4月上旬に取り上げたものども
映像たち
書物たち
以前、富士見ファンタジア文庫で出てた野尻抱介のデビュー作。長らく絶版になってたのがハヤカワ文庫JAで復刊されました。
舞台は未来、人類は宇宙に広がっていた。先の「大戦」で、文明、技術を失いかけたが、超高速航法、重力制御の技術は残った。ミリガン運送は、ワンマン社長のロイドと、腕利き女性操縦士のマージ、それにボロボロの宇宙船アルフェッカ号一隻のみ、という超零細会社。仕事上のトラブルで辺境宙域へ逃れる道中、ついに故障したアルフェッカ号。ロイドのセコい計算で、第五惑星ヴェイスの宇宙港にいくことに。アルフェッカ号の修理費を稼ぐには、ヴェイスまで荷物を運ぶしかない。しかしヴェイスまでの道程は、過去の「大戦」時に残された除去不可能な機雷原が広がっていた。そこで、優秀なナビゲーターを雇うことに。でも実はその子、メイは、頭脳は優れているが、実践経験のまるでない少女だった…。
プロットが、すこし大味に感じるのはゲームを元にした作品だからかな。悪役の方々の存在感があまりなかったり(とってつけたような)、ロイドがヴェイスを後にする決断もちょっと漫画ちっくでキャラが違うような気がしたりと、色々気になるところもあるんですが、主人公の三人が、自分にしかできない能力をフルに使って、知恵を振り絞って、勇気を振り絞って、時には運にもまかせて様々な困難を力を合せて乗り越えていくドラマはやっぱりすばらしいです。
ただ、ちょっと残念なのが表紙の絵とハヤカワから出たことでしょうか。今回は絵を、撫荒武吉(なであらぶきち)氏が描いていて、表紙は宇宙をバックにアルフェッカ号が着陸か離陸しようとしてる所という「ハード」なイラストです。これはこれでかっこいいんですが、これだとSF好き以外の中学生や高校生が手に取らないんじゃないかと思うんです。ハヤカワってブランドもSF臭が漂います。野尻抱介氏の小説はいわゆるSFですけど、それよりもその小説は、努力すること、知識を使いこなすこと、プロフェッショナルになることが、かっこいいことだって教えてくれる、かっこよく生きろよおまえら、と励ましてくれる本でもあります。今振り返ると、中学生か高校生のときに野尻抱介氏の本に出逢っていたらなと思うんですよ。それが、「SFってなんかヤ」という感覚で本が手に取られない(なんとなくSFが苦手という人はけっこういると思う。特にハードSF臭がすると)のは残念です。もうちっと若い人も手に取りやすいように出してほしかったな。
前回の続き。3組ともデートの後にはそれなりに得ることもあったね、よかったね、で終了。作画が復活してた。のっぺりとした話運びでたいくつ、というか、おじさんは話についていけねっす。きみらの心の動きがさっぱり理解できないです。断絶を感じます。コバルト読者との断絶、というか、今野緒雪との断絶を。いや、どおでもいいんですけど。あと、静の歌い方がキモかったのが心に残りますた。く、クチだけがカクカク動いてるよ!そんな最終回でした。
アニメ始まり杉。
メイが航法士として入社し、3人所帯になったミリガン運送は、また仕事上のトラブルである星系へ逃れることに。追手をまくために、環を持つガス惑星フェイダーリンクでそこの環に身を隠したけど、そこでまた故障するアルフェッカ号。命の危機を救ってくれたのは環の上で暮す人々でした。しかし、フェイダーリンクを太陽にする計画が進められていて、彼らの居住地は消滅の危機にさらされています。なんとか彼らを救いたいけど、相手は超大企業。さてなにか巧い手はないものか…。
