ジャック・レモン Jack Lemmon
『ミスタア・ロバーツ』
1955年 アメリカ
出演:ヘンリー・フォンダ、ジェームズ・キャグニー、ジャック・レモン
監督:ジョン・フォード、マービン・ルロイ
内容:停泊中のアメリカ海軍貨物輸送船の乗組員たちが退屈な任務に不満がつのり、無能で威圧的な艦長に反発するようになるブロードウェイのヒット・ミュージカルを映画化。映画デビュー2年目のジャック・レモンがアカデミー助演男優賞を受賞した。『駅馬車』のジョン・フォード監督と『哀愁』のマービン・ルロイ監督の共同作品。
『夜の乗合自動車』
1956年 アメリカ
出演:ジューン・アリス、ジャック・レモン
監督:
内容:クラーク・ゲーブルとクローデット・コルベール共演の『或る夜の出来事』(1934年)の再映画化(リメーク作品)。
『お熱いのがお好き』 (原題 Some Like It Hot)
1959年 アメリカ
出演:ジャック・レモン、マリリン・モンロー、トニー・カーチス
監督:ビリー・ワイルダー
内容:禁酒法時代のアメリカ・シカゴを舞台に、ギャングの殺しを目撃したために、命をつけ狙われる2人の楽士(バンドマン)が、仕方なく女ばかりの楽団にまぎれ込んだたために巻き起こる珍事を描いている抱腹絶倒のラブ・コメディー映画。喜劇俳優のジャック・レモンと2枚目俳優のトニー・カーチスの2人が女装して、マリリン・モンローに絡んでいくのは面白い。
『アパートの鍵貸します』 (原題 The Apartment)
1960年 アメリカ
出演:ジャック・レモン、シャーリー・マクレーン、フレッド・マクマレイ
監督:ビリー・ワイルダー
内容:出世競争に四苦八苦するサラリーマンが、恋に目覚めて人生を見つめ直していく姿を笑いと感動で描いているロマンティック・コメディー映画。保険会社のサラリーマンのバドは、出世と昇給の足掛かりに独自の手段を講じる。それは、4人の上司たちに情事の場所として自分のアパートの部屋を貸すことだった。こうしてバドの目論見通り、社内で上司たちからの評価を得て、出世街道を順調に歩んでいく。ある日、バドは1人の上司の相手が自分の惚れているエレベーターガールだと知って、つくづく自分の性根が嫌になる。このエレベーターガールの娘と結婚しようと決意したとき、辞表をたたきつけて過去の自分と決別することになる。アカデミー賞の作品、監督、脚本(原案)、美術、装置(白黒)、編集賞の6部門で受賞した。
『酒とバラの日々』
1962年 アメリカ
出演:ジャック・レモン、リー・レミック
監督:ブレイク・エドワーズ
内容:アルコールの誘惑に負けて、人生を転落させていく夫婦の姿を描いているヒューマン・ドラマ映画。アカデミー歌曲賞を受賞した。
『ヤムヤム・ガール』
1963年 アメリカ
出演:ジャック・レモン、キャロル・リンリー、エディ・アダムス、D・ジョーンズ
監督:デビッド・スイフト
内容:試験結婚した大学生の男女が、プレーボーイの家主に私生活をかき回される姿を描いているコメディー映画。
『あなただけ今晩は』
1963年 アメリカ
出演:ジャック・レモン、シャーリー・マクレーン
脚本:I・A・L・ダイアモンド
製作・脚本・監督:ビリー・ワイルダー
内容:ミュージカルの「イルマ・ラ・ドゥース」を映画化。フランス・パリの裏街を舞台に、失業した真面目で純情な警官と、彼の面倒を見ることになったお人よしのコールガールとの愛を描いている奇想天外なロマンチック・コメディー映画。新米警官のネスターの配属先はパリの娼婦街カサノバ通りだった。生真面目のネスターは、着任早々娼婦街のガサ入れを行なうが、そこには彼の上司がいて、彼は警察をクビになってしまった。クビになったネスターは、かわいい女性イルマと出会い心を奪われてしまった。アカデミー賞編曲賞、ゴールデングローブ賞のコメディー・ミュージカル部門で主演女優賞を受賞した。
