J・T・ウォルシュ
『グッドモーニング・ベトナム』
1988年(87年) アメリカ
出演:ロビン・ウィリアムズ、フォレスト・ウィティカー、チンタラー・スカパット、トゥン・タン・トラン、ブルーノ・カービー、ロバート・ウール、J・T・ウォルシュ、N・ウィリンガム
監督:バリー・レビンソン
内容:1965年のベトナム戦争下を舞台に、破天荒なアメリカ軍放送のDJの姿と、ベトナムを去るまでの若いベトナム人姉弟とのほろ苦い交流も絡めて描いている戦争ドラマ映画。1965年、ベトナム戦争はなかなか終結に至らず、泥沼状態と化していた。アメリカ軍は、将兵たちの士気高揚のために本国からアメリカ軍放送の人気DJのエイドリアン・クロンナウアー一等兵を戦地ベトナムに呼び寄せる。サイゴンに降り立ったエイドリアンは、早速放送を開始するやいなや、そのマシンガン・トークによる破天荒なDJぶりでたちまち前線の兵士たち好評を得る。しかし、その型破りなエイドリアンの放送に軍上層部からは睨まれるようになる。
『ア・フュー・グッドメン』 (原題 A Few Good Men)
1992年 アメリカ
出演:トム・クルーズ、ジャック・ニコルソン、デミ・ムーア、ケビン・ベーコン、ケビン・ポラック、ジェームズ・マーシャル、J・T・ウォルシュ、ノア・ワイリー、キーファー・サザーランド
監督:ロブ・ライナー
内容:キューバのアメリカ海軍基地内で起こった殺人事件の謎に挑んでいく海軍の若手弁護士の活躍を描いている法廷サスペンス映画。9月6日の深夜、キューバのグアンタナモ海軍基地で海兵隊員のサンチアゴ一等兵がドーソン上等兵とダウニー一等兵の同僚2人に暴行されて死亡する事件が発生した。海軍法務部内務課の女性士官ギャロウェー少佐は、上官に容疑者の弁護を自分に担当させて欲しいと要請するが、示談専門の若い海軍弁護士キャフィー中尉を主任弁護人に選ぶ。キャーフィーは、キューバの海軍基地へ飛んで事件を調査する。基地の司令官は次期国家安全保障会議付き作戦本部長候補筆頭のジェセップ海兵隊大佐だった。基地では海軍の悪い習慣“コードレッド”という軍内部の腐敗構造があることに気付く。コードレッドとは暴力・制裁によって兵士を鍛える内部の極秘命令で、軍上層部から禁止命令の出ている古く悪い慣習だった。キャフィーは海兵隊で検察官のロイ大尉に過失致死の示談を持ちかけられるが、ドーソンとダウニーは裁判を望んだ。聴聞会の審理でキャフィーは、コードレッドの命令による暴行で死亡したと無罪を主張する。軍法会議は開始されて審理は進んで行くが、基地の小隊長ケンドリック中尉はコードレッドの命令を否認、基地の中隊長マーキンソン中佐は行方不明になった。敗色濃厚になった時、行方不明だったマーキンソンがキャフィーの前に現れてジェセップ大佐がコードレッドを命令したと教えてくれる。光明が見えて来るが、証人として出廷する前にマーキンソンは自殺してしまう。キャフィーとギャロウェーは、ジェセップの証人喚問をしようと一世一大の賭けに出る。TV『ER/緊急救命室』でジョン・カーター役を演じたノア・ワイリーが出演している。
『山猫は眠らない』
1993年 アメリカ
出演:トム・ベレンジャー、ビリー・ゼーン、J・T・ウォルシュ、A・ヤング
監督:ルイス・ロッサ
内容:トム・ベレンジャーが圧倒的な存在感で凄腕のスナイパー役を演じる超硬派な戦争アクション映画。アメリカ政府の指令を受けて、パナマのジャングルに潜んでいた狙撃手ベケットと相棒ミラーに、ある密令が下る。それは、麻薬組織の援助で政権を狙う将軍の暗殺だった。
『ニードフル・シングス』
1993年 アメリカ
出演:エド・ハリス、マックス・フォン・シドー、ボニー・ベデリア、J・T・ウォルシュ、ドン・S・デイビス
監督:フレーザー・C・ヘストン
