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試される運命5 |
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追い詰めるようなキスに竜斗は息だけで喘いでいた。 「……だから……仕事……」 「ここまできて酷な事言うなよ」 雄斗はゆっくりと宥めるように竜斗の怒張を扱きながら唇をゆっくりと首筋からさらに下へと落としてゆく。 「嫌な事を先延ばしにしたって碌な事はないぞ」 優しく諭す雄斗の言葉も今のリュウには何も聞こえてこなかった。 雄斗の唇がそっとその桃色の突起を銜え僅かに舌で刺激しただけでリュウはすでに限界を訴える 「も、だめだ……そこ、やめろって……」 「最近、特に敏感じゃねーの?」 雄斗がからかうように竜斗自身の根元を掴んで爆発寸前のそこを締め上げる。 「あ……あぅ、う〜〜!!」 鋭い痛みと快感でリュウは意識を飛ばしそうになりながら、なんとか冷静を保とうとした。 自分ばかりが快感に咽び泣いてるなんてやっぱり許せない。 でも、リュウは快感と雄斗の強い力で殆ど動く事ができなかった。 結局自分だけが、悶えながら雄斗を受け入れる羽目になる。 嫌だ嫌だといいながら、けだるい事後の快い疲れを甘受し結局こうなってしまう。 リュウは今夜も雄斗に腕枕をされながらゆっくりと眠りの森に入り込んでいった。 朝、腰が痛かった。一度しかやってないとはいえ、連日の行為なのである。 腰が全ての疲れを受け止めていた。 「だから嫌なんだ……」 「何が?」 「頼むから平日から飛ばすのはやめようよ。俺、専業主婦じゃないんだからさ、朝から腰が痛いって寝てられないの!」 「全然飛ばしてないし……」 「はぁ?」 「一回でやめてやったろ?」 なんて恩着せがましいことをいうのだ?雄斗は! しかしリュウの身体を気遣ってか珍しい事に今朝は雄斗がトーストとハムエッグとヨーグルトのフルーツサラダを用意してくれていた。 むろん、台所はグチャグチャだったが雄斗なりに気遣ってくれているのだと思うと取りあえずリュウの機嫌はすっかり直っていた。 「つまり雄斗は、父親の仕事を継ぎたいんだな?じいさんの会社は人に任せるのか?」 「株式はどっちも僕が継ぐ事になると思うんだ」 「……でどうしたい?」 「お父さんのプライドを傷つけずにするには別会社としてやっていきたい……」 「昨日もいったけどどっちにしろ先延ばしにするのはよくないからな」 あれは睦言じゃなかったのか?やってる最中にそんな話しを振るなよとリュウは心の中で罵倒したが 下手な事をいうと今夜もエッチに持ち込まれそうな予感がしてやめておく。 自分で会社にいく元気は今朝のリュウには残っていなかった。仕方なくタクシーを呼び 休めよなどという雄斗の無責任な発言を無視しながら、やっとの思いで会社の辿りついた。 会社では光田が嬉しそうに待ち構えている。 「今日は外回りないんですか?」 「今日は内勤だけだよ。行きたかったら一人でいってこい」 怒っていても今日の羽鷲には覇気がない。 午前中は社長室に呼ばれているのだ。結婚の話か、取り締まり役の勉強をしろというお決まりの話だ。 どっちにしろ羽鷲にとって最悪の一日になりそうな予感だった。 |