僕はここにいる 8

Now I'm here 8



逃れられない
だが心はこの見ず知らずの男性単体と婚姻関係になるのだけは避けなければ。
その思いから、体力ではかなわないと見切りをつけ、最後の手段にでた。
思いきりその腕に噛み付いたのだ。
「うっ、こいつめ」
思いきり真珠丸の華奢な身体をを殴り倒すと瀧海は血の滲む腕を押さえた。
「なんてやつだ」
甘くなりかけた空気が暗く緊張したものに一変する。

「お前の子供を身籠るなら死んだ方がましだ」
真珠丸の言葉にますます瀧海がいきりたっていく。
「優しくしてやりたかったのだがな。お前がそういう気持ちなら仕方が無い。」
「仕方ないって.....」
「無論、無理矢理するまでだ。すでにお前は真珠国の皇后様から我が国の皇子と交換に 戴いたものだ。私がお前をどう扱おうと誰も口出すものはない」
そんなバカな....真珠丸はまだ、その現実を受け入れる事ができなかった。
実の母が自分を物のように交換させるとは、
「父上が....」
それでも真珠丸は諦めきれなかった。
いくら病弱でも父上がそんな事を許すはずがないと。
「真珠丸、お前も知ってるはずだ。すでに現王に発言権はない。実権は皇后様がもっている」
「いやだ。そんなの絶対認めない」
「暴れようとお前の心がどうであれ、俺の好きにさせてもらおうか」
そういって瀧海はどんどん、真珠丸の服を剥いでゆく。
もともと元服式用に美しく見せることしか考えられていないその衣装はあっという間に 脱ぎ散らかされていく。
「これ以上の事をされるくらいなら死んでやる、いっそ殺せ〜〜」
「黙っていろ」
暴れる真珠丸の口に脱いだ衣装を乱暴につめるといとも簡単に最後の下着に手をかけた。
「ふっ....ふ〜〜」
瀧海は口がきけなくなってからよりいっそう必死に暴れる真珠丸を縛り上げると いとも簡単に両足を開かせ、自分の身体をその中にすべりこませていく。
そして その足を肩に乗せると後ろの蕾に薬を塗り込めてから、中指を一気に奥へ滑り込ませる。
頭を大きく振って嫌がる真珠丸の瞳から大粒の涙が左右に振り落とされていく。
それでも真珠丸の男は半勃ちになり快感を訴えた。
それをみて気をよくしたのか瀧海は満足そうに微笑むと指を引き抜いて 瀧海の雄を一気に差し込んだ。
「あぁ」
うめき声をあげたのは瀧海の方だった。
「すごいな」
瀧海はゆっくりと腰を廻して真珠丸の中を一度味わってから激しく腰を使いだす。
その間けっして真珠丸の前を愛撫するどころか触れる事すらなくただ、瀧海は真珠丸を心を無くした 人形のように扱った。
絶頂が近付いていた。
瀧海は無表情で真珠丸の後孔から瀧海自身を乱暴に引き抜くとそのまま真珠丸の処女の中に入れて果てた。
そのまま、始末もしないで立ち去っていく。
真珠丸を振り返る事も無かった。
真珠丸の心はぼろ雑巾のようにぐしゃぐしゃだった。
愛情のかけらも無いセックス、女として扱われたことに悲しいというより ただ脱力していた。
なに一つ不自由な思いをしてこなかった自分だが、今はもう、何の価値も無い
まるで踏み付けられたうえ、誰にも顧みられない雑草のような気がしてそのままの形で転がっていた。
しかし、そこにあった衣装をとりあえず形だけでも身に付けようと身を起こす。
下半身の激痛と血の匂い、そして貧血を起こしたのだろう。
そのまま、気を失ってその後、どのくらい意識を無くしていたのか、時間がたったのか 真珠丸は解らなかった。
自分が妊娠したらしいと知ったのは、その3週間程あとだった。

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