ジョン・タトゥーロ John Turturro
(ジョン・タートゥロー)
『ハスラー2』
1986年 アメリカ
出演:ポール・ニューマン、トム・クルーズ、メアリー・E(エリザベス)・マストラントニオ、ヘレン・シェーバー、ジョン・タトゥーロ、ビル・コッブス
監督:マーチン・スコセッシ
内容:ハスラー稼業から引退した男が、卓越した才能を持つ若きハスラーに出会い、彼を一人前のプロに育てようと再びキューを握るドラマ映画『ハスラー』(1961年)の続編映画。ポール・ニューマンがアカデミー賞7回目のノミネートでアカデミー主演男優賞を受賞した。
『ハートに火をつけて』 (原題 Catch Fire)
1989年 アメリカ
出演:デニス・ホッパー、ジョディ・フォスター、ディーン・ストックウェル、ビンセント・プライス、ジョン・タトゥーロ、フレッド・ウォード、チャーリー・シーン、ジョー・ペシ
撮影:エド・ラッヒマン/音楽:カート・ソベル
監督:アラン・スミシー(デニス・ホッパー)
内容:レイチェル・クロンスタっドマンの原作を基に映画化。殺人現場を目撃した女性と、彼女を殺すために組織から送り込まれた凄腕の殺し屋との奇妙な愛と逃避行を描いているサスペンス・アクション映画。ロサンゼルスに住む女性アーティストのアンは、ある夜、偶然マフィアの殺人現場を目撃してしまう。それ以降アンは命をマフィアに狙われて、同棲している彼氏が誤って殺されてしまう。身の危険を感じたアンは行方をくらますと、マフィアのボスはプロの殺し屋マイロを差し向けてくる。しかし、マイロはアンに特別な感情を抱いてしまい、危ない恋の逃避行が始まる。監督のアラン・スミシーとは、アメリカ映画製作においてトラブルが生じた時に「アラン・スミシー」なる架空の監督作品として上映するシステムのことである。本作品のオリジナル版として、監督のデニス・ホッパー自身が編集し直した作品『バックトラック』(原題 Back Track)がある。デニス・ホッパーは、自分が撮った映画作品なのに最終編集権を持っていなかった。しかし、本作品に愛着があったデニス・ホッパーは、4年後『バックトラック』に題名を変えて自分の思いのままに編集し直した。『ハートに火をつけて』は、ジョディ・フォスターを中心にしたサスペンス色の強いアクション映画。一方、『バックトラック』は、ロマンティックな純愛映画。
『ミラーズ・クロッシング』 (原題 Miller's Crossing)
1990年 アメリカ
出演:ガブリエル・バーン、アルバート・フィニー、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ジョン・タートゥロ、ジョン・ポリト
脚本:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン/撮影:バリー・ソネンフェルド/音楽:カーター・バーウェル
監督:ジョエル・コーエン
内容:1920年代のアメリカ東部を舞台に、欲望と陰謀が渦巻く血生臭いマフィア社会の裏側で自分の生き方を貫こうとする一匹狼のギャングの運命を描いているハードボイルドなギャング映画。1929年、アメリカ東部のある都市で、レオ率いるアイルランド(アイリッシュ)系とキャスパー率いるイタリア系の両ギャング組織が暗黒街で勢力を争っていた。レオは手下のバーニーの姉で、彼の所有する高級クラブで働いているバーナーに惚れていた。ある時、キャスパーがレオに、手下のバーニーは裏切り者だから殺した方が良いと忠告する。その話しを信じたレオは、腹心の部下で自分の右腕として厚い信頼を寄せるトムに殺し役を依頼する。トムは、レオをいさめる一方でバーニーと通じて、レオに組織を叩き出される。トムは、レオと対立する2大犯罪組織のイタリア系ギャングのキャスパーに寝返る。製作・脚本を弟が担当して、兄が監督するコーエン兄弟の名前を、一躍メジャーにした異色作品。
『ステート・オブ・グレース』 (原題 State of Grace)
1990(91)年 アメリカ
出演:ショーン・ペン、エド・ハリス、ゲーリー・オールドマン、ロビン・ライト、ジョン・タトゥーロ、バージェス・メレディス、ジョーン・C・ライリー
脚本:デニス・マッキンタイア/音楽:エンニオ・モリコーネ
監督:フィル・ジョアーノ
内容:アメリカ・ニューヨークの犯罪地帯に生まれ育った若者たちの運命を縄張り争いに明け暮れるアイリッシュギャングの抗争と、潜入捜査官の苦悩を通して描いている。
『ジャングル・フィーバー』
1991年 アメリカ
出演:ウェスリー・スナイプス、アナベラ・シオラ、スパイク・リー、オシー・デイビス、ルビー・ディー、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・タトゥーロ、アンソニー・クイン、ティム・ロビンス
監督:スパイク・リー
