカ
出演:シドニー・ポワチエ、バーバラ・マクネア、ジェラルド・S・オローリン
監督:ドン・メドフォード
内容:アカデミー賞作品賞受賞『夜の大捜査線』(1967年)シリーズの第3作。サンフランシスコを舞台に、麻薬の為に幸福な生活を破壊された若者たちを影から操り、犯罪組織撲滅に乗り出す黒人警部バージル刑事の姿を描いているサスペンス映画。センチュリー家具会社のオーナーを誘拐した強盗グループが社長室に入り込んで、秘密金庫から大量の麻薬を盗み出した。警察が現場に到着するとオーナーのビショップが拳銃で射殺されていた。サンフランシスコ市警のバージル警部は、事件に妙なところを感じながら捜査を続けていた。そんなバージルの家に強盗グループから電話がかかってきた。彼ら6人は、家族を奪い人生を狂わせた麻薬を憎んで、麻薬を盗んだのだった。しかし、オーナーのビショップは殺していないという。強盗グループは、バージルに巨大な麻薬組織を倒すために協力して欲しいと頼まれる。その矢先、強盗メンバーの1人が組織に殺害される。
『ケープタウン』
1975年 イギリス
出演:シドニー・ポワチエ、マイケル・ケイン、ルトガー・ハウアー、ニコル・ウィリアムソン、プルネラ・ギー、パーシス・カンバータ、サイード・ジャフリー、リク・ド・グーヤ
監督:ラルフ・ネルソン
内容:人種隔離政策が行なわれていた南アフリカを舞台に、国家警察に追われる3人の男女の逃避行を描いている社会映画。黒人が日常茶飯事で裁判を受ける中、ある黒人を無罪に導いたイギリス人弁護士たちが、許可書を持っていないその黒人を車に乗せていたことから検問で警察官ともめてしまった。彼らは、国家警察に追われながら陸路を車で逃避行する。
『ハンキー・パンキー』
1982年 アメリカ
出演:ジーン・ワイルダー、ギルダ・ラドナー、キャスリーン・クインラン
内容:シドニー・ポワチエ
内容:見知らぬ女性から預かった小包のために、国際的な軍事機密をめぐるスパイ事件に巻き込まれた男性の悲喜劇を描いているコメディー映画。
『影なき男』 (原題 Deadly pursuit〈Shoot to kill〉)
1988年 アメリカ
出演:シドニー・ポワチエ、トム・ベレンジャー、カースティ・アレー、クランシー・ブラウン、アンドルー・ロビンソン
脚本:ハーブ・ジンメルほか/撮影:マイケル・チャップマン/音楽:ジョン・スコット
監督:ロジャー・スポティスウッド
内容:1970年代後半からは、もっぱら監督業に専念していたシドニー・ポワチエが、11年ぶりに銀幕復帰した刑事映画。サンフランシスコの宝石店でダイヤが盗まれる事件が発生した。FBI捜査官のスタンチンらは犯人を見事に検挙した。しかし、なんと犯人は宝石店の店主だった。怪しい男が店主の家に押し入って、店主の夫人を人質に宝石を要求したのだった。すぐにスタンチンらFBIは店主の家を包囲した。しかし、怪しい男の計略にはまりダイヤは奪われ、夫人は殺されたうえに犯人を取り逃がしてしまう。その後、怪しい男の犯人は、釣り客に紛れ込んで、カナダ国境に近い山岳地帯へ潜入してしまう。それは、山越えでカナダへと逃げ込むためだった。スタンチンは、人嫌いの山岳ガイドのノックスとともに、2日遅れで山岳地帯へ入り、犯人追跡を開始する。
『リトル・ニキータ』 (原題 Little Nikita)
1988年 アメリカ
出演:リバー・フェニックス、シドニー・ポワチエ、リチャード・ジェンキンス、キャロライン・キャバ、リチャード・ブラッドフォード
脚本:ジョン・ヒル、ボー・ゴールドマン/撮影:ラズロ・コバックス/音楽:マービン・ハムリッシュ
監督:リチャード・ベンジャミン
内容:愛する両親の秘密を知ってしまった少年が、国家への愛国心と両親への愛の板ばさみになって苦悩する姿を描いているサスペンス・ドラマ映画。主演は、若くして事故により急死したリバー・フェニックス。ここには代表作である映画『スタンド・バイ・ミー』に出演していたころより、少し大人になった彼がいる。カリフォルニア州のファウンテン・グローブに住むジェフ・グラントは、親思いで愛国心の強い典型的なアメリカの高校生だった。町で植木店を営む父リチャード、母エリザベスと平凡だが幸せに暮らしていた。町での生活も20年間が過ぎていた。年に一度のパレードの日、ジェフは両親に内緒で空軍士官学校に入学願書を提出する。しかし、入学希望者の身辺調査に取りかかっていた担当のFBI捜査官ロイはジェフの両親がソ連から送り込まれたスパイではないかと疑いはじめる。監督は『マネー・ピット』のリチャード・ベンジャミン。