うーん、この「巧い手」ってのはかなり甘い考えなのではないですか。ロイドが調査艇に潜入するっていっても、すり替えられた方の操縦士から足はつくんじゃないかな。なんか、この人達の行動(というかロイドの)って、けっこう行き当りばったりなんじゃ…。いろいろと大味なのはあいかわらずなんですが、このクライマックスはなかなか荘厳で美しい。無重力空間での人々の描写とか、真空状態での人間の活動の描写(すぐ死ぬってのは嘘だったんだ)なんかは想像力を刺激してくれますね。
なぜだか海に水没しちゃってる火星が舞台。どこかで見たような不景気の波で失業しちゃったグラム君が、謎のロボットに助けられたり、軍の戦闘にまきこまれたりしてるうちに海賊にスカウトされちゃったりする話。海中でのロボット戦がメインってのはおもしろい。設定がよくわかんないけど、ガンパレード・マーチと関係があるそうな。
「ベストSF2003」の国内SFで第2位の小川一水「第六大陸」[bk1][amazon]を読んでます。民間企業が月面基地を作るっていうプロジェクトXみたいな話。帯に「次世代型作家のリアル・フィクション」って書いてあるんだけど、人物造詣がみょーに漫画ちっくで萎える。まだ最後まで読んでないけどこれは…うーん。
コナミが企画開発をしたアニメ。コナミがアニメ作るのって初なんじゃなかったっけ。去年、特撮の「グランセイザー」で玩具展開に目覚めたコナミ、今回も番組と平行に玩具展開というバンダイモデルで作ってます。しかしグランセイザーといい、昭和臭さがぷんぷんするのはなぜなんだろうか。とってつけたような世界観のもと、腐女子のかたがたが好みそうな顔のおにーさんおねーさんがアムドライバーになって玩具の宣伝のため武器をとっかえひっかえ戦うテキトーな話っぽい印象。玩具のほうはちょっと欲しかったり。
四月開始のアニメ番組表(楽画喜堂)が便利。今日は浦沢直樹「MONSTER」のアニメが始まります。
Amazonのレビューで評価が異様に高い、天野敦之「会計のことが面白いほどわかる本 会計の基本の基本編」([bk1][amazon]) を読んでます。2chかどこかであの評価は自作自演くさいと言われてたりしますが、これはいい本だと思います。会計を理解しようとたよりない足取りで進むわれわれを、著者は足元のつまずきやすい石ころの場所を丁寧に教えながら導いてくれます。ダイヤモンドとか東洋経済なんかの、「これで決算書が読める!特集号」とかを買っちゃうけどいまいちよくわからんそこのあなた、この本はおすすめですぞ。
脚本・荒川稔久 監督・渡辺勝也。ジャスミンメインの回。後編。
前回ちょっとものたりない出来だったんですが、今回はおもしろい。「みんな、わたしのこと気味悪がるし、ともだちなんか、いらないし、死んでも…いいや…」テレバシー能力のせいで周囲の人間の思考が読めてしまい、誰も信じられなくなっていたというジャスミンの過去は結構うまく描けていました。なんか久しぶりに感じられるドロイド軍団とデカレンジャーとの戦いはかっこよかった。レッドとバーツロイドがマトリックスばりに闘ってた!東映頑張った!というか、もはやみなさんジャッジメントしないでぶっ殺してらっしゃるご様子。かなり強そうな口ぶりだったイーガロイドさんまでやられちゃったのは意外でした。武装強化されて幹部クラスで再登場しそうな予感ー。これまで各キャラクターの顔みせって感じだったけど、次回あたりから謎のエージェント・アブレラさんの目的が明かになってきて話が動きだしそうですね。
主人公のエージェント・マドラックスたんの顔みせ話らしい。アジアの小国に、反乱軍が入手したデータを回収しにきた腕利きの女戦士マドラックスたん。過去の記憶に引きずられてなんとなく政府軍もつぶしてみましたって話。
うーん…なんか演出がことごとくすべってる気がして、観ていて非常に居心地が悪い。
過去の記憶が云々って訳なんでしょうが、突然ドレスに着替えてのキリングタイム開始っていう展開にはどう反応したらいいのか困りますた。あ、もしかして笑うところだったとか?