内容:スティーブン・キングの同名小説を基に映画化。田舎町に現われた小道具店の主人に巧みに心を操られて、自制心をなくしていく住人たちの運命を描いているホラー・サスペンス映画。ある平穏な田舎町に骨董屋が開店して、住民たちの関心を集めていた。その店では、客が心底欲しいと願う物(ニードフル・シングス)を“悪戯”と引き換えに売っていた。だが、老店主による些細な“悪戯”が、やがて町中に憎悪を蔓延させるはめになる。人気SFドラマのTV『スターゲイト』でSG基地の司令官ハモンド少将役を演じているドン・S・デイビスが出演している。
『依頼人』
1994年 アメリカ
出演:スーザン・サランドン、トミー・リー・ジョーンズ、ブラッド・レンフロ、アンソニー・ラパグリア、J・T・ウォルシュ、アンソニー・エドワーズ
監督:ジョエル・シュマッカー
内容:ジョン・グリシャムの同名ベストセラー小説を基に映画化。メンフィスの森の中で、ある男の自殺を目撃したことからマフィアと検察の双方から命を狙われる少年と、彼に雇われた女性弁護士の活躍を描いているサスペンス映画。11歳の少年マークと弟リッキーは、失業中の若い母親ダイアン・スウェイとトレーラーの中で暮らしていた。ある日2人は、森の奥で自殺を図るジェローム・クリフォード(通称ロリー)という弁護士が乗った車を見つける。好奇心で車に近づいたマークは、自暴自棄になったジェロームに捕まって車内に連れ込まれてしまう。ジェロームはマフィア専門の弁護士で、マフィアに殺されたボイエット上院議員の死体を埋めた場所を知っている共犯者だった。マフィアのナイフ使いバリー・マルダーノの弁護をしていたが、バリーに口封じで殺されることに恐怖したジェロームは、無残に殺される前に自殺をしようと森に来ていた。ジェロームは、マークに逃げられて1人でピストル自殺をする。リッキーは、恐怖の体験から外傷後ストレス症候群になってしまった。上院議員殺害事件を担当していたニューオリンズの連邦検事ロイ・フォルトリッグは、マークから事件の情報を得ようとメンフィスに飛ぶ。特別検察チームを率いて来たロイは、裁判で聖書を引用することから神父のアダ名の異名を持つ負け知らずの敏腕検事で、上院議員殺害事件を解決して知事になる野望を抱いていた。病院に搬送されたリッキーの看病でダイアンとマークも病院で保護されるが、警察が執拗に事件を聞き出そうとする。マークは、警察から自分と家族を守ろうとして、離婚や人権問題に取り組んでいる中年女性弁護士レジー・ラブを全財産の1ドルで雇う。幼いマークたちの人権を守ろうとレジーは、ロイたち検察に対して果敢に闘っていくが、検察の圧力によってマークは聴聞会に召喚されてしまう。レジーは、マークたち家族を証人保護プログラムに適用できるか考える。一方、マフィアのボスのスラーリは、バリーたち殺し屋にマークの家族とレジーを殺すよう命令する。TV『ER/緊急救命室』でマーク・グリーン役を演じたアンソニー・エドワーズが出演している。『オータム・イン・ニューヨーク』(2000年)のアンソニー・ラパグリアが出演している。ジョン・グリシャムのベストセラー小説の映画化は、他に『ザ・ファーム 法律事務所』(1992年)、『ペリカン文書』(1993年)等がある。
『ニクソン』
1995年 アメリカ
出演:アンソニー・ホプキンス、エド・ハリス、ジョアン・アレン、パワーズ・ブース、ボブ・ホスキンス、E・G・マーシャル、デビッド・ベイマー、デビッド・ハイド・ピアーズ、ポール・ソルビノ、J・T・ウォルシュ、ジェームズ・ウッズ、メアリー・スティーンバージェン
監督:オリバー・ストーン
内容:第37代アメリカ合衆国大統領の“リチャード・ミルハウス・ニクソン”の波乱に満ちた生涯を描いている社会ドラマ映画。1972年6月、ワシントンのウォーターゲート・ビルに忍び込んだ男たちが逮捕されて、大統領ニクソンとその側近にまで疑惑の目が注がれようとしていた。そんな中、ニクソンはこれまでの半生を回想し始める。カリフォルニアの貧しい家庭に育ったニクソンは、懸命に働きながら大学を卒業して軍人になり、やがて政治意識に目覚めて、39歳の若さでアイゼンハワーの副大統領候補にまでなっていく。TV『そりゃないぜ!?フレイジャー』で弟のナイルズ・クレイン役を演じたデビッドハイド・ピアーズが出演している。
