後ろに指を受け入れたまま、口付けを交わすと甘くて優しいエナジーが真珠の中に
流れてくる。
『愛されているのかもしれない』
真珠が瀧海と触れあって一番に感じたのはこの甘いエナジーだった。
これが真珠を虜にし、身体を熱くさせる。
瀧海のすべてを受け入れるのに最後のところで差程抵抗が無かったのは、このエナジーのせいなのだ。そして瀧海に惹かれていくのも。
エナジーが真珠の身体と心を満たし幸福に似た快楽に溺れさせていく。
真珠の有り様を見て、瀧海が安心したようにゆっくりと真珠の蕾に瀧海の欲望が侵入してくる。
真珠は仰け反りながらゆっくりと瀧海を受け入れた。
瀧海の暖かい喜びのエナジーが拡がっていく。
受け入れている真珠の蕾がぴくぴくと痙攣し、瀧海に深い快感を与えていた。
しかし、そのエナジーの中にわずかな悲しみが生まれ、少しづつ広まってゆく。
真珠は戸惑った。この悲しみはどこから来るのだろう。
真珠は受け入れている場所に力を込めた。
「真珠、よせ、もう、もたなくなってしまう」
真珠はただ、瀧海の中に生まれた悲しみを追い出したかっただけだった。
優しかった瀧海の顔が冷たいものに変化していく
「このまま、一度で終わると思ったら大間違いだ。今夜は朝まで寝かせるつもりはないからな」
「ち、ちがう」
「早くいかせて、楽になろうと思っているのだろう」
真珠の思惑とは逆に瀧海は悲しみと怒りのエナジーでいっぱいになるのが解った。
今までこれほど強く感じなかったが、なぜか今日は瀧海のエナジーがすべて真珠にダイレクトに伝わってきた。
『瀧海の悲しみを取り除いてやりたい』
そう思った時には真珠の魔法が解放されていた。
あたりは虹色に変化し、キラキラとダイヤモンドダストがあたりを廻りはじめる。
何が起こったのか解らない瀧海は慌ててあたりを見回した。
ゆっくりと瀧海の悲しみと怒りが浄化されていく。
激しい快感が襲ってきて瀧海は永遠に続くかと思われる程、長く多量に真珠の中に果てた。
同時に真珠の力が抜け気を失っていく。
「真珠、真珠」
あたりの景色は元にもどりしどけなく真珠が横たわっていた。
「真珠、なぜお前はこんな俺までもそんなに素直に受け入れるのだ」
何か、多量にエネルギーを使った気がして瀧海もゆっくりと真珠の隣に横たわった。
「いつまでもこうしていられたら...........」
瀧海もかすかに呟きながらゆっくりと意識を飛ばしていった。
目覚めると真珠の姿はそこになかった。
情事の後始末がなされており、なぜか瀧海は無性に可笑しかった。
昨日のあれはなんだったのだろう。
凄まじい快楽と供に気を失った事だけは確かだ。
そうか、白魔法を使ったんだな。自分のとの行為を少しでも早く終わらせる為に使われた白魔法。
「可愛さ余って憎さ百倍とはこのことだ」
瀧海は着替えると立上がった。
もちろん、受けた屈辱を倍返しにしてやろうと。
|