◇ 出場選手 玉田正樹さんの感想(ひろば掲載文章)
都民体育大会アーチェリー競技に出場して −幾度目かの優勝−
2002年5月26日、緑に包まれ初夏の雰囲気すら漂う駒沢公園。そんな和やかな雰囲気とはかけ離れた砂埃舞う駒沢第1球技場。都民体育大会アーチェリー競技の会場に私はふらふらと足を運んだ。
「もう何度目になるのだろう」ふと思う。社会人になった年にメンバー入りしたので、今年でもう8回目になる。過去数度手にした優勝旗はここ3〜4年触った記憶が無い。優勝旗にぶら下がっているリボンの区名がかろうじて過去の栄光を称える。
他区の台頭もあるが、毎年優勝候補に上げられているほどの強豪である大田区が優勝から遠ざかった要因は多分に私にある。肝心なところで大失敗を犯すからだ。去年にいたっては的にも当たらないスーパーミスショット、しかも決勝戦という場で。当然優勝を逃した。
大田区を優勝から遠ざけ、代わりに得た物といえば「都民体育大会のエンターテナー」という真にありがたくない称号だ。まあ、楽しんでもらえるのは嬉しいのだが…。「さてはて今年は何をやらかすやら…。」と自分の不安と周囲の期待に包まれ大会は始まった。
しかし、今年は違った。激しい体調不良に見舞われて、射つ事以外に何も考えられなかったのが功を奏したらしい。風邪薬や精力剤を大量に摂取し、限界一歩手前の私の体調とは裏腹にミスらしいミスも無く順当に決勝戦へ駒を進めたのだ。
私のミスさえなければもともと地力のある大田区。決勝戦も周囲の期待を裏切り(?)圧勝で今年度の都民体育大会を制したのだ。
久しぶりに手にする優勝旗。「来年も私が体調を崩せば優勝できるのだろうか?」などという疑問もあるが、感無量。来年も優勝を目指そうと心に誓うのであった。
ただ、決勝戦終了後に観客から「今年は何も無かったからつまらない…」どうやらエンターテナーとしては失格だったらしい…。ちょっと複雑な気分だが優勝できたのだからよしとしよう。