『ブレーキ・ダウン』
1997年 アメリカ
出演:カート・ラッセル、J・T・ウォルシュ、キャスリーン・クインラン
監督:ジョナサン・モストウ
内容:サンディエゴに向かっていた夫婦の車が故障のために、周囲が砂漠の国道で立ち往生した。そんな時、トラックの運転手が近くの店まで妻を乗せてくれると申し出る。車の修理が終わり、夫が店にいくと、妻はトラックの運転手に誘拐されていた。
『HOPE 愛が生まれる町』
1997年 アメリカ
出演:クリスティン・ラーティ、ジェナ・マローン、キャサリン・オハラ、J・T・ウォルシュ
監督:ゴールディ・ホーン
内容:アメリカ南部の閉鎖的な小さな田舎町に暮らす孤独な少女が、人の出会いと別れを通して成長していく姿を描いているドラマ映画。1962年、キューバ危機の時代。リリー・ケイト・バーンズは、12歳の少女。父親を早くに亡くして母親は病気のために口がきけない。リリーの夢はプリマ・バレリーナになることだった。故郷は“ホープ”、アメリカ南部の小さな町。ある日、青年ジェダイア・ウォーカーが町に戻って来た。ジェダイアと出会ったことをきっかけに、リリーの心は少しずつ変化を起こし始める。
『カラー・オブ・ハート』
1998年 アメリカ
出演:トビー・マグワイア、リース・ウィザースプーン、デビッド・ローゼンブルーム、ジョアン・アレン、ウィリアム・H・メイシー、ジェフ・ダニエルズ、J・T・ウォルシュ、リアル・バッド・パーカー、ナタリー・ラムゼー、マーレー・シェルトン
監督:ゲーリー・ロス
内容:テレビドラマの中に入り込んでしまった兄妹が巻き起こす騒動を描いている。リモコンでテレビのチャンネル争いをしていた兄デビッドと妹ジェニファーは、いつの間にかテレビの世界の中に入り込んでしまう。
『交渉人』 (原題 The Negotiaor)
1998年 アメリカ
出演:サミュエル・L・ジャクソン、ケビン・スペーシー、デビッド・モース、ロン・リフキン、ジョン・スペンスサー、J・T・ウォルシュ、シオバーン・ファロン、ポール・ギルフォイル
脚本:ジェームズ・デ・モナコ、ケビン・フォックス
監督:F・ゲーリー・グレー
内容:まったく身に覚えのない横領と殺人の容疑を掛けられた人質解放の交渉のプロが、自分を罠にはめた犯人を捜すために、やむなく人質を取って事件の闇を暴こうとするサスペンス・アクション映画。シカゴ警察の優秀な人質交渉人ダニー・ローマン警部補は、相棒のネイサンから警察分署内部の障害基金の横領と、それに内務捜査局のニーバウム警視正が関係していることを聞かされる。その後、深夜にネイサンから呼び出されたダニーは、ネイサンの射殺死体を発見する。ネイサンを射殺した銃が以前ダニーが押収した物と一致して、家から障害基金を横領して海外に資金を貯めていた書類が見つかり、ダニーは内務捜査局から犯人扱いを受ける。身に覚えのない横領と殺人の容疑を掛けられてトラビス署長から停職処分を受けたダニーは、、内務捜査局の捜査責任者ニーバウムに抗議をしに行く。ニーバウムの態度に切れたダニーは、ニーバウムと内務調査局の職員を人質に取って行政ビルに立てこもる。警察はビルを包囲して強硬突破を試みるが、警察の手法を知り尽くしているダニーに防がれる。ダニーは、警察側の交渉人として西地区最高の交渉人クリス・セイビアン警部補を指名する。同じ分署の仲間が怪しいと知ったダニーは、別の分署のクリスに犯人を捜してもらい、ネイサンと共に内偵していた人物を捜して欲しいと依頼する。ダニーは、ニーバウムのコンピューターから情報を得てクリスに必要な情報を与えていく。その途中、ダニーはコンピューターの中から実はネイサンが内務調査局の人間だと知る。