メールマガジン「有機ELディスプレイ入門」(毎週月曜日配信) 「速攻入門+資料作成キット」シリーズ:有機ELディスプレイ のうち、総論的側面の高い 10章について、その文字情報部分を順次公開していくものです。メールマガジン なので図は割愛します。入門編は約3か月で完結し、以降は関連する 最新の話題を不定期で紹介していく予定です。メールマガジン登録
メールマガジン解除
★☆★ 以下、メールマガジンのサンプルです(創刊号と第2号) ★☆★
有機ELディスプレイ入門 創刊号 入門編の章立て一覧 こんにちは。「有機ELディスプレイ入門」の創刊号です。 まずは入門講座で有機ELディスプレイの基本原理や関連技術を 説明していきますが、今回はその全体の流れを、章立てで示します。 終了後は、最新のトピックスを随時配信していく予定です。 1章/そもそもエレクトロルミネセンスとは? 2章/有機ELディスプレイの基本原理 3章/有機ELディスプレイの長所と市場予測 4章/有機ELディスプレイの実用化と進化方向 5章/有機ELディスプレイのカラー化技術 6章/高分子材料による有機EL 7章/りん光を用いた高効率有機EL 8章/印刷技術と有機EL 9章/白色発光有機ELデバイス 10章/無機ELディスプレイ ----- 発行人(ご感想、有機ELディスプレイに関する文章・資料制作のご相談などお気軽にどうぞ) 情報ハブ代表取締役 加藤良平/contents@qj8.so-net.ne.jp/03-3944-7988 |
有機ELディスプレイ入門 第2号 ■有機ELディスプレイ入門講座/1章 そもそもエレクトロルミネセンスとは? 有機ELの「EL]はエレクトロルミネセンスの略なので、まずはそれに ついて説明しましょう。自然界には、熱、光、電気、運動、位置、化学結合 など多くのエネルギーの形がありますが、何らかの工夫によりそれらの多く はお互いに移りあうことができます。「ルミネセンス」というのは、何らか のエネルギーが蛍光体物質のバンドギャップ間のの励起に変換され、それが 光エネルギーとなって放出される現象を指します。元のエネルギーが例えば 電子線であればカソードルミネセンスですし、別の周波数の光であればフォ トルミネセンスと呼ばれます。 従って、エレクトロルミネセンスとは、半導体などに電界を加えてそれを 光に変えるものです。最近は信号機などにも使われている発光ダイオードも その仲間です。 原子は一般に、原子核の周りを核外電子が回るという形をしていますが、 その電子は飛び飛びのエネルギー準位を持っています。原子が1つだけなら エネルギー準位は幅のないカッチリとした数字ですが、原子の数が増えると、 それらがほぼ連続的につながったバンドとなります。ただしすべての値がつ ながっているのではなく、途中にバンドギャップ(禁制帯)が生じ、いわば 最低位エネルギーバンド、第二位エネルギーバンド、...といった形になりま す。普通は電子は可能な限り低エネルギー状態から埋まっていくのですが、 絶縁体や半導体というのは、それによりバンドが下からちょうど埋まった状 態です。こうなると完全に渋滞した道路と同じで電気は流れません。一方、 電導体というのは、あるバンドが完全には埋まらず、その中の電子が自由に 動ける状態です。 しかし半導体の場合、特に不純物を加えることにより、この渋滞状況を打 破できます。ドナーという、いわば電子を提供する力をもった不純物を加え ると、一部の電子が高いエネルギーバンドを取ることができ、その電子が動 き回って電気を伝えるn型半導体になります)。一方、アクセプタという、 いわば電子を吸収する力をもった不純物を加えると、それにより電子が余っ た正孔(電子とは逆に正の電荷)が生じ、それが動くことで電気を伝えるp 型半導体になります。 n型半導体の高エネルギー電子とp型半導体の正孔とが出会うと、電気的 にはゼロになりますが、元々電子は高いエネルギーバンドを持っていたわけ ですから、それが開放されて光(や熱)となります。これがエレクトロルミ ネセンスの基本的な仕組みです。 ----- 発行人(ご感想、有機ELディスプレイに関する文章・資料制作のご相談などお気軽にどうぞ) 情報ハブ代表取締役 加藤良平/contents@qj8.so-net.ne.jp/03-3944-7988 |