【今週のインプット9月18日号】

お絵かきのお話・・・等身

うちの連中は、背が高い。
その上見事にやせている。
Belneなんぞはひょっとすると16等身ぐらい有ったりする。
デッサンするのも難しければ、コマに納めるのも大変だ。
天井に頭をぶつけるタイプである。

この等身というのがデッサンの中でもやっかいである。
私の場合どうも、頭がちっさくなって、体が大きくなりがちなんである。
クールに描こうとすると、そうなりがちなのだが、いかんせんあまりに頭が小さいと大変不自然になってしまう。第一表情が入らない。あとからみて、これはなんだかずいぶんいびつだと思ってしまう。
頭と首と肩も、ポーズを動かすと微妙にずれる。腰から上と下などは服の曲線のわずかな油断で、ひねりが利きすぎたりしてしまう。
もともと、身に付いているデッサンと言うよりは日々、気をつけていてやっと形になるような絵描きの私にとって、等身のバランスが崩れる理由はただ一つ、パターンで書き慣れてしまっているときである。
頭の形、下半身と胴体のボリューム、首筋と頭、関節の位置、このバランスさえものすごく変にならない限り、わずかなゆがみは、描いているときには目立たない。
人間一人がとりあえず(甚だしく曲がりなりに、)地面の上に立ってしまう。
描き慣れて、早書きしていて、見直すゆとりがないとき、(よくそういう状態には陥っちゃうのが問題だが)不得意部分から、絵が崩れていくのである。
Belneの場合は、等身、ここに一番狂いがくる。
気がつかないで、どんどん、頭が小さくなっちゃった時代なんかもある。頭の3倍くらいある手が、パース(遠近)上では、頭の後ろにあったりする。いやはや。
で、私の場合これは、他者から指摘されてもあまりわからない、そのときはそういう目で描いちゃっているらしい。自分で気がついて、落ち込む以外にないのである。

とりあえず、自分の等身は狂いがちだと、認識しながら絵を描くことにしている。
ちなみに、自覚的に作中Belneくんに、許容している等身は、9〜12等身くらいです。
等身間違い探しをしてみて下さい。
尚、16等身Belneくんを見つけて、一人でふっとほくそ笑んだら、そのまま忘れましょう。
等身間違いによる、返品返本は受け付けていません。