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竜斗はおぼっちゃま然していた8年前とまるっきり違っていた。
中高と少年時代を別々に過ごしてきた俺が竜斗の性生活など知る訳もないが、予想していたよりずっとくだけた男だった。
俺達はどちらからともなく、お互いの服を脱がしあいながら、敏感な部分を探るように愛撫しあう。
どうやら奴は男は初めてでもセックスには慣れているらしい。
そんな感じだ。彼の指先が背中から腰に移動していく そこはどこも俺の性感帯を知っているように
ぴくっと痙攣してしまうおれのいい場所を丁寧に愛撫してくる。
「あぁ...」
俺の身体は正直だ。こんなに気持ちのいいのは男では久しぶりだ。
そう、なぜなら殆どの男は自分勝手だ。自分がイクことしか考えていない。
俺が最近女とばかりやりたくなるのはそういうことだ。
だけど竜斗は自分だけでなく俺に快感をむつぎ出そうとする。 それはこいつの性格から来るものもあるのだろう。 優し気な愛おしいものを見つめる瞳。 男は初めてだという彼に俺は積極的にリードする。
「そ..こ...、そう舐めて。もっと強く」
「すごく綺麗だ。なんてなめらかな肌なんだ。俺の手にお前の肌が吸い付いてくる」
その言葉に煽られて身体が仰け反って快感に身を任そうとする。
そして自分の中心に竜斗の猛々しいものを導いた。
「まてよ雄斗、それ以上されると俺は引き返せなくなる」
「いいよ、来いよ」
望むところだ。誰が引き返させてやるものか。 お前が俺の身体の奴隷になるように
たっぷりと仕込んでやる。 そう、思っていると
竜斗がじっと俺を見つめているのに気がついた。 その瞳は男の俺がみてもぞくっとする程の艶っぽさに濡れている。
「お前が好きだ。俺だけのものにしたい」
初めてヤルのにいきなり直球勝負か?俺は女じゃないぞ。 俺はそう思いながらも奴のやる気が削がれるのを恐れてささやいた。
「今はお前だけのモノさ」
俺も心にもない事を。
セックスなんて所詮排せつ行為だ。
しかも男同士のそれなんて気持ちよければすべてよしだ。 こんな臭い台詞は気持ちよくなるためのエッセンスに過ぎない事を俺自身がよく知っている。
終わったら、罪悪感でいっぱいになるのは竜斗お前だけだ。
俺にとっては日常のありふれた事なんだから。
お前の輝かしい未来にちょっとした汚点をつけてやろう。
男とセックスしたという罪悪感を持たせてやる。
ずっと、日向を歩いてきたお前に本当の友人さえもいない俺からのささやかなプレゼントだ。
俺は奴のキスを全身に受けながら、彼を導くように腰を浮かせて誘うようにした。
挿入の衝撃を予想して息を一度に強く吐き出すが、奴はその猛りを入り口付近で撫でるようにするばかりで
さっぱり入ってこない。
もしかして、俺がお初だと思っているのか?まさかね。 俺の方が誘惑に負けてまずい事を叫びそうだ。
何度も奴自身で襞を撫でているうちに入り口がふと緩み、彼がそっと忍び込むように入ってきた。
「う....」
何度経験したってやっぱり痛い。 しかしやつがそのまま動こうとしないので
俺はほ〜っと息を継ぐ事が出来た。 その時を待つように奴の猛りがそっと襞を押し進めた。
そしてそのまま俺が奴のサイズに慣れるのを待つように
辛抱強くそっと身体を揺らしている。
俺の呼吸と動きを気遣うように時間をかけてゆっくりと彼が進んでくる。
そんなセックスは初めてだった。
奴の猛りが根元まで俺の身体に入ってきてからやっと彼は俺の身体を引き起こすようにし、そっと口づけた。
「動いても大丈夫?」
「聞..く..な、そんな事」
今の俺にはそんな余裕無いんだよ。さっさとやってくれ。
竜斗は俺自身を上下に愛撫しながらその唇を俺の顎に、そして首に落として甘噛みする。
それが鎖骨から乳首に移動した時、あまりの巧みな舌使いと愛撫にあっという間に昇天して
しまいそうになる。
「ユウ、雄斗.....」
「は、やく、はやくして。頼むから」
俺がそういうとまるでお許しでも貰ったかのように
奴はゆっくりと しかし的確に俺のピンポイントを摩りつけながら腰を使いだした。
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