ジョン・カサベテス John Cassavetes
(ジョン・カサヴェテス)
『アメリカの影』
1960年 アメリカ
出演:レリア・ゴルドーニ、ヒュー・ハード、ベン・カールザース
監督:ジョン・カサベテス
内容:インディペンデント映画の父とも呼ばれているジョン・カサベテス監督の記念すべき第1作。ニューヨークに住んでいる3兄妹の日常を通して、アメリカに根強く残っている影の“人種差別問題”に切り込んで描いているセミ・ドキュメンタリー・タッチの社会映画。
『ローズマリーの赤ちゃん』
1968年 アメリカ
出演:ミア・ファロー、ジョン・カサベテス
監督:ロマン・ポランスキー
内容:悪魔崇拝者に我が子を狙われているという悪夢に取りつかれた妊娠中の主婦の恐怖体験を描いている異色のオカルト・ホラー映画。売れない俳優の夫ガイと妻ローズマリーの若い夫婦は、不吉な噂の絶えない古いアパートに引っ越して来た。そのアパートでまもなくローズマリーは妊娠するが、体は次第にやつれて、悪夢にうなされるようになる。隣室には、何かと世話を焼いてくれるローマンとミニーの老夫婦が住んでいた。この夫婦には異臭を放つタニス入りのペンダントをいつも身に付けている養女がいたが、ある日、彼女はアパートの窓から不可解な飛び降り自殺を遂げてしまう。
『フェイシズ』
1968年 アメリカ
出演:ジョン・マーレー、ジーナ・ローランズ、リン・カーリン
監督:ジョン・カサベテス
内容:冷めきった夫婦の関係が、決定的に破綻するまでの36時間を描いている。夫は妻に別れ話を切り出し、高級娼婦を買いに行く。一方、妻は行きずりの男と一夜をともにした後、自殺を図る。
『明日よさらば』
1969年 イタリア
出演:ジョン・カサベテス、ピーター・フォーク
監督:ジュリアーノ・モンタルド
内容:カジノ襲撃の計画に加わった名うてのギャングが、カジノの持ち主であるギャング団に息子を殺された。彼は、復讐を誓い、ただひとり地下組織へと潜り込んでいく。
『こわれゆく女』
1975年 アメリカ
出演:ジーナ・ローランズ、ピーター・フォーク
監督:ジョン・カサベテス
内容:精神のバランスをくずしていく主婦とその家族の姿を描く。ニックの妻メーベルは、家族や親友に対する愛情の念をコントロールできない性格だった。
『ビッグ・ボス』 (原題 Capone)
1975年 アメリカ
出演:ベン・ギャザラ、シルベスター・スタローン、ハリー・ガーディノ、ジョン・カサベテス
脚本:ハワード・ブラウン/撮影:ビリス・ラペニークス/音楽:デビッド・グリスマン
監督:スティーブ・カーバー
内容:暗黒街の大ボスだったアル・カポネの生涯の抗争を描いているギャング映画。1918年のアメリカ・ニューヨーク。強盗の現場を目撃したアルフォンス・カポーニは、警察に通報して自ら捕まった。このことでギャングのボス、フランキー・エールの注意を引いた。カポーニは、エールの部下からシカゴのトリオの配下となって、しだいに頭角をあらわしていく。やがてボスの座にのし上るが、腹心のコティの裏切りにあって刑務所に送り込まれる。
『パニック・イン・スタジアム』 (原題 Two Minute Warning)
1976年 アメリカ
出演:チャールトン・ヘストン、ジョン・カサベテス
脚本:エドワード・ヒューム/撮影:ジェラルド・ハーシュフェルド/音楽:チャールズ・フォックス
監督:ラリー・ピアース
内容:ジョージ・ラフォンティンの小説を基に映画化。全米タイトルをかけた注目のアメリカン・フットボールの試合で沸き返る10万人の満員のスタジアムを舞台に、潜入した偏狂的なライフル狙撃手と、無差別狙撃を阻止しようとするSWATと警察との12時間の恐怖を描いているA級サスペンス・アクション映画。ロサンゼルスのメモリアル競技場で、10万人の満員の観衆を集めて全米タイトルをかけた注目のアメリカン・フットボールの試合が開催されようとしていた。ところがTVカメラの1台が、偶然に物陰に潜む1人の男性の姿をとらえる。男の手には高性能ライフルがあった。支配人は、極秘でロサンゼルス警察のホリー署長に連絡を入れる。ホリーは、SWATを出動させる。監督は『あの空に太陽が』のラリー・ピアース。
『オープニング・ナイト』
1978年 アメリカ
出演:ジーナ・ローランズ、ジョン・カサベテス
監督:ジョン・カサベテス
