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部屋を取ってない〜〜?そんなの反則だ。 俺は心臓が口から出てきそうなきもちになった。
なんだってホテルに来て部屋ぐらいキープしてないんだ?
まるで俺だけがやりたいみたいじゃないかぁ。 竜は仕方なく俺に付き合ってるみたいで....。
反対なんだよっ!!!
そりゃあ竜斗は良い男だよ。
顔はホストみたいにバタ臭いのに、性格は爽やかな好青年で俺だって奴を嫌いじゃない。
でも俺は別にやりたい訳じゃないんだ。
でもチケットを買ってくれて.......。ホテルのフロントで待たされたらさ、
そうなんだなってそれならさっさと済ましちまおうと覚悟決めただけのに。
今回はあくまで竜斗の都合でホテルについて来たと思っていたけど、このまま、奴の部屋についていったら、
俺って男とやるのが好きみたいじゃないか。
さっき『やりたいか、やりたくないかそれだけだろ』ってアイツのことをいったつもりなのに、
これじゃあ、俺がやりたくてやりたくて仕方ないみたいじゃないかぁあああ!!!!
「帰るっ!」
俺は思わず叫んでいた。 かっこ悪くてこのまま一緒にいられるもんか。
「気に触る事いったかな?」
竜斗は不安そうな顔をして俺の顔を覗き込んだ。
「別に、帰りたくなっただけ」
「もう少し一緒にいたい、だってなかなか会えないんだもの。」
そして後ろから腕を回して頬を撫でたので俺が驚いて竜斗の顔をみると、
ちゅっと音の鳴るキスをしてきた。
「せめて送らせてくれない?車がホテルの地下にあるから」
あいかわらず、気障だよな。こうやって女にも優しくしてやってるんだろうな。
でも残念ながら俺は女じゃないんだけどな。
車に乗り込むとやつはいきなりシートを倒してきやがった。
「こんなところでやめろよ」
「もう止まらないよ」
竜の瞳が潤んでいる。奴の舌が俺の首筋に触れてぞくっとなる。
まずい、下半身は反応してきちゃうじゃないか。
「嫌だっていってんだろ、やめろってば」
「マンションに来てくれるならここでしない」
なんてずるい奴だ。この状態なら嫌とはいえない。
そういえば、携帯の番号もこんな感じで聞いてきたっけ。
ながされるまま、竜斗のマンションに着いた。新築で高そうな所だ。
やっぱり金持ちなんだよな、こいつの実家って。
腰がくだけそうになりながら、竜斗に掴まるようにして、マンションの
地下駐車場からエレベーターで7階まで上がった。
その間も竜斗は俺にキスし続けていた。
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