『スニーカーズ』
1992年 アメリカ
出演:ロバート・レッドフォード、シドニー・ポワチエ、ダン・エイクロイド、ベン・キングスレー、メアリー・マクドネル、リバー・フェニックス、ジェームズ・アール・ジョーンズ
監督:フィル・A(アルデン)・ロビンソン
内容:ハイテクビルに侵入して、警備システムの問題点をビルの持ち主に報告する一癖も二癖もある裏稼業のハイテクのプロ集団が、超高性能の暗号解読機をめぐる争奪戦に巻き込まれる洒落たサスペンス映画。ビショップをリーダーとする裏稼業のハイテクのプロ集団“スニーカーズ”は、超高性能の暗号解読器の争奪戦に巻き込まれていった。
『いつも心に太陽を2』 (原題 To Sir with Love 2)
1995年 アメリカ
出演:シドニー・ポワチエ、ルルクリスチャン・ペイトン、ジュディ・ギーソン、イルマ・P・ホール
脚本:フィリップ・ローゼンバーグ/撮影:ウィリアム・バーチ
監督:ピーター・ボグダノビッチ
内容:『いつも心に太陽を』(1967年)の30年後を中学校から高校に舞台を移して描いている続編作品。中学校での教員生活を終えて、さらに新天地を求めて問題児ばかりを抱えて荒れ果てた高校に赴任してきたベテラン教師が生徒たちの更正に情熱を傾け熱血指導する姿を描いている学園ドラマ映画。中学校での30年に及ぶ教師生活を終えたサッカレー(シドニー・ポワチエ)は、新天地を求めて、シカゴの高校にやって来た。そこはかつて彼が在職していた中学校のように、暴力・いじめ・売春がはびこる荒れ果てた学校だった。この現状を見てサッカレーは、自ら進んで問題児クラスを担当する。彼は生徒たちに情熱と愛情をもって接し、生徒たちもそれに応えるように次第に変わっていく。監督は『ラスト・ショー』、『ペーパー・ムーン』のピーター・ボグダノビッチ監督。
『ジャッカル』
1997年 アメリカ
出演:ブルース・ウィリス、リチャード・ギア、シドニー・ポワチエ、ダイアン・ベノーラ、マチルダ・メイ、ジョン・カニンガム、J・K・シモンズ
監督:マイケル・ケイトン・ジョーンズ
内容:1973年に製作された『ジャッカルの日』を現代に舞台を移して翻案映画化。謎の凄腕殺し屋ジャッカルと、IRA(アイルランド共和軍)の元テロリストの知能を駆使した死闘を描いているサスペンス・アクション映画。FBIの強制捜査で弟を殺されたロシアン・マフィアのボスのテレクは、正体不明の大物暗殺者ジャッカルを雇って、復讐のためにアメリカ要人の暗殺を依頼する。その動きを察知したFBI副長官のプレストンは、ロシア情報局の女性情報員コスロバ少佐と協力してジャッカルの足取りを追う。しかし、ジャッカルを知る人は数少なくて情報が皆無だった。監督は『容疑者』(2002年)のマイケル・ケイトン・ジョーンズ。
『デビット&リサ〜心の扉』 (原題 David and Lisa)
1998年 アメリカ
出演:シドニー・ポワチエ、ルーカス・ハース、ブリタニー・マーフィ
監督:ロイド・クレーマー
内容:強迫観念に悩まされて、人と極端に触れ合う事を避ける少年が、母親の勧めで入った施設で出会った医師たちの助けを借りながら、徐々に心を開いていく姿を描いている感動のヒューマン・ドラマ映画。デビッドは子供の頃から頻繁に悪夢にうなされて、常に何かに追い詰められているような感覚にさいなまれていた。見るに見かねた母親の勧めで、施設に入ることになったデビッドは、そこで運命的な出会いをする。
『希望の大地』
2001年 アメリカ
出演:シドニー・ポワチエ、ウェンディ・クルーソン
監督:グレッグ・チャンピオン
内容:伝統的な製法を守るレンガ職人の老紳士と、両親の不仲に悩み非行に走る少年の心の交流を描いているヒューマン・ドラマ映画。黒人のレンガ職人ヘンリーは、自分の仕事に誇りを持ち、60年間この道一筋でやってきたが、最愛の妻を亡くしてからは深い悲しみに暮れていた。ちょうどその頃ヘンリーは、ワシントン中学校のレンガ製作の仕事を請け負っていた。ヘンリーは、その中学校に通う13歳の白人少年ダニーと出会う。『エアフォース・ワン』(1997年)のウェンディ・クルーソンが出演している。監督は『天国に行けないパパ』のグレッグ・チャンピオン。