追憶の薫り

Muse over past memories  6(沢田視点) 


 俺もぐっと腰にきて爆発寸前だったが、古城の奴もすげぇ感じてるらしい。

 可愛らしいものが可愛らしいなりにしっかりと自分を主張している。 ……こりゃあ傑作だ。だが、俺は無性に愛おしくなり奴の小さな唇を再び貪りはじめる。 なんだろう、自分でも訳の解らないこの複雑な気持ちは……。

 「んん……ん……」

 口を塞がれてるので苦しいらしく鼻声だけで悶えている。 それもなんかすげぇ可愛い……やっぱりこいつあんまりこういう経験がないのかもしれない。 そう思うと理屈ではない喜びが俺の下半身に拡がってゆく。 飲みきれない唾液が顎を伝って滴り落ちてゆく。その様も壮絶に色っぽかった。 これを無意識でやってるとしたら古城……お前はたいしたやつだ。俺は確かめずにいられなかった。

 「お前、女ともしたことねぇのか?」

 古城は恥ずかしそうに微かに頭をそらす。ってことは俺が初めてなのか? なんだか俺の胸にふつふつと喜びの炎が燻るように疼き出す。

 「まさか、さっきのがファーストキスだったりしないよな?」

 首が動かないのか仕方なさそうに奴は眼を閉じた。俺の喜びの炎は完全に燃え盛っている。 だめだ、我慢できない。可愛い可愛すぎる……。 俺は夢中であいつの愛らしいモノを口に含んでもて遊ぶ。俺の口の中でころころ転がして 可愛がってやると古城は感じてるのか酷く身悶えている。 その様子をみて俺は夢中になっていた。

 「や、や、め……あ……っあ……あ…あ……っふ…っふ……っふっ……あぁ〜〜っ」

 中からちゃんと青臭いものが出てきた。俺はぐっと吸い込んで飲み込んでやる。 あいつは泣きそうな顔をしている。ばかだな……恥ずかしがる事ないのに。 なかなか立派だったぞ。俺は口に出して誉めたやろうと思った。

 「こんなちっちゃくてもちゃんと機能してるんだな」

 古城の奴、今度は真っ赤になって悔しそうに俺を睨み付けた。 そっか、ちっちゃいっていうのはちょっと不味いか……せめて可愛いっていってやればよかった。

 「今度は俺の番だぜ」 古城は泣きそうになりながら必死に首を振っている。どうやらしゃぶらされるんだと思って怖がっているんだろう。全く可愛いやつだ。俺も興奮して齧られたりするのは嫌だからそこまでする気はない。

 「そんな縋るような瞳で見なくても今日はこれで許してやるよ」

 俺は仕方なく苦笑しながら、もう我慢の限界にきているモノを古城の顔に向けた。 まさか……と思ったのだろう。顔に俺のモノをまき散らされながら呆然としてる。

 俺は、その色っぽい姿をまた携帯で写真に撮る事にした。 脱力してる古城の身体に焦点をあわせると俺は再び携帯でかしゃかしゃと写真を撮る。

 これで今夜のおかずもばっちりだ。

 「これは証拠写真だな。ほら、さっさと服を着ろよ。もうすぐ5時限目だ」

 俺は自分でも解らない優しくしてやりたい気持ちがどこからか押し寄せてきて古城の顔をそっとティッシュで拭き取った。そしてそっと古城に学生服を投げてやる。最後まではいかなかったが俺は充分満足した。

 それから、数日は俺は携帯の古城の写真で充分おかずになって夜も最近になくぐっすり眠れるようになっていた。

 だがそんな平穏な日々もそう長くは続かなかった。 

 ある放課後、騒然としている廊下で俺は見てしまった。古城が東海林に抱きかかえられて保健室に連れていかれる姿を。東海林に抱かれて揺れてるお前はすべてを任せたように安心しきってる赤ん坊の様だった。

 俺は自分が東海林になってお前を抱きかかえ保健室に連れていく姿を想像してしまう。

 切なさで胸が押しつぶされそうだった……俺は東海林になりたかったのだ。

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