うはは、たのしい本です。webラジオを聞く人には、トビスタッ!でおなじみ(今はジャムジャムTuesday!)のフェルディナント・ヤマグチ氏がビジスタで連載していた「優良銘柄診断〜投資家のための合コン講座〜」を加筆してまとめたもの。有名企業をそこで働く(著者が言うところの)「インテリジェンスの高い女性」を通してみるっていうのは結構斬新な切り口なんじゃないでしょうか。企業の内部ネタみたいなのもたくさん書いてあってたのしい。nicoco氏のイラストもよいですね。女の子をエサにいろんな会社の概観を見せることができるから、この本は特に大学生に読ませたいかも。
結局ドールアート展もCOMITIAも行きそびれてるし、連休はどこにもいきませんでした。
最近コパンがおきにいり。とまりません。サクサク。
なんとなく、紺野キタがイラストを書いてるって理由だけで買ってみたんですが、けっこうよいかも。第9回ティーンズハート大賞の大賞受賞作だそうな。これ書いたとき22歳だって。ほうほう、わかいっすね。そういえば講談社X文庫ってはじめて読みました。
主人公の村上沙知は16歳。高校を中退し、現在はバイトをしながら定時制高校に通っている。家族は母と弟。父親は自分が高校を行かなくなったことがきっかけで母親との関係が悪くなり離婚して家を出ている。という、少し「普通」から外れた女の子の日常を描いた作品。自分にまったくあわなかった高校生活。それが定時制の開けた雰囲気の場所で、初めて気のおけない仲間ができ、自分の居場所が定まって心が安定してきている、というのが、やわらかい、すなおな描写で描かれていてよいですな。現実の年少のドロップアウターが必ず遭遇する、自分と同年齢の「普通の人」と出会ったときにわきあがってくるドロドロの劣等感とか、そういうエグいところにいかないのはこのジャンルの「やさしさ」つーか対象読者の感情移入を妨げるからダメなんだろね。読後感はひじょうにさっぱりとしてました。ふーむ、とりあえず他の作品も読んでみることにします。
昨日書いた、重いところにいくのを避けてるのが物足りないっていうのはそば屋でうどんを注文するようなもんか。
「美鳥の日々」を実写化するとどうなるのかぼんやり考えてたらかなりこわいとこまでいってしまった。いや実際に、右手の手首から先が女の子になってるってかなりコワいよね。一歩間違うと話しかけてくる人面疽とかいうホラーなものに。「あた〜しぃ〜〜〜。セ、セイジくんのことが〜〜〜、ギ、ギ、す、すギ、すギ、すぎいいいいいい」「ギャアアアアアア」絵は伊藤潤二で。
なんか最近よく本を買ってると思ったらこの一週間で140冊近く買ってた。新記録かも。なんかいろいろ読んでるんだけど、嶽本野ばら「下妻物語」がよかったです。茨城の田舎でロリータとヤンキーが、って、震えたね。笑いで。
録画が溜ってた特撮をちょっとだけ消化。あ、ブレイドでOpenOffice使ってるー。
「武装年金」
「さて、次のニュースです。○○議員も年金の未納期間があったことが明らかになりました」
都内某所の料亭の離れで、不機嫌そうな顔をした小肥りな男と、神経質に眼鏡のズレを直す細身の男が、テーブルを挟んで向いあって座っています。二人は、国会議員とその秘書という関係です。細身の男が口を開きます。
「先生、これはマズいです。非常にマズいですよ。先生は年金未納議員の批判者の中でもっとも攻撃的な批判を行なっていた人間です。マスコミの連中、おおよろこびで先生のことを記事にしますよ。なにか手をうたないと」
「わかってる。わかっているよ。まったく。たったの二ヶ月じゃないか。おっと、これは私が批判した議員も言ってたな。ふんっ、そうだな、これからは年金制度の複雑さを攻撃する方向でいこう。なーに、某知事も某ニュースキャスターも払ってなかったんだ。国民だっててめえが払ってないのに口やかましくやめろやめろ騒ぎたててるだけじゃねーか。ああっ、クソっ、こんなことで、おれはこんなことをするために議員になったんじゃねーんだ。なあ、おい、わかるだろ。今日だってそうだ。ほんとだったら今頃、○×の連中と口利きの件で懇談会のはずだったじゃねーかよ。なあ?若い女はべらせてよ?体調もばっちりだぜ?なあ?こんな歳になってもな、今日だって6回は俺の中学生のように濃いーいのをメス犬どもの腹の中にブチ撒けてやるつもりだったのによ。あーあ、もうやってらんねー。君、もう今日はこの話はいいからさ、とりあえず女呼んでよ女。すぐ、そう今すぐ。君にも何人かあてがってやるからさ。ああー、待ちきれねー、女ー、おんなーおんなああああああ」
「せ、先生…」
そのときです。すさまじい轟音と共に、襖が弾け飛びました。
「な、なんだ?なにが起った?」
襖の残骸を乗り越えてやってきたのはセーラー服に身をつつんだ少女でした。顔の中心を横切る大きな傷跡が印象的です。少女は、ゆっくりと二人に向ってゆきました。秘書の男が少女の前に出ます。
「き、きみ、なんだね!ここは君みたいなのが来る所ではない!警察を呼ぶよ……ああっ!ごぉがぁあああああああ!うぅ、うでっ!おおお、おれのうでぇ!うでぇ!」
少女の足には、いつのまにかおそろしい形をした刃物が四本生えていました。秘書の男は、前腕の半ばから無くなった、両腕の切り口と少女の顔を交互に信じられないといったふうに見ました。男の腕からは、時折、ぴゅー、ぴゅーと鮮血が吹き出します。じわり、じわりと切り口から滲みでたあかい液体は、つうっと、男の肘までたれてゆきました。
「デスサイズの武装年金………そうか…オマエは年…金の…」
「臓物を、ブチ撒けろ!!」
少女が腕をふるうと、少女の足の刃物達が、男を骨ごと、飴のように簡単に切り裂いてゆきます。それは解体という言葉がぴったりの作業でした。少し前まで有力議員の秘書という肩書をもった男は、ただの肉片となって、畳にできた自分の血溜りにボトリ、ボトリと落ちてゆきます。
小肥りの男は、秘書の、そんな姿など眼にはいっていないかのように、ただ、セーラー服の少女のほうをじっと、獲物を見る目で見ていました。男の口からはよだれがだらしなく糸をひいています。
「ヒヒッ、お、おんな、おんなおおおおんなああああああだああ。ひ、ヒ、ヒヒッ。は、はやく、はははっはやく、おんなおんなおんなああああああ」
少女の目がいちだんと鋭いものに変りました。
「脳漿を、ブチ撒けろ!!」
・・・
最近のニュースを見てると、年金未納者を狩る年金の戦士の活躍を描いた「武装年金」とかいうしょーもないストーリーが頭に浮かびます。「鋼の年金術師」とか。うわー、本当にしょーもねー。
ドレミノテレビをはじめてみた。うわー、朝っぱらから天下一品のスープのような濃いーい番組だー。なんかUA、ビヨークみたいとか思った。