僕のそばにいて2

170000HITキリリク(Louisさまへ)



 僕とその自称18歳は思わずお互いに見合ったまま動けなかった。

 まさか同じ高校にいるなんて思わなかったのだ。

 「お前、本当に高校生だったのな」

 そいつはさも可笑しいという感じで口に手をやって笑いを堪えてる。

 「しかも2年かよ、同じ学年じゃねーか」

 こいつ絶対に僕の事バカにしてるな?

 「……ということは君も18才じゃなくて17才以下だよね?自称18才クン」

 同じ学年ならちっとも動じる必要なんかないよな?

 ネームをみると同じ学年の色の赤で1組になっている。

 僕は6組だ。僕の高校では成績順にクラスが決まる。顔に似合わず勉強ができるんだなと少し感心した。 僕?聞くなよ。9クラスしかない学年の6組なんていわずもがなじゃないか? でも、きっと3年にはもう少し上のクラスになってるはずさ。

 「井原っていうのか?名前はなんていうんだ?」

 「みつる……君は?」

 「通岩 由良」

 「え?」

 なんか一度じゃ覚えられないような名前だ。日本人だろうか?

 「とおりいわ、ゆら……さ。ここで会うのも何かの縁だな」

 通岩は馴れ馴れしく僕の肩を引き寄せる。僕は慌てて身を捩って彼の腕を引き剥がす。 べたべたされるのは大嫌いだ。ゆきちゃんは例外だけど。

 「同じ学校で出会うのは普通だ!縁なんか関係ないだろ?」

 あははははと彼は声を上げて笑い出した。何が可笑しいんだ?お前の方がよっぽど変だ。

 「顔は小学校の高学年か中1みたいだけど、中身はそれほど幼くないんだな」

 そのまま僕は彼にどんと突き飛ばされると壁と彼の間に挟まれて身動きができなくなる。

 「な、なんだよ」

 僕はそういいながらぎょっとした。

 通岩のナニが僕のお腹のあたりに当たっているのだ。 なんとそれはしっかりと立上がりしかもぐいぐいと押し付けてくる。

 「は……放せよっ」

 気持ち悪いじゃないか!!!

 だけど体格じゃ全然かないそうにない。いったいこいつは何を考えているのだろう?

 「俺が怖いか?」

 悔しかったけど正直いうと凄く怖かった。慌ててこくこくと頷く。

 そんな情けない僕をみて満足そうに微笑みながらやっと 巨大なモノを押し付けるのをやめた。

 「ほんと、可愛いな」

 にやにやと笑いながら僕の反応を見ていたが、そっと身体を 離すと僕の顎をとって触れるようなキスをした。

 「……っ!」

 僕が唖然としてる間に通岩はにやりとイミシンに片頬で笑みを浮かべ

 「明日もここに来いよ。来ないと教室まで迎えに行くからね」と人指し指だけで小さい投げキスを寄越した。

 なんなんだ?いったい?何がどうなんてるんだ? キスされてしまったんだ?ゆきちゃんだけでなく、叉も男に一方的にキスされてしまった。 ゆきちゃんだってショックだったのに。く〜〜〜〜〜〜。 明日もここに?だって?嫌だぜったい来るもんか……。


 

 NEXT WORK  TOP BACK