メールマガジン「画像処理入門」(隔週木曜日配信) 「速攻入門+資料作成キットシリーズ:画像処理」のうち、入門的側面の強い 10の章について、その文字情報部分を順次公開していくものです。 メールマガジンなので図は割愛します。 入門編は約4か月で完結し、以降は関連する話題を不定期で紹介していきます。メールマガジン登録
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こんにちは。「画像処理入門」の創刊号です。 1章/IT時代に画像処理が注目される理由 画像処理とは、静止画や動画から何らかの情報を取り出す処理です。それに より画像がみやすくなったり、少ない情報量で表現できたり、あるいは何らか の解釈や判断を行ったりするわけです。 ある意味では、人間の網膜や脳も画像処理を行っています。しかしここでは コンピュータやそれを組み込んだ機器で行うものに限定しましょう。それにし ても、かなり歴史の長い技術です。そもそも初期のコンピュータの大きな目的 の一つが、カメラのレンズの光学計算でしたから、その意味ではコンピュータ の歴史そのものに近いといえるかもしれません。 その後は、レーダがとらえた画像の解析、航空機からのリモートセンシング、 ビデオ信号処理、医療画像処理、半導体検査など、産業分野で大規模な画像処 理が注目を集めてきました。最近ではロボット工学も、画像処理の大きなアプ リケーション分野になっています。 ただ、パソコンとインターネット、さらに携帯電話やデジカメを中核とした 1990年代以降のIT環境の中で、画像処理はさらに身近な技術となっています。 デジカメで撮った画像をパソコンでさまざまな形に加工するソフトが普通に売 られています。テキストの検索から始まったWWW(ワールドワイドウェッブ) の世界でも、画像表示が実現されています。カメラつきケータイによる二次元 バーコードからの情報インプットも画像処理(認識)の一つといえます。 個人使用ではありませんが、一般のオフィスにおいても、画像処理は身近な ものになっています。セキュリティの分野で生体認証が大きな柱となっていま すが、指紋や血流や虹彩などのパターン認識にしても、顔認証にしても、技術 的には画像処理にほかなりません。オフィスに不可欠といえる複写機やプリン タの分野でも、MFP(多機能プリンタ)化するのに伴い、画像を扱う機能の 必要性がどんどん高まっています。 つまり全体的な流れとして、画像処理というものは、専門家が大型コンピュ ータを用いて行う特殊な処理から、一般のオフィスや個人レベルでパソコンや デジカメや携帯端末などで行える一般的な処理へと広がってきていることがわ かります。1990年代以降、この流れは特に顕著ですが、その背景にインターネ ットおよびそれに接続できる端末機器の普及があるのは間違いないでしょう。 ----- 発行人(ご感想、画像処理に関する文章・資料制作のご相談などお気軽にどうぞ) 情報ハブ代表取締役 加藤良平/contents@qj8.so-net.ne.jp/03-3944-7988 |