友達に借りたノートにオタ絵が描かれてるのを発見してしまったかのような気まずさを感じる作品ですた。
ちょっと気になる記事があったのでメモ。なんかじわじわと包囲を狭められてるような。
スラッシュドットの記事、「著作権法改定へ、CD逆輸入を禁止」。切込隊長による産経新聞記事、『逆輸入防止法制化なら「CD値下げに努力」音楽8団体』についてのコメント(上のほうの記事)。「海外盤洋楽CD輸入禁止に反対する」
最近、曙が虎砲を修得など、格闘技界からも注目を浴びている(んなこたーない)最強の武術、陸奥圓明流ですが、その代々の継承者達をフィーチャーした漫画、川原正敏「修羅の刻」のアニメ化です。たったの5文でやとった役にたたなそうな用心棒。実は陸奥圓明流の使い手、陸奥八雲だった!ラッキー!という原作通りな話ですな。まあ手堅く作ってあるんじゃないでしょうか。来週あたりからうっかり友達に練習すると殺害してしまうおそれのあるえげつない陸奥圓明流の技が披露されそうですな。
浦沢直樹「MONSTER」のアニメ化。発行部数が累計2000万部という漫画のアニメ化でもこんな放送時間(テレビ朝日では24:40〜)に押し遣られるのか。と思ったけど、夕方じゃ会社員は見れないし、アニメでゴールデンは無理だし、ニュースタイムの後っていったらまあ妥当なのかな。ウルトラQと時間がぶつかってるけど。
ドイツの病院で働く若き天才外科医Dr.テンマ。患者優先ではない病院のやりかたに反感を感じつつも、自分を現在の地位にまでしてくれた恩もあり、なんとか折合いをつけていた。しかしある晩、急患で少年が運ばれてくる。彼は重体で、テンマにしか手術はできそうにない。しかし病院はもう一人の急患、市長の手術をテンマに要請した。テンマは病院長の命令に背いて、少年の手術を執刀するが、実はその少年は……という、原作に忠実な話ですね。緊張感のある演出と高いレベルの作画で安心して見れますた。
ふーん。深夜のB級特撮テイストな作品かと思ったんですが、結構金もかかってそうだし、丁寧に作ってあってびっくりしました。
突然でかい隕石が降ってきた!中から出てきたのはミサイルも効かない巨大ロボット、ガラゴンだった!日本中で大人気のコミュニケーションロボット(AIBOみたいなのだとおもいねえ)、ガラQ。実はガラゴンの指令で動く侵略兵器だった!という話。無機質な玩具の表情が、ある日とつぜん感じられなくなるという不気味さ、みたいなものを良く表現できていたんじゃないでしょうか。円谷系特撮のワビサビがちゃんと感じられる作品でした。なかなかよいです。ちなみにガラQのCMとかがわざわざ作ってあって、テレビの中でガラQが曲(これも作ったみたい)にあわせてジャパネットタカタのCMくさい動きでおどりまわりってました。こええ。
参考。旧ウルトラQ。

忙しー。本の感想書く暇がないー。とりあえず、イエスがみゃーみゃーと名古屋弁で話すというショッキングな聖書入門書、中丸明「絵画で読む聖書」と明日使えるムダ知識が満載なライトミステリー、伊吹秀明「黄金の血脈」あたりを近いうちに書きたい。
適当にその他のアニメ新番組感想ー。忘却の旋律(公式サイト)録画に失敗して前半しか見てないんですが、不思議な雰囲気の作品。世界が妙に閉じてる、というか奥行きがないような感じ。窮屈な感じを受ける映像が印象に残りました。鉄人28号(公式サイト)すごーく丁寧に作ってある。作画が超高レベルで、鉄人のスケール感もばっちり。しかしどうもこの「少年探偵」という生き物が生理的に受け付けなくて……
MMORPG(たくさんの人が参加するネットロールプレイングゲームの意)「RAGNAROK online」のアニメ化。ちなみにやったことないです。えらく一直線なライトファンタジーという感じですな。旅の途中に立寄った町で不思議女魔法使いタキウスさんに出逢ったユーファとロアン。タキウスさんを逆恨みする町のチンピラさんが仕掛けたいやがらせで、なんだかとんでもなく強いモンスターが町中に現れた!逃げればいいのになんだか戦うことに!という話でした。1ミリも期待しないで見てたんですが、戦闘場面はなかなか頑張っててよかったかも。あとタキウスさんのコスチュームがエローい。来週はモモーイが登場だ。
しまったー。「不思議の海のナディア」の再放送は水曜日だったのか。なぜか明日だと思ってたよ。見逃した……