『女房の殺し方教えます』
1964年 アメリカ
出演:ジャック・レモン、ビルナ・リージ、テリー・トーマス
監督:リチャード・クワイン
内容:酒に酔った勢いで行きずりの女性とうっかり結婚してしまった人気漫画家の夫スタンレーが、自分の作品の中で妻殺しの完全犯罪を計画する人情コメディー映画。ラストの法廷シーンで、スタンレーが妻を殺したことを告白(実際は殺していないけど)して、男性陪審員が全員無罪にするところは笑える。夫(男性)と妻(女性)の闘いをコミカルに描いている。
『グレート・レース』
1965年 アメリカ
出演:トニー・カーチス、ジャック・レモン、ナタリー・ウッド
脚本・監督:ブレーク・エドワーズ
内容:ニューヨーク〜パリ間への史上最大のドタバタ自動車レースに挑んだ男たちのハチャメチャぶりを描いたアクション・コメディー映画。長年のライバル同士を演じる主演2人の駆け引きが笑える。監督は『ピンク・パンサー』(1963年)シリーズのブレーク・エドワーズ。
『恋人よ帰れ!わが胸に』
1966年 アメリカ
出演:ジャック・レモン、ウォルター・マッソー、ロン・リッチ、クリフ・オズモンド
脚本:I・A・L・ダイアモンド
製作・脚本・監督:ビリー・ワイルダー
内容:仕事中の事故が原因で入院したテレビカメラマンが貧乏弁護士の義理の兄にそそのかされて、重傷を装って巨額の損害賠償金を手に入れようと奮闘する人情コメディー映画。フットボールの中継中にタックルされたテレビカメラマンのハリーは、病院送りになってしまう。ずる賢い義兄の弁護士ウィリーは、ハリーに半身不随の演技をさせて、フットボールチームやスタジアムから100万ドルの損害賠償をせしめようとする。ジャック・レモン、ウォルター・マッソーの主演のふたりが絶妙なコンビネーションを見せてくれている。ウォルター・マッソーがアカデミー助演男優賞を受賞した。
『おかしな二人』
1968年 アメリカ
出演:ジャック・レモン、ウォルター・マッソー
監督:ジーン・サックス
内容:ニール・サイモンの戯曲を基に映画化。妻に逃げられて同居することになった無精者のスポーツ記者と潔癖症のニュース記者。対照的な性格の2人の奇妙な共同生活をコミカルに描いているコメディー映画。愛妻と離婚したフィリックスはショックを受けて、悲嘆に暮れていた。そんなフィリックスは、離婚経験者のオスカーら友人たちに慰められて、オスカーのアパートで同居させてもらうことになる。。監督は『裸足で散歩』のジーン・サックス。
『幸せはパリで』
1969年 アメリカ
出演:ジャック・レモン、カトリーヌ・ドヌーブ
監督:スチュアート・ローゼンバーグ
内容:仕事と家庭に疲れきった普通のサラリーマン(ジャック・レモン)と、夫との愛が冷えきっている社長夫人(カトリーヌ・ドヌーブ)がふとした出会いから愛し合って、新しい人生への旅立ちを決意するまでを描いているロマンチック・コメディー映画。
『おかしな夫婦』
1970年 アメリカ
出演:ジャック・レモン、サンディ・デニス、サンディ・バロン、アン・メアラ、C・モンタルバン
監督:アーサー・ヒラー
内容:ニール・サイモンの原作を基に映画化。田舎でのんびりと暮らしていた夫婦がニューヨークで巻き起こす大騒動を、文明批判を絡めて描いているコメディー映画。
『お熱い夜をあなたに』
1973(72年)年 アメリカ
出演:ジャック・レモン、ジュリエット・ミルズ、クライブ・レビル
脚本:I・A・L・ダイアモンド
製作・脚本・監督:ビリー・ワイルダー
