「しっつれいな奴だな。なんだ俺が数学教えると不満かよ。」
「そもそも教員が似合わない。空手指導員も似合わなかったけど」
「うるさいよ...それより明日は忙しいんだ、さっさと寝るぞ」
「寝るぞって....」
竜斗はその後のめくるめく夜を想像して真っ赤になった。
そうなのだ。
去年の夏だったろうか、実は雄斗が何を思ったのかタチをやるようになってから
今まで喧嘩ごしでめんどくさそうだった雄斗がめちゃくちゃ積極的なのだ。
竜斗が「たまには、俺が上でもいいだろ?」なんて言おうものなら、
「俺は2年以上、お前にただでやらせたんだぞ。あと2年は俺がタチだ」
と睨み付けるのだ。
そうはいっても、竜斗は雄斗のような女顔の奴に自分をやらせてるのが
いまいち納得できない。
もっと端的に言えば、経験の浅い竜斗は翻弄されるままでなんかこのまま自分がネコ
の味をしめて立場が逆転してしまいそうで嫌なのだ。
「ねぇ...2年ってさ。2年経ったら俺が上になれるわけ?」
すでに雄斗の下に組み敷かれた状態で肩で息をしながら竜斗が喘ぐ。
「騎乗位だったら今からでもいいけど」
「そっちの意味じゃねーよ」
何が可笑しいのか雄斗がくすくす笑ってる。
(この笑ってる顔が本当に女の子みたいでめっちゃ可愛い)
と竜斗はなんとなく幸せな気持ちになる。
そんなムードに浸ってうっとりしてるその瞬間、雄斗の指が秘所を弄りだす。
「ひっ.....」
慌てて竜斗が自分の口を押さえた。
(あぁ...こんな可愛いユウに犯されちゃう俺ってなんか幸せなのか不幸なのか
解んないな。強いて言えば間抜けって奴?)
「竜斗可愛いよ」
「言うな、そんな事!!!」
(それは俺がお前にいいたかった台詞なんだ。お前にだけは言われたくねーよ)
情けなくって竜斗は涙が滲んできた。
そんな竜斗を見て浮かんだ涙を柔らかなピンク色の唇で嘗めとる。
もう理屈なんてどうでもよかった。
こんな時ばかりグンと元気になる可愛げの無い息子を心の中で罵倒しながら
竜斗は自暴自棄に快感だけを追う体勢に入っていった。
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