モデルの製作No.2



 

シープレス(糸杉)の2mm厚の側板を型に注意深く合わせながら電熱ヒーターで曲げる。ト−レスの時代は熱した石炭を鉄の型に入れ、型を熱し曲げていた。向こう側に見えるのがギターを組み上げる型。

    

裏板の削り出し。表板も同様に、カリパスでそれぞれの部位を計測し、ねらいの音響モードにチューニングする為タップトーン(板の打音)を聴きながら、少しずつ厚みを調整。スクレーパー(薄い鋼板にバリを立たせた道具)で削る。

              

トルナボスを銅板で製作する。他のト−レス後の製作家では木製、ボール紙、真鍮板を使用した例がある。トルナボスに正ダイヤ型ダイヤ型・ホームベース型・三角型の調整穴を空ける。

(写真をクリックすると拡大します。)

表面板にトルナボスを固定した後にニカワでバスバーを接着する。その後、トランスバー(横方向の力木)を接着。第三番めのトランスバーは半月型に切り込みが入れられている。これにより、両端のバスバーがトルナボスの取り付けられているサウンドホールまでのびる事になる。ト−レスのトルナボスギターの設計では大部分がこの方式をとっている。後にフランス人製作家ロベール・ブーシェはト−レスのギターからトルナボスを取り除く修理をし、それにヒントを得、この二重橋スタイルのトランスバーを用いた。

*ロベール・ブーシェのhtmへLINK    

加工したネック、表面板、横板を組み合わせる。ネックとボディーのジョイントはスペイン式と呼ばれるネックのヒールエンドに溝を切りそこに横板をはめ込む方式である。ト−レスのこの時期の作品は横板と表面板の接着に単体ブロックでなく、ノコ目を入れた薄いライニングを使用している。

                    

 

型に入れ組み合わせ後、裏板のトランスバーを横板に接着。だんだんギターの形になってくる。

        

 

裏板を接着するため裏板接着用の型に載せる。

ライニング、バスバーに膠をつけ裏板を素早く載せヒモで型に縛り付け固定する。

           




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