内容:舞台の初日を前にした1人の人気女優の苦悩と焦燥を描いている。人気女優のマートルは、ある夜、自分が無視したファンの少女が事故死するのを目撃した。それ以来、マートルの酒の量は増えていった。
『フューリー』 (原題 The Fury)
1978年 アメリカ
出演:カーク・ダグラス、ジョン・カサベテス、エイミー・アービング、キャリー・スノッドグレス、チャールズ・ダーニング、フィオナ・ルイス、アンドリュー・スティーブンス、キャロル・ロッセン、ルタニア・アルダ、ジョイス・イーストン、ウィリアム・フィンレイ、ジェーン・ランバート、サム・ルイス、J・パトリック・マクナマラ、アリス・ナン、メロディ・トーマス、ローラ・イネス
脚本:ジョン・ファリス/撮影:リチャード・H・クライン/音楽:ジョン・ウィリアムス/美術:リチャード・ローレンス/特殊メイク:ウィリアム・タトル/編集:ポール・ハーシュ/スタンドコーディネーター:ミッキー・ギルバート/製作:フランク・ヤブランス/製作補:ジャック・B・バーンスタイン/製作総指揮:ロン・プライスマン/助監督:ドナルド・E・ヘイツァー
監督:ブライアン・デ・パルマ
内容:ジョン・ファリスの人気小説を基に映画化。誘拐された超能力を持つ息子を、同じく超能力者である少女の力を使って奪回しようとする元情報部員の父の死闘を描いているオカルト・アクション映画。元アメリカ情報部員のピーターは、超能力を持つ息子のロビンとアフリカで暮らしていた。しかし、かつてピーターの同僚だった情報部員のチルドレスがロビンの能力を諜報活動に利用しようと、ゲリラに化けたアラブ人にロビンを誘拐させる。TV『ER/緊急救命室』で第2シーズンから登場した女性外科医ケリー・ウィーバー役を演じたローラ・イネスが出演している。
『ブラス・ターゲット』
1979年 アメリカ
出演:ジョン・カサベテス、ソフィア・ローレン
監督:ジョン・ハフ
内容:フレデリック・ノーランの原作を基に映画化。第2次世界大戦の英雄パットン将軍暗殺と、その裏で起こったアメリカ軍接収のナチス金塊強盗事件を描いているサスペンス・アクション映画。原作は、フレデリック・ノーラン。
『グロリア』
1980年 アメリカ
出演:ジーナ・ローランズ、バック・ヘンリー、ジュリー・カーメン、ジョン・アダムス、ジェシカ・カスティロ、バリシオ・フランチナ
脚本・監督:ジョン・カサベテス
内容:マンハッタンを舞台に、組織の秘密を知った少年を守るためにタフな女“グロリア”がマフィアと闘う姿を描いているハードボイルド・アクション映画。マフィアの会計士が組織の秘密を暴露しようとして、その一家が惨殺された。しかし、息子のフィルだけは父親から証拠の手帳を預かって逃げ出した。フィルは、母親の友人のグロリアのもとに身を隠す。そのことを知ったマフィアはフィルの行方を追い始めて、グロリアたちは逃走しなければならなくなった。リメーク版『グロリア』(1998年)には、シャロン・ストーン、ジーンルーク・フィゲロア、ジェレミー・ノーザム、キャシー・モリアーティ、ボニー・ベデリア、ジョージ・C・スコット、マイク・スターが出演している。
『この命〈いのち〉誰のもの』
1981年 アメリカ
出演:リチャード・ドレイファス、ジョン・カサベテス
監督:ジョン・バダム
内容:交通事故で四肢が麻痺してしまった彫刻家が死ぬ権利を求めて裁判を起こすヒューマン・ドラマ映画。社会問題にもなっている安楽死に真正面から切り込んだブライアン・クラークによる同名戯曲の映画化。
『シーズ・ソー・ラヴリー』 (原題 She's so Lovely)
1997年 アメリカ、フランス
出演:ショーン・ペン、ロビン・ライト・ペン、ジョン・トラボルタ、ハリー・ディーン・スタントン、デビー・マザール、ジーナ・ローランズ、ケルシー・マルーニー
脚本:ジョン・カサベテス
監督:ニック・カサベテス
内容:名匠ジョン・カサベテスが遺した脚本を、息子のニック・カサベテスが映画化。破滅的な愛に生きる男女の姿をドライなタッチで描いているヒューマン・ドラマ映画。お互いのためなら何物をも犠牲にする純粋さを持つエディとモーリーン。ところがある日、モーリーンが暴行を受けたことを察したエディは激昂し、錯乱した彼は銃を手に復讐の相手を探しに行って、取り押さえられて精神病院に収容されてしまう。10年後、モーリーンは新しい夫ジョーイとエディの娘と3人で暮らしていた。そこへ退院して来たエディが現れて変わらぬ愛をモーリーンに告げる。主演のショーン・ペンがカンヌ映画祭最優秀男優賞を受賞した。