内容:サミュエル・テーラーの戯曲「麗しのサブリナ」を基に映画化。情熱の国イタリアを舞台に、事故死した父親のもとへ駆けつけた実業家と、その父の恋人の娘との恋の駆け引きを描いているラブ・ロマンス映画。父親急死の報せで、イタリアのイスキア島を訪れたアメリカ人実業家のウェンデル・アームブラスター・ジュニア。彼は、道中イギリス娘のパメラと知り合うが、彼女は何故かウェンデルのことを良く知っていた。原題は、イタリア語で“お入りなさい”という意味である。
『セイヴ・ザ・タイガー』 (原題 Save the Tiger)
1973年 アメリカ
出演:ジャック・レモン、ジャック・ギルフォード
監督:ジョン・G・アヴィルドセン
内容:衣料メーカーの経営者が資金繰りに苦労して悩む姿を描いているドラマ映画。主演のジャック・レモンがアカデミー主演男優賞を受賞した。監督は『ロッキー』のジョン・G・アヴィルドセン。ビデオ未発売作品。
『フロント・ページ』
1974年 アメリカ
出演:ジャック・レモン、ウォルター・マッソー、スーザン・サランドン
監督:ビリー・ワイルダー
内容:結婚を機会に引退しようとした敏腕新聞記者がその晩に、裁判所の中で起こった囚人脱走事件に巻き込まれる。大ヒットした戯曲をビリーワイルダーとジャック・レモンの名コンビで映画化している。
『エアポート‘77 バミューダからの脱出』
1977年 アメリカ
出演:ジャック・レモン、ジェームズ・スチュアート、リー・グラント、ブレンダ・バッカロ、ジョセフ・コットン、クリストファー・リー、ロバート・フォックス、ジョージ・ケネディ
監督:ジェリー・ジェームソン
内容:大財閥のジャンボ旅客機がハイジャックによって海に墜落して、乗務員と乗客が海中からの脱出に命を懸ける傑作パニック映画『エアポート(大空港)』(1970年)シリーズの第3弾。美術収集家で大財閥の社長フィリップ・スティーブンスは、新しくオープンする美術館に美術品とVIPの客を送るために、自家用の豪華ジャンボ旅客機を考案した。VIPの客は、スティーブンスの娘と孫、美術鑑定家、美術コレクター、富豪の未亡人、学者などの上流階層だった。テスト飛行も順調で機長のドン・ギャラガーは、美術品とVIPの客を乗せて目的地に飛ぶ。しかし、美術品を盗もうとする強盗グループが飛行機の中に乗り込んでいた。客室乗務員になりすまし副操縦士を仲間にしていた強盗グループは、ギャラガー機長をコックピットから追い出してジャンボ機の操縦席を奪ってしまった。ハイジャックされたジャンボ機は、副操縦士の操縦で予定コースから300キロ離れたコースを飛んでいだ。レーダーに探知されないように霧の中を低空飛行していたジャンボ機は、海面上の建物に接触してカリブ海に墜落してしまう。墜落の激しい衝撃で犯人グループは壊滅するが、生き残った多数の乗務員と乗客は海中のジャンボ機の中に閉じ込められてしまう。一方、レーダー反応の消えたジャンボ機を助け出すために、スティーブンスは海軍に捜索を依頼する。シリーズ第1弾『大空港』(1970年)には、バート・ランカスター、ディーン・マーチン、ジャクリーンビセット、ジョージ・ケネディが出演している。シリーズ第2弾『エアポート‘75』(1974年)には、チャールトン・ヘストン、ジョージ・ケネディが出演している。シリーズ第4弾『エアポート‘80』(1979年)には、アラン・ドロン、ジョージ・ケネディが出演している。
『チャイナ・シンドローム』
1979年 アメリカ
出演:ジェーン・フォンダ、ジャック・レモン、マイケル・ダグラス、スコット・ブラディ、ジェームズ・ハンプトン、P・ドナット、ウィルフォード・ブライムリー
製作:マイケル・ダグラス
