僕のそばにいて4

170000HITキリリク(Louisさまへ)



 「どうして答えない?」

 ゆきちゃんの声の勢いに僕はなんていっていいのか解らなくなる。

 「答えないっていうことは、肯定してると受け取っていいわけだ?」

 きっと僕は蒼白になっていたに違いない。こんなゆきちゃんははじめてだった。

 「なんていう名前なんだ?」

 激しく揺すぶられ僕は恐怖のあまりいってはいけないと思いながら 口から彼の名が零れでた。

 「通岩……ゆら」

 「……?……」

 「とおりいわが名字でゆらが名前なの。変だよね?」

 思いきりパンっと頬を張られた。

 ひどいゆきちゃん、なんでたたくのさ!

 「ふざけるな!」

 「え?」

 「誰にも渡すものか、今日までこんなに大切に育ててきたのに」

 何いってんの?ゆきちゃん?それどういう意味?

 「な……っ」

 思いきりYシャツの前を乱暴にはだけられ由貴ちゃんがのしかかってくる。

 重い……苦しい……助けて……

 「や、やめて!ゆきちゃん」

 ゆきちゃんはびくっとした。僕はゆきちゃんが僕がいやがる事をする訳がないと 少しだけ高を括っていた。

 だが、ゆきちゃんの瞳は真剣で目の色がいつもと違っていた。

 僕は急に怖くなり慌ててゆきちゃんの身体の下から離れようとしたが ゆきちゃんにがっちり肩を掴まれて身動きがとれない。

 「男ってのはここまで来ると簡単に引き返せないんだよ」

 そんなのは僕だって解る。だけど僕を大事にしてくれたから、できぬ堪忍するが堪忍だったはずだ。 ゆきちゃんはもう僕の事そんなに大事じゃ無くなったんだ。だってもう結婚しちゃうから。

 由貴ちゃんがそんな奴だって思いたくないけど、無理やりこんなことするなら、やっぱりそうなんだろう。 僕はもう、むちゃくちゃに抵抗した。

 「やめてよ、やめてってば!」

 「やめない……」

 「離せよ、ちくしょ〜」

 気が付くと僕はすっかり裸にむかれて由貴ちゃんに四肢をタオルのような紐で縛られていた。 うそ……うそだ。由貴ちゃんがこんな酷い事する訳がない。

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