伊吹秀明さんはわりと好きな作家さんの一人なんですが、こないだその公認ファンクラブのサイトでキリ番を踏んで伊吹秀明さんの作品集「On the Catwalk」(同人誌)をいただいてしまいました。わーい。Einhornさん、ありがとうございました。
blogをインストールしてみました。僕は毎日、このサイトとは別にメモのような日記をPC上でつけてます。ニュース記事へのリンクと記事への簡単なコメント、読んだ本の名前とその評価、作家データ集やらアニメ制作会社データ集なんかもつけてたりします。ただこれテキストファイルなので、外部のサイトや以前の記事へのリンクとか画像の貼り付けなんかができないのが不満なんですよ。で、そういったのをwikiやblog上でやればいいんじゃないかと思い至った訳で、マイPC上でblogデビューをすることにしました。猫も杓子もblog、blog、blogの昨今、ここはひとつ僕もblogで家内安全無病息災一日一善焼肉定食彼女もできてヤングエグゼクティブ猫まっしぐら、です。とりあえず、いっちばんインストールが簡単そうなSnipSnapを使ってみます。Javaで書かれててサーバーやらデータベースなんかが組みこまれてて(設定でApachやPostegreSQLなんかも使えます)javaのSDKさえあればSnipSnapの配布物だけでインストールできます。3分もかかってないんじゃないでしょうか。すばらしい。エンコードがUTF-8なので日本語もバッチリです。素敵すぎる。いやまだ使いかたわかんないんだけど。
コミックハイの第2号買った。うーん…なんか2号めにしてもうダメなんじゃ…
今晩はGANTZが始まりますね。
おっと、今気づいた。今回のInterCommunicationには稲葉振一郎氏と黒木玄氏の対談が! 「いかにして自分(と世の中)を変えるか 教養について」うわ、これは読みたい。明日立ち読みしてこよ。
以前どこかで、「消費税が3%から5%に上ったとき本のカバーを全部取っ替えなければならなくて出版社側がたいへん痛い思いをした」という話を読んだ覚えがあって、今回の総額表示はどう対応するのかと思ってたんですが、本に挟める「定価スリップ」で対応するみたいですね(京都新聞の記事)。このへんはすべて出版社側で対応するらしく、書店側でなにかやるということは無いみたいです。ふーん。
参考リンク 店長から「在庫の本に全部値札貼れヽ(`Д´)ノ」→実は勘違いだった
脚本・武上純希 監督・坂本太郎。
監獄衛星プリズロンから脱獄した凶悪爆弾犯のザムザ星人シェイク。シェイクは地球に潜伏しているザムザ星人の女の元に行くとあたりをつけ、ウメコとバンはその女を張り込むことに。だけどバンが張り込み対象の女性に一目惚れしてしまい…という話。なんだかみどころ満載でたのしいですよ。真っ昼間から鉄パイプ持って徘徊してる絵に描いたような三人組のチンピラさんや絵に描いたような空き巣さん、そして突然始まる刑務所帰りの男と女の昼ドラのような修羅場。女につかみかかってるのが宇宙人ってのがかなり笑えますが。シェイクの怪重機、シノビシャドーもなかなかかっこよかった。
さむいよ。そしてねむい。
西友ブランドのビデオテープ、120分10巻パックで950円(税込997円)というのを買ってみた。えらくやすいんだが大丈夫だろうか。
神経質でちょっとゆんゆんな女性(宝生舞)が、町のらくがきを消してまわってたら宇宙人を見ますた!命狙われてます!と新聞社に乗りこんでくる話。「変人あつかいされるばかりで…」つーかみなさんすこしは話を聞いたげなさいよ。前回あんだけあからさまな宇宙人出てきてんだからさ。それとも宇宙人が出たことは毎回リセットされてんのかな。パラレルワールドで、毎回各世界の地球は宇宙人に狙われるって話とか?というか、今回は作りがチープになってた。深夜の特撮っていったらこのくらいのレベルが普通なのか。まあダラっと楽しみましょう。ダラっと。
イノセンス観たー。うーん、押井守の作品のなかではいいのかもしれないのではないでしょうか。というかストーリー、どうにかならなかったの?このサイトの感想がよかった。で、観客動員数はどんなものなんだろうか。
「マリア様がみてる」と「十兵衛ちゃん2」が終了ー。十兵衛ちゃん、最後までおもしろかったです。絵と話のクオリティが最後までずっと高かったのはすごい。