思い出を忘れたくて

Get memories out of mind 14


  沢田はいままで見た事もない優しい表情を浮かべるとそっと俺の肩を引き寄せて顎を掴み唇を落とす。幾度も角度を変えながら唇を重ねると誘い出すように俺の舌を導いた

 次第に激しいディープなキスへと変化する。

 ふ……ん……んんっ……  

 俺の洩れる吐息がまるで喘ぎ声にしか聞こえなくなるとそっと唇を離した。

 「やっぱりお前って色っぽいな」

 そんな事言われても返答に困る。

 「俺……ゲイなんだ。前からお前が気になって仕方なかったよ」

 え?沢田ってモノホンのゲイだったの?っていうことはどういう事だ?

 「美術室の窓から見えるお前の横顔、サッカーをしながらもグランドから盗み見てたよ。お前のスケッチする横顔に欲情してた。俺だけの秘密だと思っていたのに、結菜の奴もお前のスケッチする横顔が好きだっていうんだ。あいつ可愛い顔してるし、お前……ゲイじゃねーだろ?すごく焦ったよ」

 俺の顔を見つめる沢田の顔はなんだか照れて可愛いなと思ってしまった、もちろん、そんな事をいう度胸は俺にはねーけど。

 「ゲイじゃないからお前……無防備すぎる。あんなトイレに簡単に連れ込まれやがって……」

 「あの時は本当に切羽つまっていたんだってば」

 「全くお前ときたら無防備だわ、結菜にちょっかいかけられてデレデレしてるわ、すげームカついて、強姦してでも自分のモノにしようと思ったけど結局そこまでできなかった」

 はぁ〜?何言ってる?したじゃねーかよ。ゴーカン!忘れたとはいわせねーぞ

 「いつも寸止めで終わってイライラしたぜ」

 「したじゃないか、強姦……」

 「はっ?」

 「この前やったろ?ここで……。おぶって帰ってくれたの忘れたのか?」

 沢田はクスクス笑い出した。

 「確かに先っぽだけ入れたけどな。お前すぐに痛がって喚き散らすし、気絶するしでカリの部分だけだよ。殆ど傷付いてなかったろ?あんなのセックスに入るか」

 俺は絶句した。あんなに痛かったのに、そんなばかな……

 「本気で惚れると強姦なんかできないものさ。だからこそイラつくんじゃねーか」

 俺をみて嫌な笑いをする。……まさかスケベなこと考えてないよな?

 「もう、無理矢理なんてしねーよ。だけど優しくやるから最後までやらせろ!いいな」

 助けて〜〜〜俺は心の中で絶叫する。

 もちろん、俺の抵抗なんか何処吹く風で沢田はどんどん行為を進めていく。

 言うまでもなく、俺は美味しく沢田に頂かれちゃったわけで……。

 それで現在はどういうわけか沢田は下宿を引き払って俺の家にいついている。

 「俺達、同棲中だよな」なんて嬉しそうに耳許で囁いたあいつに俺は「ちげーよ」と睨み付けた。

 相変わらず、俺の母には礼儀正しくしてるのに、二人だけになると猛獣になりやがるとんでもない野郎だ。 俺もたいしてかわんないけどな。

 こんな思い出は思い出したくもねーや。

 え?初体験はどうだったって?そんなのどうでもいいじゃねーか。

 でもどうしても知りたいっていう18才以上のおねーさんやおにーさんは下のNEXTボタンを押してくれよ。ちょっと読んでて照れるかもしれねーぜ。


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