内容:ニュー・ブラック・シネマの旗手スパイク・リーが、アフリカ系アメリカ人男性とイタリア系アメリカ人女性の恋愛に焦点を当てて、新たな角度から人種差別の問題を掘り下げた社会ドラマ映画。有能な黒人建築家のフリッパーは、妻と娘と幸せな家庭生活を送っていた。しかし、フリッパーは、新しく自分の秘書となった派遣会社のイタリア系白人女性アンジーに惹かれて浮気をしてしまう。妻に白人女性との浮気がばれたフリッパーは家から追い出されてしまう。また、アンジーも黒人男性との付き合いを父親に激しく責められて家を追い出されてしまう。それぞれ家を追い出されたフリッパーとアンジーは、部屋を借りて一緒に暮らすことになる。一方、フリッパーの実家ではフリッパーの兄で麻薬中毒のゲイターが金の無心で頻繁に家を訪れていた。厳しい戒律を守る牧師の父親が家にいない時を狙っては、ゲイターを溺愛する母親から色々な理由をつけては金を貰っていた。スティービー・ワンダーの曲がフィーチャーされている。サミュエル・L・ジャクソンがカンヌ国際映画祭助演男優賞を受賞した。
『フィアレス』 (原題 Fearless)
1993年 アメリカ
出演:ジェフ・ブリッジス、イザベラ・ロッセリーニ、ロージー・ペレス、トム・ハルス、ジョン・タートゥロー
脚本:ラファエル・イグレシアス/撮影:アレン・ダビオー/音楽:モーリス・ジャール
監督:ピーター・ウィアー
内容:飛行機の墜落事故から奇跡的に生還したことをきっかけに、死の恐怖から解放されたと信じる男性の生き方を通して、生と死の意味を問い掛ける人間ドラマ映画。乗り合わせた飛行機が墜落して大惨事に遭遇したマックスは、事故で死に直面した瞬間に不思議な光を見て以来、身も心も開放されたような感覚にひたるようになり、その日から恐怖への感覚をなくして人が変わってしまった。それは、イチゴアレルギーや飛行機嫌いが消えて、わざと危険な行動を走るようになったのだ。妻は、何かに取り憑かれたような彼を見守るしかなかった。一方、同じ墜落事故で最愛の子供を失ったカーラは、マックスとは正反対の態度を示すようになってしまった。その後、セラピストのビルによって、カーラとマックスは対面させられる。マックスの力によってカーラは、心の平安を取り戻す。
『クイズ・ショウ』
1994年 アメリカ
出演:ジョン・タトゥーロ、ロブ・モロー、レイフ・ファイアンズ、デビッド・ペイマー、ポール・スコフィールド、ハンク・アザリア、クリストファー・マクドナルド、エリザベス・ウィルソン、アラン・リッチ、ミラ・ソルビーノ、ジョージ・マーティン、ポール・ギルフォイル、グリフィン・ダン、マイケル・マンテル、ティモシー・バスフィールド、マーティン・スコセッシ、バリー・レビンソン
監督:ロバート・レッドフォード
内容:実話を基に、人気クイズ番組のやらせ事件が世間に与えた波紋を描いている社会派ドラマ映画。1956年、NBCテレビの視聴者参加クイズ番組“21”は全米で人気を博していた。しかし、連勝を続けるチャンピオンのハービーは、ユダヤ系の冴えない風貌の青年で、最近は視聴率も伸び悩んできた。番組スポンサーのジェリトル社は、もっと見栄えのするテレビ向きの人物をチャンピオンにしろと番組に圧力をかける。
『思い出の微笑』
1995年 アメリカ
出演:アンディ・マクダウェル、ジョン・タトゥーロ
監督:ダイアン・キートン
内容:ダイアン・キートンの初監督作品。母親の死に直面して動揺する少年が、しだいに成長していく姿を描いている。母親が不治の病気に冒されたために、スティーブンは伯父と暮らすことになる。
『クロッカーズ』
1995年 アメリカ
出演:ハーベイ・カイテル、ジョン・タートゥロー、デルロイ・リンド、メキ・ファイファー、イサイア・ワシントン、キース・デビッド、レジーナ・テイラー、トム・バード、フランセス・フォスター、マイケル・インペリオリ、スパイク・リー
監督:スパイク・リー
内容:“クロッカーズ”と呼ばれている麻薬密売人をめぐる殺人事件に巻き込まれた黒人兄弟を描いている犯罪サスペンス映画。麻薬組織の売上金を横領していた男が何者かに殺害された。監督は、ニュー・ブラック・シネマの旗手『ジャングル・ファーバー』(1991年)のスパイク・リー。
『サーチ&デストロイ』 (原題 Search & Destroy)
1995年 アメリカ
出演:グリフィン・ダン、デニス・ホッパー、クリストファー・ウォーケン、イレーナ・ダグラス、イーサン・ホーク、ジョン・タトゥロー、ロザンナ・アークエット
脚本:マイケル・アルメイダ/撮影:ボビー・ブロウスキー、マイケル・スピラー/音楽:エルマー・バーンスタイン/監修総指揮:マーティン・スコセッシ
監督:デビッド・サーレ
内容:
『ビッグ・リボウスキ』
1998年 アメリカ
出演:ジェフ・ブリッジス、ジョン・グッドマン、スティーブ・ブシェミ、ジュリアン・ムーア、ジョン・タトゥロー
監督:ジョエル・コーエン
内容:富豪の若妻誘拐事件に巻き込まれた無精者の中年男性の珍騒動を描いている。デュードは、彼の女房の借金を返せというまったく身に覚えのない件でチンピラに襲われる。コーエン兄弟の自信作。
『オー・ブラザー!』 (原題 O Brother,Where Art Thou?)