監督:ジェームズ・ブリッジス
内容:原子力発電所の取材中に原子炉事故に遭遇した女性ジャーナリストと、事故を隠そうとする当局との駆け引きを、事故の重大さに苦悩する発電所の技師の運命を絡めて描いている社会派ドラマ映画。女性記者のキンバリーが原子力発電所の原子炉メルトダウンを取材中、突如異常が発生した。その様子をカメラに収めて、発電所に勤務する技師の協力を得て告発をしようとする。1979年3月16日にアメリカで公開された直後の同年3月28日に歴史的なスリーマイル島原発事故が発生した。本作は世界中に衝撃を与えた事故を予言したとして大変な話題となった。原子力発電所で内部告発のジレンマに悩む技師役を演じたジャック・レモンが1979年カンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞した。
『摩天楼を夢みて』 (原題 Glengarry Glen Ross)
1992年 アメリカ
出演:アル・パチーノ、ジャック・レモン、アレック・ボールドウィン、エド・ハリス、アラン・アーキン、ケビン・スペーシー、ジョナサン・プライス
監督:ジェームズ・フォーリー
内容:不動産セールスマンたちの誇りと成功を過酷な競争を通して描いている人間ドラマ映画。シェリー、リッキー、デイブらは、かつて優秀な不動産セールスマンだった。しかし、いまでは成績不振のため、解雇寸前まで追い込まれている。そんなある日、本社のトップセールスマンが彼らの小さな事務所にやって来る。緻密な演出と脚本で、恐ろしいまでに“営業マン(=セールスマン)”の葛藤を描いている。
『ラブリー・オールドメン』 (原題 Grumpy Old Men)
1993年 アメリカ
出演:ジャック・レモン、ウォルター・マッソー、アン・マーグレット、バージェス・メレディス、ダリル・ハンナ、ケビン・ポラック、オシー・デイビス、バック・ヘンリー
脚本:マーク・スティーブン・ジョンソン/撮影:ジョニー・E・ジェンセン/音楽:アラン・シルベストリ
監督:ドナルド・ペトリー
内容:
『ラブリー・オールドメン2 釣り大将LOVELOVE日記』
1995年 アメリカ
出演:ウォルター・マッソー、ジャック・レモン
監督:ハワード・ドイッチ
内容:幼い頃からいがみ合ってきた2人の老人が一致団結して、馴染みの釣り具店を乗っ取ろうとする美人女性の邪魔をするコメディー映画『ラブリー・オールドメン』(1993年)のシリーズ第2弾。釣りとケンカが生きがいのジョンとマックスの前に、釣り具店の営業停止を目論むイタリア人美女が現われた。彼女は、釣り具店を乗っ取って跡地にレストランを開業しようとしていた。ジョンとマックスは、この企みを邪魔しようとする。
『カリブは最高!』
1997年 アメリカ
出演:ジャック・レモン、エドワード・マルヘアー
監督:マーサー・クーリッジ
内容:裕福な女性をだまして一稼ぎしようと、豪華クルーザーに乗り込んで大騒動を巻き起こす初老の詐欺師コンビの姿をコミカルに描いているコメディー映画。人気TVドラマ『ナイトライダー』でマイケル・ナイトの良き理解者デボン・シャイヤー役を演じたエドワード・マルヘアーが出演している。
『モリー先生との火曜日』
2000年 アメリカ
出演:ジャック・レモン、ハンク・アザリア、ウェンディ・モリツ
監督:ミック・ジャクソン
内容:多忙な生活を送るスポーツライターと、彼の恩師で不治の病に侵されながらも人生の意味を説き続ける大学教授の交流を心温まるタッチで描いている感動のヒューマン・ドラマ映画。ジャック・レモンの最後の主演作品。TV『刑事ナッシュ・ブリッジス』でレイチェル・マッケイブ役を演じたウェンディ・モリツが出演している。