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Now I'm here 2-14 |
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真っ青になって震えているいるグレナを沙羅は強く抱き締めた。 それをグレナは必死に身を捩って逃れようとするが、沙羅は遠慮のないさらに強い力を込めた。 「石榴……どこが苦しい?」 「あ、あぁ……あぅう……見るな、……頼む…見ないで……お願いだから」 そこで、やっと沙羅も何が起きているのか想像がついた。身体の奥に何か媚薬のようなものを仕込まれたのだろう。どうりで助けてといった直後に沙羅を振払おうとするはずだ。 「大丈夫、石榴はどうなっても私の石榴でしょう?さぁ、落ち着いて私をみて、今 あなたの隣にいるのは、サフィアではない。あなたは私の腕の中にいるのです」 「違う……違うんだ……あ、あいつは……」 「わかっています。何も言わないで私に任せて。私に考えがあります」 そういって、幼子のように泣きじゃくるグレナの耳朶を沙羅は後ろから包み込むように優しく噛んだ。 ★☆★
「お願いです。やめて……これ以上おやめください。沙羅の前でこんなことをするなんて 残酷すぎる」 真珠は必死に取りすがるが、サフィアは一瞥もしなかった。 壁一面の巨大スクリーンにはサフィアの愛撫に喘ぐグレナの様子が写し出されていた。 上気する頬を伝う涙が痛々しいはずなのになんと色っぽいことか。 あれほどまでにプライドの高い石榴が、彼の人生で唯一心と身体を自らの意志で許した 沙羅の目前でこうしてバーチャルとはいえ犯されるのはどれほど心乱される事だろう。 「こんな事をしても石榴の心はあなたに向く事は決してない。逆にあなたを恨む事でしょう」 その真珠の言葉にサフィアは振り向いて濡れた唇を微かに歪めた。 「もとよりグレナの心など欲してはいない。いたぶって苦しみに歪む美しい顔がみたいだけだ」 「嘘だ、あなたは石榴が好きなんだ。自分の手に入らないからと言ってそんな風に御自分の心に折り合いをつけようとなさっているだけです」 「黙れ、石榴などと呼ぶな。あいつはグレナだ……私の所有物…どのように調理しようと私の勝手」 そういうと真珠の前である事も厭わず、見事なサフィア自身を下着から徐に取り出して 球体の割れ目にぐっと躊躇もせずに差し込んだ。 声こそ聞こえないが、仰け反って痙攣する石榴が絶叫しているさまが聞こえるような気がして、 耐えられずに真珠は両耳をその掌で覆った。 「あぁ沙羅……石榴を救ってやって」 「予想以上にすごいぞ、これはまさにグレナの中そのものだ。締め付ける様も間違いなくグレナのもの。 私はついにお前の全てを手に入れた。どれほど逃げようとも、これさえあれば常にお前は私の手の中にある」 サフィアの動きに合わせてグレナも動く。その姿を音声は入らないが沙羅が必死に抱き締めていた。 「どれほど近くにいようとグレナを思う存分喘がせることができるのは私だけだ。 どうだ、思い知るがいい……サラとやら、元の夫だとか、グレナに愛されているなどと思い上がるな 結局グレナは私の身体からニ度と離れられないのだ。」 「やめて……お願いです……やめてください」 真珠も泣いていた。石榴自身がどれほど残酷な事をしてきたかは真珠とて知っている。 だが、だからといってこんな事は耐えられない。 「やめる?この身体に飽きる事があればやめることもあるかもしれない。だからといって、その時は グレナをサラに渡すことはない。あいつに渡すくらいならそのまま宇宙の塵にしてくれる」 「あぁ、沙羅……沙羅……」 「うっ凄い、いつもより……きついな。襞が絡み付いてくる……やはり他では味わえないよさよ」 ゆっくりと小刻みに腰を揺らしグレナの乱れる様を見ながら満足そうに微笑んだ。 ぐったりとしたグレナに今度はゆっくりと腰をグラインドさせる。 