2000年 アメリカ、イギリス、フランス
出演:ジョージ・クルーニー、ジョン・タトゥーロ、ティム・ブレイク・ネルソン、ホリー・ハンター、ジョン・グッドマン
脚本・製作:イーサン・コーエン
脚本・監督:ジョエル・コーエン
内容:1930年代のアメリカ南部をミシシッピー州の片田舎を舞台に、宝の山を探し当てるために脱獄した3人の囚人たちの奇想天外な旅をコミカルに描いている異色のロード・ムービー。1930年代のアメリカ南部ミシシッピー。刑務所からエベレット、ピート、デルマーの3人の囚人たちが脱獄した。3人はその昔、エベレットが隠した120万ドルの金を求めて旅に出る。ピートの従兄弟の家で車を手に入れて、ヒッチハイクの黒人トミーを乗せる。トミーに誘われるままに“ズブ濡れボーイズ”というバンドを結成してレコーディングをする。一方で、彼らを執拗に追いかけるミステリアスな保安官の魔の手が迫る。ジョージ・クルーニーがゴールデン・グローブ賞最優秀主演男優賞を受賞した。アカデミー脚色賞、撮影賞にノミネートされた。また、イギリス・アカデミー賞BAFTA映画賞5部門(撮影賞、映画音楽賞、衣装賞、美術賞、オリジナル脚本賞)にノミネートされた。
『耳に残るは君の歌声』
2000年 イギリス、フランス
出演:クリスティーナ・リッチ、ジョニー・デップ、ケート・ブランシェット、ジョン・タトゥーロ、ハリー・ディーン・スタントン
監督:サリー・ポッター
内容:ユダヤ人迫害によって離れ離れになった父親を捜そうと、一人旅に出るユダヤ人の少女の波乱に満ちた半生を描いている大河ドラマ映画。1927年、ロシア。貧しい村に住むユダヤ人の少女フィゲレは、母親を亡くして父親と祖母の3人で暮らしていた。父親は、ゆくゆくはフィゲレを呼び寄せると胸に誓って、ひとりでアメリカに渡る決意をする。しかし、やがて戦火の荒波の中、フィゲレはひとりイギリスへと流れ着いてしまう。監督は『オルランド』のサリー・ポッター。
『コラテラル・ダメージ』
2001年 アメリカ
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、クリフ・カーティス、フランチェスカ・ネーリ、エリアス・コティーズ、ジョン・レグイザモ、ジョン・タトゥーロ
監督:アンドリュー・デイビス
内容:無差別テロによって愛する妻子の命を奪われたひとりの消防士が復讐のために、単身でコロンビア山中の敵地へと乗り込んで行くサスペンス・アクション映画。ロサンゼルスの消防庁に務める消防士のゴーディは、ダウンタウンの高層ビル群にあるカフェで妻と幼い息子を待たせていた。しかし、時間に遅れたゴーディが駆けつけた時に突然爆発が起こる。ゴーディは、無差別爆破テロによって愛する妻と息子を自らの目の前で失ってしまう。事件の直前に不審な警官を目撃していたゴーディは、捜査当局に協力を申し出る。犯人が国際的なテロリストと判明するが、政治的な駆け引きから事件はうやむやにされしまう。『スリー・キングス』(1999年)のクリフ・カーティスが出演している。監督は『逃亡者』(1993年)・『チェーン・リアクション』(1996年)のアンドリュー・デイビス。