新しいアルバムは、レコーディングを開始している。
Q:ところで新しいアルバムの進行状況を教えてくれますか?
B:レコード会社の回し者だな?(笑)ツァーが12月に始まるんだけど、
その直後に発売されるはずなんだ。あと半年はあるな。まだ数曲しか録れていない

Q:初めて、自分自身でプロデュースを
B:誰もやってくれないんだもん。路上の花のスタッフは、
今、みんなGのレコーディングに掛かりきりさ。
こんな時、ほとんどのスタッフが借 り物だったというツケが回ってきちゃうんだよな。

Q:現在のメンバーは?
B:心配してくれているのか?ええと、ギターはサデ・ナイト、この春インディーズで
アナログ盤を出したツワモノのベテランギタリストだ。スタン・ナイトの兄。
ベイシストが以前Gのバックにいたディブ、キィボードが、美貌のアントリニスィンバーン。
ドラムスはオーディション中だ。
スタッフは11thの常設スタッフがいるんで不便はしていない。
ツァーは、Gの事務所が整えてくれるらしい。

Q:あまり把握していない?
B:してねぇな…ハ!悪いかよ。

Q:Gはとことん把握してますからね。
B:偉大なガードルードレアモンと比較するんじゃないよ。
あいつは頭がいくつもあるんだからさ。

Q:ヒドラ(九頭竜)?
B:※ ヤマタノオロチさ、

Q:はい?
B:フル回転する賢しい頭に加えて各専門分野にブレインがいるんだぜ。
人間一人がつましく生きて行くのにどこにそんな必要があるんだよなぁといっても、
散々世話になったんだその必要性は…実は身に染みて理解してはいるんだけどね…うん。

註/※日本の伝説的な八頭竜の怪物らしい

Q:各紙が取りざたしている彼との親密な関係について尋いてもいい?
B:だめ

Q:それは結構明らかな回答だと思わないませんか?
B:多分ね

Q:これ以上尋いてはだめ?

B:だめ

Q:貴方がバイセクシュアルかどうかも尋いちゃだめですか?
B:そんなこと尋いてどうするんだ?俺は誰とでも寝るよ。
(実際には彼は、何とでも寝るよと言った)男と女の区別なんかつかないもん。

Q:いいんですか?その発言も載りますよ。
B:パンクとオルタナティブの区別もつかない俺がそんな難しい区別がつくわきゃないだろ。

Q:……。
B:話題を変えてくれよ。

Q:解りました。ところでプライベィトなついでにもう一つ。2度ほど入院してますよね?
B:してるよ。

Q:麻薬中毒の治療という噂がまことしやかに流れていますが。
B:ああ…麻薬は使用していない。言ったろ俺は流行遅れなんだ。
ああいったお決まりのハヤりには乗らないんだよ。

Q:それはGの影響?
B:ああ、それは否定しないな。薬品を使って獲得できるものは少ないってさ。
彼は俺の酒量にまで口を出すんだから、ドラッグなんてとんでもねえよ。

Q:では何の治療で。
B:子供のころからの疾患とだけいっておくよ。
そっから先は本当にごくプライベートな問題なんで、ちょっと話したくないな。

Q:ファンは心配していますよ
B:全然心配はないよ

Q:それを聞いて安心する人も多いでしょう。皆さん、全く心配ないそうです。
B:安心して欲しい。俺のことなんかで心配しないでくれ
こんな、現代のなかにあって不安な日常を過ごしている人々はとても多いと思うんだ。
謂れのない不安、俺もそいつを抱えながら、この世をほっつき歩いているってわけなんだが…

Q:時代のリアルの中に生きる貴方の詞は、時に非常に夢想的ですよね
B:うん、夢想って言うのはこの生きにくい現代をリアルに捉えて、
前進して行くための、言わば道端のベンチみたいなものなんだ座るとほっとするけれど
街は眼前で動いている。いつまでも座りっぱなしってわけには行かない。
また歩き出すためのベンチなんだよ。

Q:休息のための?
B:そう日常的なバケイションとしてのね…。いつまでも続かない、
だが、実際消え失せっちまうってものでもない。
実は、夢想は現実よりもつき合いにくい厄介な代物なのさ。

Q:なるほど
B:俺は、あんまりこの世のことを気にしてないと思う。
新聞記事は人に任せて、吹いている風の方向や匂いを探っている。
人間の社会には関連が薄くても、吹く風だって目の前で起こっている事実には変わりないだろ?

Q:わが家の飼い猫もそういった風情ですよ。
B:俺はでも、彼らほど切実じゃないな  きっと。
─ 何本目かのJPSを灰皿でねじ消したのが、終わりの合図になった。
座っていると意外に華奢な印象がするのは身長に比しての痩身のせいだろう。
彼は、インタビューを終えて立ち上ると握手を求めてきた。美しく長い指に濃いマニキュアが施してある。
彼は、ある種の親密さを感じさせる表情でゆっくりと微笑するとドアの外に視線を回した。
インタビューの間中、彼の印象を修飾していた打ち解けた感じがみるみるうちに消え失せ、
部屋に入ってきた途端のあの近寄りがたいよそよそしさを再び身に纏うと、
まるで見知らぬ生き物のように私の前を横切って部屋から出て行った。 ─
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