ジェームズ・ディーン

『エデンの東』 (原題 East of Eden)

1955年 アメリカ

出演:ジェームズ・ディーン、ジュリー・ハリス、レイモンド・マッセー、ジョー・バン・フリート、R・ダバロス

脚本:ポール・オズボーン/撮影:テッド・マッコード/音楽:レナード・ローゼンマン

監督:エリア・カザン

内容:旧約聖書のカインとアベルの物語を、第1次世界大戦のカリフォルニアに置き換えたジョン・スタインベックの原作を、特に最後の部分(翻訳された原作は上下巻にわたる)を拡大させて映画化。ポール・オズ・ボーンの脚本、撮影、テーマ曲、どれも記憶に残るものとして、常に映画史上ベスト10の上位を占めている作品。24歳という若さで逝ってしまった永遠のヒーロー、ジェームズ・ディーンの数少ない作品のひとつ。後に傑作映画『理由なき反抗』や『ジャイアンツ』と並んで彼の代表作であり、同時にエリア・カザン監督の成功作でもある。肉親の愛に飢え屈折した青年の孤独と苦悩する姿を通して、親子の絆の再生を描いている名作中の名作の家族ドラマ映画。1917年、カリフォルニア州。農場を営む厳格な父親アダムのもとで育てられた2人の息子アーロンとキャルの兄弟。兄のアーロンが真面目で心優しい性格から父親に可愛がられ信頼されている一方、気難しく屈折して反抗的な弟のキャルは父親に疎まれていた。それは、キャルの粗野な姿に妻の血筋を見たためであった。母親は、謹厳な人格者だが、人間味に欠ける夫のもとを去っていた。幼なじみの女性アブラは、そんなキャルを優しく見守る。父の愛に飢えて、気難しく孤独な青年の役をジェームズ・ディーンが好演じている。『動く標的』のジュリー・ハリスが出演している。監督は『波止場』のエリア・カザン。ケート役を演じたジョー・バン・フリートがアカデミー助演女優賞を受賞した。完全ドラマ化のリメーク作品『エデンの東』(1980年)には、ティモシー・ボトムズ、ジェーン・シーモア、ウォーレン・オーツ、ロイド・ブリッジス、アン・バクスターが出演している。

『理由なき反抗』

1955年 アメリカ

出演:ジェームズ・ディーンナタリー・ウッド

監督:ニコラス・レイ

内容:社会や大人への漠然とした苛立ちを抱えて、不安ややり場のない怒りを持て余し自暴自棄になって非行に走っていく高校生の姿を描いている青春映画の傑作品。夜遅く、酒に酔った17歳の少年ジムは、非行グループから喧嘩を売られて、過ってグループのひとりを死なせてしまう。集団暴行事件の容疑者として警察に逮捕され連行されたジムは、そこで美しい少女ジュディと、子犬を銃で撃った少年プラトーと知り合う。間もなくジュディとプラトーの2人は帰宅を許されて、ジムも温情ある少年保護係のレイ主任の取り計らいで帰宅を許される。翌日、ジムは新しい高校に向かう途中、ジュディと再会する。有り余る才能がありながら24歳という若さで逝ってしまった永遠のヒーロージェームズ・ディーン主演の第2作。監督は『北京の55日』のニコラス・レイ。

『ジャイアンツ』 (原題 Giant)

1956年 アメリカ

出演:ロック・ハドソンエリザベス・テーラージェームズ・ディーン、マーセデス・マッキャン、デニス・ホッパー、チル・ウィルス、フラン・ベネット、ロッド・テイラー

脚本:フレッド・ガイオールほか/撮影:ウィリアム・C・メラー/音楽:ディミトリ・ティオムキン

監督:ジョージ・スティーブンス

内容:(前編)テキサスの大牧場主が、名門の令嬢である妻とともに歩んだ30年間の人間ドラマ。(後編)2人の間に生まれた子供達も立派に成長、親の期待とは裏腹に順番に牧場から巣立っていく。牧場主の妻に思いを寄せる青年役にジェームズ・ディーン。この作品が彼の遺作になった。デニス・ホッパーが2人の間に生まれた好青年役を熱演。ジョージ・スティーブンスがアカデミー監督賞を受賞した。

 

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