華奢にみえた森川は信じられない程の力でなんでもないことのように
元木を抱き上げた。
ベットにふわっと降ろされる。 まるでそっとクリスタルでもあつかうように。
森川が澄んだ瞳でじっと元木をみつめた。
両手の指が優しく元木の髪をかきあげる。
それだけでなぜか元木はぞくぞくしてしまう。
森川の指が触れたすべての場所を自分の感覚が追い付こうとするように
電流が走っていく。
まるで自分が現実味がない浮遊感。どこに流されていくのだろう。
気が付くと二人とも全裸で抱き合っていた。
息が荒い、殆ど息だけで森川が耳もとに囁く。
「先に進んでも構わない?」
それは合意を求める言葉ではなく、合図のようなものだった。
あくまでも優しく、触れるか触れないか産毛の先端をなぞるように
森川の指は下に降りていった。
元木が薄目を開けかけると、そっとそこに唇を落とした。
「うっ」
思わず声がもれる。 今まで感じた事のない快感。痙攣がおきたように
身体を震わせた。
思わず身をよじって馴れないその快感から逃れようとする。
また、一方でこの快感をもっと感じていたい気持ちと元木は戦っていた。
「ごめん、でちゃうから」
森川の身体を押し退けようとすると、森川はさらに舌を使って刺激する。
奥底から沸き上がってくる爆発を元木はとどめる法を知らなかった。
「ぁあぁ〜」
爆発と一緒に掠れた息だけの声が出た。
その欲望を森川は元木の後ろに塗りこめた。
とにかく力が入らない。抵抗しなければという気持ちと
このまま先に進みたいという気持ちが元木の身動きをとれなくしていた。
その間にも森川の作業はどんどんすすんでいく。
森川の欲望が元木のすぼみに入り込んできた。
「くっ」
痛みとともに元木のあえぎが強くなる。
「力を抜いてごらん、息をゆっくりはいて...」
多分森川は慣れているのだろう。無理に突き進んではこなかった。
指でならされていたのもあって、そこは思っていた程の痛みはなかった。
それより、森川は確実に元木のピンポイントを狙ってつきあげてくる。
先程いったばかりだというのに、元木は欲望が津波のように押し寄せてくるのを
どうすることもできなかった。
元木が2度目の絶頂をむかえたほぼ同時に森川も元木の中に熱く弾けた。
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