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60000HITキリリク(ユリエさま) |
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「嶋田か?俺だ」 社長の声だ。時計をみると10時半まだアムロ君と会ってる時間だ 「ちょっととんでもない事になった。 すぐ来てくれ。いつもの部屋だ」 嶋田は取る物もとりあえず、タクシ−に乗り込んだ。 嫌な予感がする。アムロ君と何かあったのだろうか?殺傷沙汰じゃなければいいが。 つい最悪の事を考えてぞっとした。しかし、社長は自分を頼って電話してくれたのだ。逃げてはいけない。慌てて指定されたホテルのドアを開けた。 「遅いぞ」 「何があったんですか?」 嶋田は慌てて部屋の中を見回した。取りあえず血の海という惨事はさけられたようだが。 かちゃっ 唐突に鍵を閉める音。 後ろを振り返ると社長がにやりと不敵な笑みを浮かべている。 こいつがこんな風に笑う時は碌な事がない。嶋田の背中に汗が玉にように吹き出るのが解る。 「ア、アムロ君は、どうしたんですか?」 「帰ったよ」 「帰った……?」 嶋田の言葉は力無くなり、最後は殆ど呟きに近い。 「あぁ、帰った」 社長はしれっと答える。 「あの、とんでもない事って……」 聞いてはいけないような気がしたがもうすでに嶋田の口から言葉が零れてしまう。 社長は後ろから嶋田を羽交い締めにするとそっと奥歯で耳朶を噛んだ。 自分の後ろに社長自身が当り、ぐりぐりと押し付けてくる。 「決まってるじゃ無いか、とんでもない事になってるのはココだ、ココ」 「ちょっと、放してくださいよ。ボーイくんとたっぷり犯って何がとんでもないです? とんでもないのはあなたですよ、社長」 振り向きざまに社長の桜宮をこれでもかという感じで睨み付けた。 「怒った顔も可愛いな、もしかして嫉妬してるのか?」 「ふざけんな!!!」 嶋田は自分の堪忍袋の緒がぶちっと切れる音を聞いた。中から止めど無い怒りが溢れ、思いっきり 桜宮を殴ろうとした。 「あぶないな、なれない事はしない方がいい」 桜宮はなんなく嶋田のパンチをさも楽しそうにひょいっと避けると、その手をぐっと捻りあげる。 「何、す……る……放せ……」 嶋田はあまりの痛みに息も絶え絶えだ。 「何するっていうのはこっちの台詞だな。お前、今社長の俺を殴ろうとしただろう。 大変な事をしてくれたな」 桜宮の形相に嶋田は必死になって逃れようとする。 桜宮は振り回すように乱暴に嶋田をベッドルームに引きずり込んだ。そのままベッドの上に乱暴に投げ落とされる。 「いやだ、いやだ」 思わず、嶋田は桜宮の意図を知って涙ぐんむ。 「おとなしくしていれば、乱暴な事はしない」 のしかかってくる桜宮は舌先でそっと嶋田の涙を掬い取った。 「会社のパソコンでキャラメルボーイにアクセスしたろ?」 「なんで……」 「ばかだな、会社から関係ないところにアクセスしたら俺に報告がくるシステムに してあるんだよ」 開いた口が塞がらないとはまさにこのことである。 「見ていたのはアムロのプロフィールだな」 「……」 「晃司には、嫌われていたと思っていたのに」 桜宮の顔がいじわるなものに変化していく。その上晃司だって?名前で呼ばなかったか?今 「き、嫌ってます……嫌いです。大嫌いです。ほんとですぅ〜〜」 嶋田の最後の訴えも桜宮の唇の中に消えた。 「素直じゃ無いな、晃司。そんなお前も可愛いぞ」 二人の影が重なり、熱い夜はゆっくりと更けていった。 おしまい (18禁……18才以上でこれ以上読みたい方だけは熱い夜をクリックしてね(笑))
「ゴーマン社長×意地っ張りな秘書」で「密室の秘め事」でした。 |