グレナの手は宙を掴むように必死に伸ばされ逃げようとする球体を無慈悲にがっちり掴むと今度は サフィアは容赦なく思う存分勢い良く腰を打ち付けた。 グレナは壊れるほどに首を左右に振った。その度に潤んだ瞳から涙が迸る。 真珠はその瞬間沙羅と瀧海の重なって目眩がしてきた。 「酷い……」 そのままモニターの前で真珠は祈るように両手を合わせ突っ伏して嗚咽を漏らしていた。 サフィアの動きにあわせるように、グレナの身体は艶かしく律動を繰り返す。 その白い頬は上気し、微かに開かれた潤んだ唇からもれる吐息が聞こえてくるようだ。 眉間の皺も真直ぐに反り上がったその白い顎も、苦痛よりも快楽の波に飲み込まれている事を 伝えていた。それでも潤んだ瞳から幾筋も涙がこぼれ落ちていく様だけが、グレナの最後の抵抗をしめしていたけれど。 ★☆★
最初は沙羅も痙攣する石榴の様子をみて、遅効性の媚薬か何かをサフィアに使われてそれに苦しんでいるのだと思った。だが、すぐにそんな生易しいものではないことが、石榴の様子から見て取れた。 自分の目前で石榴は目に見えぬ何者かに今まさに犯されている。そう確信したのは、不自然に揺れる石榴の腰を見た時だった。 いくら乱れたからといって自分一人の動きであれほどまでに激しい腰の動きはないだろう。 そう確信した時、今まで感じた事のない怒りが沙羅を襲ってきた。 間違いない、サフィアが自分に対して挑戦してきているのだとそう確信したからだ。 自分の左斜後方から不愉快な羽音が連続で聞こえる、振り返るとそこには不自然に大きな羽虫が 空中で静止するように飛んでいた。沙羅はそれを思いっきり睨み付ける。 根拠はなかったが、それが石榴を苦しめているものに関係があるような感じがした。 近くにあった石を勢い良くその虫にぶつけると羽がもげて落ちてくる。 良く見るとその小さい虫の折れた羽から不自然な線が飛び出ていた。 沙羅は憎しみを込めるように思いっきり体重をかけて虫を踏みつぶした。 「クシュ〜〜ン」 生物ではありえない音がして粉々に弾けて辺りに飛び散った。 沙羅はぐっと下唇を噛み締めると再び石榴に近付き、後ろからその痙攣を押さえるようにぐっと抱き締めた。 石榴はまるですぐそこに誰か透明人間でもいるような状態で 犯されていた。無論着衣に乱れはなかったが、沙羅は躊躇せずに片手で石榴を抱き締めながらその下半身から全てを取り去った。 真っ白い双丘の中心に淡い桃色の穴が開かれ何かが無理に捩じ込まれるような不自然な律動を繰り返している。 沙羅は、沸き上がる怒りを押さえ込みながら愛おしげにそこを舐めた。 沙羅の舌の動きさえ、石榴は敏感に感じるのだろう。さらに大きくいやいやと言うように首を振った。 ゆっくりと舌で舐めてから、沙羅は高ぶるおのれ自身を取り出すと、石榴の反応を確かめるように前から ゆっくりと自身を挿入した。 「や、や……やめろ。何を……」 やっと声を絞り出した石榴の首を掴んでその唇に舌を差し込む。 「ん、んん……」 くぐもった声が辺りに響く。 「石榴……泣かないで。お前を抱いているのは誰だい?」 無言のままグレナは瞳を固く閉じる。 「私だよ。石榴……あなたの中にいるのは無機質な機械でもあなたを力で支配する男でもない。 私だ」 少しだけ緊張で固くなっていたグレナの力が緩む。 「あなたはグレナじゃない。石榴だ……私の大切な石榴。こうしてあなたを再び抱けるなんて」 「で、でも……」 涙で瞳をいっぱいにしてグレナ……いや、石榴に戻った彼は小さく反論した。 「あなたは私を感じているんだよ。あなたを抱いて見つめてキスしてるのは誰?」 「沙羅……」 「そうだ、他の男の事など思い出して苦しまなくていい。ね、私の動きにあわせてごらん」 「む、無理……」 「できる……あなたなら。私も手伝うから」 甘い甘い言葉。辛かった行為が自然と緊張を解した。
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